【異世界漫画】ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される。 1~49,2 【マンガ動画】

なあ、グリモ。あれって俺がお前に身体を 貸しているようなもんか。こっちは完全に ロイド様主導なんで全然違いやすよ。言う なら自分は付属品のようなもんでさ。 あっちはパズの野郎が魔獣の身体を乗っ てるんですな。魔人の身体は実態がないの で他の生物の身体と一体化できるらしい。 グリモが俺の右手に入っているようにパズ も魔獣の身体に入っているのだろう。ただ 向こうの主導権は完全に奴にあるようだ。 巨大ベアウルフパズが唸り声をあげながら こちらに歩み寄ってくる。さあ立ち上がる 良い。我が属たちよ。パズの言葉で今まで 倒れしていたベアウルフたちに頑光が宿る 。ゆっくりと立ち上がるベアウルフたちの 身体にはうっすらと黒いモヤのようなもの がまとわりついていた。あれはパズの魔力 か。魔獣とは魔力を持った物質を食らい 強く大きくなった獣だ。そうして魔獣と なった獣はより強くなるために魔力を帯び たものを好んで処すようになる。パズは 自身の魔力を与えて傷を負った魔獣を回復 させているのだろう。か魔獣使いなどは そうして魔獣を操っていると書物で読んだ ことがある。ふむふむ。実際に見てみると よくわかるがあれはただの魔力ではないな 。魔獣たちの身体が受け入れやすいよう 魔力の性質を変化させているように見える 。各下に他人の魔力というのは簡単に 受け入れられるようなものではない。ゆえ にその性質を変化させ受け入れやすくして いるのだろう。強い魔力を持つものが近く にいるとかなり気になるしな。だから俺は 普段は魔力を抑えて活動しているのだが、 これが結構疲れるんだよな。なるほど。 魔力にはああいう使い方もあるのか。 面白い。ガルルグう。唸り声をあげるベア ウルフにこの絵たちは後ずさる。 立ち上がったベアウルフたちの身体の傷は みるみる塞がり、心なし に見える。ば、バカな。倒したはずなのに 。イント車を使って白を抜け出た俺は 同じく風景術である秘匠にて町から遠く 離れた荒野へとたどり着いた。見渡す限り の荒野周りには町も人もいない。うん。 ここなら思う存分魔術の実験ができそうだ 。おっと、その前にグリモに連絡を入れて おくか。米かに指を当て、目を閉じて 念じる。グリモ、聞こえるか?え、ロイド 様聞こえますぜ。今は図書館で本を読んで いやす。何人かとすれ違いやしたが、特に 気にしたものはいなさそうっす。そうか。 シルファが来たらその時は教えてくれ。 勝手んでさ。とりあえずグリモの方は問題 はなさそうである。これならしばらくは 実験に専念できそうだ。そういえば 思いっきり魔術を使うなんて初めてかも しれないな。生まれた時に火球で部屋を 破壊して以来危険すぎるので攻撃魔術の 仕様は控えてたのである。魔術書で理論 だけ習得し結界を張って加減して打って みるのが精一杯。思いきり魔術を打ったら どうなるか怖いような楽しみなような戦 踊り地強としながら俺は手のひから口を 生み出すと20重を開始する。呪文族にて 影するのは家計トマ術モ神 小円牙と土計トマ術モ神魔術新内岩牙栄症 と共に魔力が集まっていきそうになった それを解き放つ 鈴じ響き がなり地面が大きく流気したそれと共に炎 が吹き上がる ただの岩ではなく真っ赤に焼けただれた 溶岩の塊だ。あち、ちょっと話すか。座標 を前方に向けさせると、溶岩は倒れながら 荒野を焼いていく。そこに触れた岩山が銃 と白い煙を上げて解け、溶岩団が地面に 落ちて火柱を上げた。これは思ったより やばい威力だな。前方200m司方が原に なっちまった。上位魔術でも効果範囲は 10m四方もないくらいなのだが、これが 20章の威力か。 しかし1土の20重賞で溶岩かイメージ 通りだな。この調子なら他の組み合わせも 多分ともかくもっといろんな組み合わせを 試してみよう。俺は20重魔術を気が済む とまで試し打ちした。魔術師として大切な ものはまずは家柄、次に才能、そして最後 に努力である。魔術師の素ウィリアム ボルド。が術学園の入学式学長の挨拶で 1番最初に言われた言葉だ。魔術師という のはまず家柄と血筋が大事でそれから才能 努力なんてものはほとんど意味がないと 続けられた。家柄は言わずもが古くから 続く勇正しい家には非少な魔術書と唸る ほどの材力が受け継がれ、代々積み重ね られた脈は魔術師として有利になるよう より濃く深く洗練されていく。才能も当然 大事だ。魔術を扱うセンス、独力、再現力 、理解力、身体能力、才能に優れたものは しばしば家柄の確保も量する。そして最後 に努力だが、これは努力が無駄というわけ ではない。努力はただの前提。魔術師を 心す以上心身ともに鍛え上げ、日々の修行 は欠かさず魔術書を読み込むなんてことは みんながやっている。だから日々懸命に 励みなさい。挨拶はそう締めくられた。 まあ、しかしそんなことはどうでも良かっ た。俺は庶民の生まれで大した才能もない と言われていたが、魔術がただ好きだった 。何もないところから炎や氷、雷が 生まれる神秘、術式によって様々な顔を 見せる奇跡。それが自分の手で行われると いう私服。あっという間に魔術の取った俺 にとってこの魔術学園での生活は最高だっ た。だがそんな日は終わりを迎えることと なる。音の発端はとある公爵家借難の魔術 書が登難された事件。誇りある貴族が盗み などするはずがない。そう言って彼が疑い の目を向けたのは魔術学園唯一庶民の 生まれである俺だった。ん隣にいるのは誰 だろう?アルベルトの横にバンダナをした 黒髪の男がいた。かなり鍛えているようで 細いがマッチョである。年はアルベルトと 同じくらいだろうか。鋭い目つきで俺を じっと見ている。白は随分お前の言うこと を聞くようになったみたいだね。はい。 アリーゼさんにご教授いただきました。 アリーゼによ。よくあの説明で理解できた ね。あは少し難易度は高かったですけれど 。苦傷する俺を見てアルベルトは口元に手 を当てる。ふむ。まさかアリーゼのまと 魔力の動きを読み、魔獣を操る技を推り 習得した。いやいや、いくらロイドでも さすがにそんなことはできないだろう。 単に魔獣がロイドになれただけだろうな。 うん。ない。アルベルトは日汗を浮かべ ながら首を振っている。なんだか顔色が 悪い気がするけど大丈夫だろうか。おいる 兄物言ってんだよ。男がしびれを切らした ように声をあげると、アルベルトは 思い出したように咳払いを1つした。夫 すまない。紹介するよ、ロイド。彼は ディアン。お前の兄だ。え、兄さんですか ?おお、久々だな、ロイド。でも俺はお前 が小さい頃から隣獄バートラムに行ってた からな。覚えてないか?でっかくなった じゃないか。今帰ったぜ。 ディアンディサルーム。大使王子で俺が3 歳くらいの頃アルベルトと一緒に俺を見に 来たんだっけ?顔にちょっとだけおかげが ある。目つきが悪いとか。リアンは俺と 同じくらいの年の頃から優れた火事技術を 持つ隣国バートラムに留学に行っていた。 多分政治的な理由だろう。有効の証とか 王子の見ながら国のために勉強に行くとは 立派だと思った記憶がある。そんな ディアンをなぜアルベルトは俺の元へ連れ てきたのだろうか。アルニーなんで俺を ロイドのところへ連れてきたんだ。 顔合わせならいつでもいいだろ。どうやら 向こうも同じことを思ったようだ。 アルベルトはにやりと笑う。実は ナディアン、このロイドこそが霊の不与術 師なのだよ。 な、嘘だろ、アルニー。こんなちびがこの 魔剣に不与を施したってのか。リアンは 以前俺がアルベルトに付与した魔剣を 指さして驚いている。そして俺の目の前に しゃがみ込むと顎に手を当てなめ回すよう に見つめてきた。ヌー信じられんが アルニーが嘘を言うとも思えん。よし ロイドお前を試す。こっち来い。そう言う とディアンは俺を脇に抱え走り出した。え 、おい、ディアン、待て。どこへ行くんだ ?悪りなある兄。リアンはアルベルトに手 を振るとそのまま駆け出した。長期限で 花歌を歌いながら俺たちの戦闘を行く。 雪先が同じだからと同行を申し出 アルベルトもそれを許可したのだ。 もちろんただついてくるわけではなく魔物 が出てきたら戦闘もこなしている。戦闘力 はこの絵たちより2段は上といったところ かというか以前あった時より技がさえて いる気がする。あれから修行でも積んだの だろうか。1人で魔物を半分くらいは倒し ている。その強さと性格から最初は警戒し ていたこの絵たちもに心を許し始めていた 。全くアルベルト様もあんな怪しげな少女 に同行を許すなんてどうかしています。 ねえ、ロイド様。あ、そうだね。ただ シルファはタオのことが気に入らないのか 。不機嫌そうだ。俺もタオとは目を合わさ ないようにしているのだが、ちらこちらを 見てくる。まさか俺のこと気づいてないよ な。じ、いつの間にかタオが俺の近くに まで来てじっと見つめていた。うお、 びっくりするじゃないか。ねえ、君、 私たちどこかで会ったことないか?さ、 さあ、わからないな。いきなりの質問に ついが泳いでしまう。ムー、なんだか 怪しいね。でも会ってるはずがないのは私 にも分かるなのに。なの?この感じ。 やばいな。この視線怪しまえている気が する。その原因は間違いなく木の呼吸だ。 ついさっきまで修行のために木の呼吸をし ていたからな。呼吸の仕方がロベルトと似 ているから怪しんでいるのだろう。 しくじった。とはいえいきなりやめたら不 自然だしここは知らぬゾで押し通すしか ない。あの時姿を変えていたのは不幸中の 幸いだったな。ロイド様森の方を見て くだせ。あの娘が探しているという祠ら あれがそうじゃないんですかい?グリモの 声に従い森の方へ視線を向けるとヒ々の 隙間からぼけた石の建物が見えた。ナイス だりも追い払うチャンスである。タオあれ が君の向かおうとしている祠じゃないのか い。 まさしくあの祠よ。ありがとね。兵士の皆 さんにもお世話になったね。それでは私は これで失礼するよ。タオは慌たしく頭を 下げるとすごい速さで走っていった。ふう 。よかった。なんとかバレる前に追い払え たか。ありがとなグリモ。へ気にしないで くだせえ。ロイド様の使い間として当然の ことをしただけっすよ。それにこの程度で あんたの信頼を変えるなら安易もんだぜ。 くん?何か言ったか?いえ、何も。そ、 それよりあの祠らなんだか妙な感じがし ますぜ。そうなのか。っていうか強くなり たかったのなら身体を鍛えるならなんなり やり用はあったんじゃないか。面倒な思い をしてまで部下を集めるよりよほど効率的 だろ。楽しいから雲なく続けられるので ある。パズは戦闘スタイルからして肉段が 得意なタイプ。部下を集めて命令を出す より身体を鍛える方が賞にあってそうだし な。俺が寝ても冷めても魔術をやって られるのも純粋に楽しいからだ。魔術の 修行は俺様もやってきたがそう楽なもん じゃねえ。リヘドを吐き、地味な反復をし 、努力を重ねて少しずつものにしていく もんだ。それをロイドはそりゃもう楽し そうにやりやがる。毎日常今までもこれ からもだろう。そんなやに努力だなんだと 言ってるやが勝てるわけがねえ。グリモが ブツブツ言っているが吹きさぶ風の音で よく聞こえない。俺の言葉にパズは苦笑い を浮かべる。ふ、我の肺員は楽しめなかっ たことか全く無茶を言ってくれる。そう 言い残し、パズの身体は砂のように サラサラと消滅していく。夫と尻りとなっ て消えゆくパズへグリモが大きく口を開け 吸い込み始める。どうやらその魔力を食べ ているようだ。え、魔人の魔力ってのは やっぱうまいぜ。力がかなり戻ってき やがった。こいつのそばにいれば上質な 魔力の補充にはこかかかねえ。この調子で 魔力を増やし、そのうちこいつの身体を 乗ってやるぜ。ブツブツ言いながら北グリ もその力はほんの少し増しているように 見える。どうやら魔力を食べて強くなる ようだな。どうでもいいけど腹壊すなよ。 そりゃもうええ。俺の言葉にグリモは慌て て返事をするのだった。高速で迫りくる かず。俺のそばにいたベアウルフたちが 立ちふがる。ガウぐるお。もしかして俺を 守ろうとしてくれてるのか。でも危ないぞ 。知りかせようとしたが間に合わない。 邪魔をするな。パズが両腕を振うと ベアウルフたちは引き飛ばされた。 地面に叩きつけられたベアウルフたち悲鳴 をあげた。こいつ自分の眷属をなんてやつ だ。パズはタオレフスベアウルフたちには 目もくれず、俺目がけて体当たりを ぶちかましてきた。ドスんと自動発動した 魔力衝壁ごと俺の身体は湖へと吹き飛ばさ れる。だが風景魔術非秘障発動。風を まとった俺はコ面の上を滑り、中央あたり で止まった。しゃあ。翼を広げ地面を蹴り 即座に追撃してくるパズ。振り下ろされた 右手から放たれる魔力派を魔力消壁で 受け止めた。おい、自分で育てた大事な 眷属だろ。殴るなんてひどいじゃないか。 何を言っている?我に逆らう愚かな犬など も早や眷属でも何でもないわ。貴様を殺し た後に全て首り殺してくれる。ひどいな。 モフモフ。帝国を作るんじゃなかったのか よ。魔獣帝国だ。顔を真っ赤にして俺を 殴りつけてくるパズ。ダメージは全くない が、それでも魔力消壁をきしませるほどの 威力。ただ殴っただけ邪高はならない。 これも魔力の性質変化か。両手に魔力を 集めて皇室化攻撃力を上げるようイメージ しているんだな。面白そうだ。俺もやって みるかとはいえ素ではあれだし。そうだ。 鞄の中に武器があったっけ。以前不魔術で 使った鉄の探検。あれを使えば剣で同じ ことができるよな。俺に背を向け何か ブツブツ言っている。なんだろう。 やっぱり剣を折りすぎて怒っているのかな 。ロイドはい。思わずピンと背筋を伸ばし てしまう。俺の想像に反して振り返った アルベルトは微笑みを浮かべていた。 ありがとう。これだけ武器があればこの絵 たちも喜ぶだろう。ところで実は父上から 魔獣の討伐を申しけられているんだが よかったらロイドも来ないか。魔獣狩り ですか?魔獣とは魔力を持つ巨大な獣の ことだ。とても知能が高く人の言葉を理解 するものもいる。基本的には人になつく ことはなく、群れも作らず単独で生活して おり、水路や畑を荒らしたり時には小さな 村を滅ぼすこともある厄介な獣だ。前世で 1度見たことがあるが、その時は身のた 5mほどはある巨大なイノシシで町の壁を 破壊して建物をいくつも東壊させていた。 その時は警備の兵士10人係かりでなんと か追い払えたんだっけ?ちなみに王子に なって知ったことだが、庶民にとっては 危険な魔獣も一部の貴族たちにとっては狩 の対象である。シャールズやアルベルトラ 兄王子たちから魔獣狩りの話は何度か聞い ていた。1度行ってみたいと思ってたんだ よな。ああ、父上から大使っていてね。 明後日この絵を連れて大児に行くんだよ。 どうだい?行く。行きます。2つ返事で 承諾する。大っぴらに城の外へ出られるし 、この絵たちが戦うなら不魔術の効果も 実際に見る機会だ。それに魔獣と戦うので あれば試したい魔術もある。断る理由は1 つもない。お話中失礼します。アルベルト 様、私も同行してよろしいでしょうか? シルファが半保前に出てうやうやしく頭を 下げる。ああ、君はロイドの護衛権 世話係かりだからね。当然ついてくると いい。ありがとうございます。そしてまた 霊をして下がる。よし、決まりだ。それで は明後日の朝2人で僕の部屋に来るように 。分かったね。はい。俺は元気よく答え アルベルトの部屋を後にした。上期限で 廊下を歩く俺の後ろをシルファは音を立て ずついてくる。そういえばシルファは魔獣 って見たことある?ええ、何度か父の 魔獣狩りについていきました。騎士団の者 たちで追い立てるのですか?すごく楽しい ですよ。きっとロイド様も気にいると思い ますよ。うん。楽しみ。満面のエミを返す 俺を見てシルファはやや顔を背ける。 初めての魔獣狩り。日々の剣術ごっこで ロイド様の腕はかなりのものになりました し、ここらで1度実践というのも悪くは ないかもしれませんね。やはり実際に剣を 使って戦ってみなければ現術というものは 分からないですから。ロイド様も剣士とし ての自覚を持たれるちょうどいい機会です ね。それにもしかしたらロイド様の全力を 見る機会もあるかもしれません。ふっ 楽しみになってきましたね。何をブツブツ 言ってるのだろうか。えへ、皆様方ロイド 様に興味心身なんですよ。そうか。地味な 七尾にそこまで注目もするはずがない だろう。まあいいや。とにかく明後日が 楽しみだ。無駄ね。ボスを倒すまで開か ないよ。そういえばダンジョンには不思議 な部屋がいくつかあるらしい。ワープする 部屋や魔物が異常にいる部屋、回復できる 部屋など。特にボスの部屋は1度入ると 倒すまで出られないとか。フーム魔術以外 での結界か。実に興味深い。ぐるる。 唸り声と共に部屋の奥から巨大な4速が 進み出てくる。灰色の毛に青い瞳。鋭い牙 の魔物だ。グレイウルフね。危ないから ロイドは下がってるよ。ガウタオが構える と同時にグレイウルフが飛びかかる。鋭い 爪による引っかきを少しだけ下がってか 交わし飛行団を放った。命中グレウルフは 引き飛びながらも姿勢を立て直し着地する 。戦闘はタオが優勢だ。接近線しかでき ないグレウルフはタオの身のこなしと気候 団になす術がないようである。とりあえず 任せても問題なさそうだな。俺はこっちの 結界を調べさせてもらおう。ボスを倒し たら消えるみたいだし。ロベルトにかっこ いいとこミセルある。 としてつられ念願の彼氏ゲットね。そのためにお前には不議台になってもらうよ。お タオは何か独り言を言いながら戦っているがグレウルフの吠え声でよく聞こえない。なるほど。この結界の魔力供給源はダンジョンなのか。ということは結界はダンジョンの能力。入った途端に発動するということは自動制御だよな。 これはどのダンジョンにもあるものらしい が、そこまでして侵入者をボスから逃し たくない理由は何だろうか。そもそもなぜ 侵入者を招き入れる?人を倒して栄養にし ているのかも。ってこっち見てない。 あるう。ああ、うるさい。集中できないぞ 。風景討術音声。よし、これでうるさく ない。集中して考え事ができるというもの である。 今したロイドが使われたのは魔獣使いの技 。アリーゼの力は天生の際によるもの。 自覚がないがゆえにアンコントローラブル ですが、ロイド様は確実に自覚して使われ ていた。しかも他の魔獣使いはアリーゼ様 の前ではまともにコントロールできなく なっていたのにあれほど見事にこのまま アリーゼを超える魔獣使いの技を習得して いただければ集まってくる動物たちを 追い払っていただけるかもしれません。 ここが動物だらけなせいで他のメイドたち は怖がって近寄りもしないし餌やり汗も 大変。おかげで私の休みはなく ショッピングやカフェに行く暇もなし。 ええ、そうです。ともここは是非とも ロイド様に頑張っていただかねば何か強烈 な念を感じ振り向くとエリスが期待を込め たような目で俺をじっと見つめている。 ロイド様またいらしてください。アリーゼ 様はもっと色々なことを教えられるよう ですよ。まあナイスだわ、エリス。え、 そうよロイド。私はもっとたくさんのこと を教えてあげられますから。だから是非 また来てね。各かに魔獣使いの技がこれ だけなはずがないよな。また何か疑問が 生まれたら聞きに来るとしよう。あまり まともな返事は期待できないけどな。 容姿しろ。いい子だぞ。オン宣告投げた ボールを取ってきた白の頭を撫でてやる。 魔力の性質変化を利用したイメージの共有 はかなり便利でこれを使えば大抵の行動は させられるようになっていた。ちなみに さっきもただ普通に投げたわけではなく めちゃくちゃ高く投げた。風景トマ術を 使って城の上壁くらいの高さにだ。それを 壁と壁の間を登らせて鳥に行かせたので ある。魔獣ならではの動きだ。やるな。白 。ただ動き回る白を常時魔力でついでおく のはそれなりに負担なため魔力刻印を用い て命令したい時だけ魔力を飛ばして白と 繋がることで解決した。とりあえずこれで 日常生活に慣れさせていくか。ヤーロイド 。そんなことを考えていると芝フの向こう からアルベルトが歩いてくる。第2王子 アルベルト俺のここの上の兄で金髪聴心の イケメンだ。魔術に関してはかなりの腕前 で俺をよく魔術の訓練に連れて行って くれる。ちなみに大い継承候補と噂されて いるようだ。王族たるもの女性からそう いう視線を向けられることは少なくない。 周り体に言えばモテるということだが、 あまり彼女たちを甘く見るなよ。女性が僕 たちを見る目はとてもシビアだ。あまり だらしなくしていると霊水をぶっかけられ ちまうぞ。はわあ。すごく真面目な顔で何 を言っているんだろう。この人は。もしか してアルベルトは女性関係でひどい目にで も会っているのだろうか。アルベルト様。 うわ。いきなり後ろから声をかけられ、 アルベルトはビクっと肩を振わせる。 振り向くと満面の笑を浮かべるシルファが いた。シルファは笑顔のまま手にしたTを 差し出した。驚かせて失礼いたしました。 お茶が入りましたよ。あ、ありがとう。 シルファから茶をついでもらった アルベルトはTカップをずっとすする。 そしてぶっと吹き出しそうになり、なんと か耐えた。暑かったのか渋かったのか はまた両方か。アルベルトはゲホゲほと 咳込んでいる。アルベルト様と言えど、 あまりロイド様に余計な知識を与えませぬ ようお願いします。ああ、もちろんだとも それを聞いて安心いたしました。ではご ゆっくり。シルファはにっこり笑うと俺 たちに背を向け去っていったな。怖いだろ 。そう言ってアルベルトは苦傷する。いや 、どう考えても自業自得だろう。行け。 放たれた火球が高速回転しながら1番 高得点の区の的を狙って飛んでいく。 ちなみにこいつは強烈な横回転をかけて いる。やや左に曲がって当たるはずだ。 火球は俺の予定通り飛んでいきの 円ギリギリをかめた。倒れなかったため これは特典にはならない。だがこれでいい 。敵の真ん中に当ててあまり注目されても 困るからあえてギリギリ当たっても倒れ ないポイントを狙ったのだ。この回転数 角度射室速度で打てば命中するのは計算 通りだが実際やってみると案外思った通り には飛ばないものだからな。実験は大事だ 。惜しかったね。ロイドでは僕の番だ。 今度は俺に変わってアルベルトが的の前に 立つ。として集中し、手元に生み出した 火球を放った。俺のより回りは大きな火球 が真っすぐに飛んでいき、俺が倒し損ねた 的の中央に命中した。お見事です。 アルベルト兄さん、ありがとう。さあ、次 はロイドだよ。今度は俺が的の前に立つ。 次は下から上に競り上がっていくように 回転を加えて火球を放つ。球は俺の思った 通りの曲線を描き、的の上部をかめた。次 もその次も火球は俺の思い通りの奇跡を 描き狙い通りの箇所にあたる。ふむふむ。 魔力級に回転力を加えて変化させるのは 悪くないな。普通にコントロールして 曲げるよりも圧倒的に魔力を使わずに住む し、速度も比較にならない。実験成功と いったところか。そんなことを考えている と、遠くからひそひそ声が聞こえてきた。 アルベルト様はさすがだな。見事に全て 命中させておられる。それに比べてロイド 様はやはり子供だ。高徳点の的ばかり狙っ て外しておられる。自分にあったのを狙え ば良いのに。俺たちを見ていた魔術師の 言葉だ。よしよし。うまくごまかせている ようである。やれやれ。お前たち見てて わからないのか?するといきなり アルベルトが魔術師たちに声をかけた。う 、まさか俺のやっていることに気づいたの か?ドキドキしながら聞き耳を立てる。 かすっているだけとはいえロイドが放った 魔術は全て的に命中している。しかも1番 小さな区間にな。それにわずかだが火球が 敵に向かって動いていた。おそらく制業 系統魔術の才能があるのだろう。おお。そ 、そうだったのですか?それは気づきませ ん。全く不穴だな。お前たちはふう。どう やら完全にバレているわけではないようで ある。ちなみに制御系統魔術は7歳の頃に 極めた。俺がよくその手の本を読んでいた からそう勘違いしてくれたのだろう。 ロイドは魔術の才能がある。小さな頃から 才能を伸ばしていけばゆくゆくは大魔術師 や賢者も夢ではあるまい。今のうちにこう して仲良くしておけば僕が大いに着く頃に はきっと大きな力になってくれるだろう。 アルベルトは微笑みを浮かべながら小声で 何か言っている。よく聞こえないが。ま、 いいか。俺には関係なさそうだしね。翌日 大量の剣と共にアルベルトが俺の部屋を 訪れた。100本以上はあるだろうか。煮 を引く従車もとても重そうにしている。 アルベルトはいつも通り爽やかな笑を向け てきた。や、おはよう。約束通りこの絵の 剣を集めてきたよ。これはすごいですね。 昨日のことをみんなに話したら今朝こんな にたくさんの件を持ってきてね。1人で 30本持ってきたものもいたくらいだよ。 よほど不魔術をかけて欲しいらしいね。 多分違うな。アルベルトが俺のことを話し たからその点数稼ぎとして剣を持ってきた のだろう。主人が剣を集めよと言えばそれ に使える騎士たちなら剣の10本や20本 集めてくるよな。そこまで考えてなかった が嬉しい誤参だ。ロイドが不魔術を使う ようを見てみたかったが、これから経済の 授業でね。とても残念だがこれで失礼する よ。ありがとうございます。アルベルト 兄さん。アルベルトは俺にウインクを1つ して扉を閉めた。良かったですね、ロイド 様。これだけありゃ相クラでも不魔術を 試せますぜ。そうだな。冬魔術は武器に かなりの負担をかけるし、失敗の可能性も 高い。数はあるに越したことはない。不術 に使用するまずい液だが、あまり強力な 術式を編み込むと武器を汚染する。それは 金属のつがりを蝕み、その結果簡単に へし折れてしまうかと言って術式を弱めれ ば貴重な液を使った効果が薄い。濃すぎて もダめ、薄すぎてもダめ。その見極めが とても難しいのだ。しかも同じ武器でも 金属疲労などにより同じ術式でも不可に なる可能性もある。その辺りは身体で 覚える必要があるため不術は大量の練習が 不可欠なのだ。さて早速始めるか。安そう な武器から扱っていこう。とはいえどれも 良いものばかりだな。飲み物の鉄を焼いて 強くした鋼の武器が主だが中にはかなり 高華そうな件もある。魔剣かこれ。 アルベルトに差し出す武器だし安物という わけにもいかないか。まあいいや。遠慮 なく使わせてもらおう。まず手に取ったの は1番数のある鋼の剣。この辺りから試し てみるか。鋼の剣用にまずい液を小分けに して術式を編み込んでいく。とりあえず 強度増加を30プラス男性増加くらいで やってみるか。あの鉄の探検と同じくらい の容量はあるだろう。術式を編み込んだ まずい液を1本目の鋼の剣に塗りかけて 乾かす。これが不魔術か。なかなか面白い 。もっと試したいところだがまずい液が ないんだよな。ないなら作ってみるか。 そんなことができるんですかい。量の段階 まで分解すれば配合材料と比率が分かる。 それを組み合わせれば再現できるはずだと いうわけで余ったまずい液を小瓶に入れ 順度上昇を発動させる。ただし今度は強化 の術式を編み込んでた。こうすることで 原料にまで戻すことが可能。術をかけて しばらくまずい液の色が黄色く変わり 始める。さらに液体の中から様々な決晶が 集まり、そこに溜まっていく。よし、分解 完了。ええ、こいつがまずい液の原料って わけですか?そういうこと。液体部分は ただの油だな。油は魔術とも金属ともに 相性が良い。だからある程度想定していた 。中の決晶は主に銀貨。下兵で代用でき そうだ。こっちの赤い粒は赤ま粉だな。 赤まは強力な魔物の心臓部にある角を すりつぶしてできた粉。魔力を非常によく 通し、液体とも混ざりやすいので様々な 素材に用いられるのだ。そしてこの赤 ダンジョンの角と並べてみると非常によく 似ている。やはりダンジョンというのは俺 の予想通り魔物の一種なのだろう。 つまり手に入れたダンジョンの核をすりつせば使えるな。こっちの材料もクリアだ。ってことはここにあるものでまずい駅はできそうだな。 おお、すげえぜ、ロイド様。 構想が分かればやってやれないことはないはずだ。よし、明日材料集めて調合してみるか。そう言って木箱を漁り、中から取り出してきたのは赤茶色の土だ。 赤泥ですね。性鉄の際に使われる原料の1 つ。確か隣国では良い赤泥が取れると聞き ますな。知っているのか?ええ、本で得た 知識だけで恐縮なのですが、不術を知るに は家事の技術も当然必要だ。おかげでそれ なりの本を読み知識を得ている。見れば 木箱の中には様々な素材が入っていた。お 、鉄鉱石に石炭、乳代石、金銀道、魔石粉 すごいいろんな素材がたくさんありますね 。 まるで宝の山だ。これだけの素材があれば 付与もやり放題、魔剣も作れるかもしれ ない。アルベルトがディアンを紹介して くれたのはあの時の約束不術の応援すると いうのを果たしてくれたのか。あれ、赤石 や月銀役はないのですか?なんだそりゃ。 不与に使う原料の1つですが、拠トと首を かしげるとリアンはごくりと息を飲んだ。 こいつ半端ねえ知識量だ。まずい液だけ ならともかくそれ以外の素材の知識も かなり豊富。ちょっとかじっただけじゃ ない。下手したら俺と同等の知識があり やがるだと。へ、あるも人が悪いぜ。 こんななりだが、どうやら少しは使える らしい。こいつと一緒なら俺の夢、俺だけ のオリジナル魔剣を完成させられるかもな 。そして何かブツブツ言い始める。一体 どうしたんだろう。ロディボ え、さっきまでと違う呼び方に聞き直す。 おお、お前のことだよ。ロディボ、お前 少しは不魔術ってのお分かってるじゃない か。いいだろう。認めるぜ。ちなみに俺の ことは親方と呼ぶといい。はあ。親指で 自分を指すディアン。なんだかわからない がいつの間にか認められたようである。地 子供だから呼給料が少なくそれで聞いてい ないのか。ならば直接食らうがいい。かず は大きく息を吸い込むと真っ黒な煙を勢い よく吐き出してきた。黙々と黒園が俺を 包み込む。わけむ 。目を閉じパタパタと手を振って払う。 たく変なもん吹きかけやがってびっくり するじゃないか。しかもなんか変な匂いが するし歯を磨いてないんじゃないか。俺が 咳込みながら煙を抜けると、その先では パズが驚愕の表情を浮かべていた。なんだ と?なんだとじゃないよ。いきなり何する んだお前。ため息を吐く俺を見てパズは息 を飲んでいる。日貴様。我が魔力を食らっ て何ともないのか。ん、別にどうもない けど。さっきから何を驚いているのだろう 。もしかして何か攻撃でもしてたのだろう か。そういえば何か甘い香りがするような 。首をかしげているとグリモガグパッと口 を開けた。はあ。てめえのくせ息なんて 聞かないとよ。俺の手のひグリモを見た パズは驚いたのか目を丸くした。ぬ。お前 は魔人か。なぜ人間の手のひにいる?う、 うるせえな。てめえにゃ関係ねえだろ。 こっちにゃこっちの都合があるんだよ。 ふむ。そうかなるほど。お前はその人間の 使い間となっているのか。大方復活の際に 好きでも使えて強制的に獣魔契約を強い られたのであろうが人間ごときに使い間に されるなど魔人の風情にもおけん。全く もって投げかわしい。同じ魔人として 恥ずかしいぞ。へえ。そうなのか。かに本 に閉じ込められていたのだからグリモも 本調子じゃなかったんだろうな。だが我は そのような油断はせぬ。万全を騎士復活し 晩弱の備えで動いているのだ。見たで あろう我が軍勢をうぐ身体が痛くて思った ように動けない。シルファの全力をコピー したからだろう。あと若いからすぐ筋肉痛 が来たんだろうな。なんせ10歳だし。 筋肉痛すか。うん。これ以上の運動は控え た方がいいだろう。そう言って腕を マッサージする。あまり無理すると治りが 遅くなるもんな。そんな俺を見てグリモは なぜか呆れた様子だ。ぐふふざけおって。 そんなお礼へ繰り出されるパズの打撃。 打撃打撃。魔力消壁が痛々しい岸音を上げ ていた。やはりかなりのパワーである。 なあ、ちょっと聞きたいんだけど、そんな に強いのになぜ魔獣を集めてたんだ。知れ たこと。我1人が強くなるより部下を集め た方がより効率的に戦力を増大できるから よ。強くなるために仲間を増やしたって ことか。ああ、そうだ。苦労と努力を重ね た日々だった。わざわざ魔獣の住みやすい 環境を整えてやり、扱いやすくなる様子も 繰り返した。面倒極まりない作業だったが 、それもようやくようやくこれからという 時だったのに。貴様のせいで ガッスンと怒りに任せた一撃で俺の身体は 中に飛ばされる。強烈な一撃により魔力 衝壁は粉々なに砕けちった。二ばれだが 放たれた魔力並は俺ので消滅した。俺の前 に貼られた透明な壁を見てパズは下打ちを する。地また魔力消壁か。だがそんなもの 何度でも破壊して左右を見渡したパズが 言いかけた言葉を飲み込む。展開したのは 魔力消壁ではなく結界だ。空間系統魔術 次元展かなり魔力を食うので短時間しか 持たないがあらゆる攻撃を通さぬ次元の壁 それでパズを包み込んだのだん 俺はふと思い立つ グリモは魔人に魔術は聞かないと言ってた が結局聞くのか聞かないのかどっちなの だろう魔人と遭遇する機会なんてそうは ないだろうし試してみるべきだよな20 俺は右手の口を開き呪文の影を開始する。 新内岩牙大塩熱 円牙列空嵐しげ土水風4系統も神魔術を ジぐりに100 高速術式を展開し本来の3倍速にて 編み込んでいく。ロベルト 何をニヤニヤしてるね。ああ、なんでも ないよ。それよりこの探検大して価値が ないならもらっても構わないか。元より そのつもりね。お好きにどうぞ。 ありがとう。魔術付与された探検は ちょっと欲しかったんだよな。もちろん上 にもそういった武器などはあるが高価な ものばかりだし気軽に分解したりはでき ないのだ。だから不与系統魔術については まだ試していなかったのだがこれで不与 魔術の実験ができるぞ。宝箱の破片と共に カへと放り込んだ。すると午後ごと辞りが し始める。おっと、そういやダンジョンは 宝箱を取ると消滅するんだっけか。うん。 早く外に出るよ。俺はタオと共に ダンジョンの外へとかけるのだった。外へ 出ると空は薄暗くなっていた。げしまった 。グリモのことを完全に忘れていた。 こんな遅くまで放置して大丈夫だろうか。 どうしたね、ロベルトそワソワして悪いが ちょっと用事を思い出してね。すまん。俺 はタオに謝罪すると即座に秘傷を念じ空中 へと飛び上がった。あ、どこへ行くね? 悪い。急いでるんだ。待つよ。せめて連絡 先を交換するあるうタオのよく響く声を 聞きながら俺は城へと飛んでいく。少し 残念だがもう2度と会うこともないだろう 。それにしても気についても知れたし魔物 もいっぱい見れたしダンジョンでも色々 拾えたな。大満足の1日だった。入ってき た時と同じように姿を隠して城内へと戻る 。ほクホク顔で実質に戻るとベッドでは俺 の姿をしたグリモが倒れふしていた。 ただいまああ、そのグリモ大丈夫か?声を かけるとギと首を動かし俺の方を向く。 その表情は完全に死んでいた。ロイド様 メイドが来たと何度もお知らせしたんです がね。母は悪いな。忘れてた。やはり何度 か連絡してきたようである。多分魔物に 夢中になってた辺りだろうか。どうも集中 すると周りの声が聞こえなくなるんだよな 。反省半省。ええ、きっとお忙しいん でしょうとなんとか会話はごまかしやした ですが堅術ごっこは結局やることになり ましてね。まあずタズタのボコボコにされ やしたよ。あのメイド半端な強さじゃねえ ですな。だろうな。振リモが乗り移って いる人形は俺の身体をコピーして作って いるからな。自慢じゃないが運動神経のな さには自信がある。それだけならいいんで さ。問題はあのメイド自分をぶちのめした 後になぜか泣きながらロイド様の不抜けた 根性を鍛え直しますとか言い出したんすよ 。ああ、サボってると思われたんだろうな 。普段は魔術でシルファの権技をコピーし てるからな。残念ながらそれが俺の実力だ 。そんなわけでついさっきまで打ち合いし てました。昼からずっとね。すまん。俺は 素直に謝罪した。しばらく外出はできそう にないな。それでよというのは何かしら。 はい。つい最近魔獣を買い始めたので飼育 法やしつけ方など色々聞きたいなと思い まして紹介しますね。白です。 おん。背中を撫でると白が吠える。それを 見てアリーゼは目をキラキラさせた。あら 、あらあら。まあまあ可愛い子ね。しろ ちゃん焼けに丸くて小さいけれど ベアウルフかしら?当たりです。北の森に アルベルト兄さんと魔獣狩りに行った時に 懐かれました。それにしてもよくわかり ましたね。本来の姿とは大きく違うはず ですが。うふふ。なんとなくそんな感じが したのよ。なんとなくね。やはりなと思い ながら俺は目を細める。以前俺が魔力の 波長を感知して生物の同一個体を識別した ようにアリーゼもまた無意識に似たような ことをしたのだろう。魔力ってのが関係し てるのよね。よくわからないけれど。はい 。それで聞きたいのですが、ネロイド、 こんなところで立ち話もなんだし中で話さ ない。美味しいお茶を出すわよ。あ、そう ですね。つい話し込んでしまった。中に 入ればアリーゼの魔獣もいるだろうし、 それを見ながらの方が話しやすいか。と いうわけで、俺はアリーゼに案内され、塔 の中へと足を踏み入れる。中は大広間と なっており、塔の外壁に螺線階段と小部屋 がいくつかある以外は完全に吹き抜けと なっていた。地面には柴け、池村さらに 木々まで生えており、まさに自然のままと いった感じだ。それを見たグリモが簡単を あげる。各かに庶民である俺の家は貴族 たちに比べると貧しい。入学金も自分で 働いてようやく払い、教材も基礎の魔術書 1冊しか買えなかった。だがそれ1冊でも やれることはかなり多く毎日新たな発見が あった。魔術でも術式の組み合わせ、職媒 の組み合わせだけでも無数の減少が 起こせるほど魔術ってのは奥が深い。その ために実験やら材料の調達やらやることが 多すぎて人のことに気を取られている暇 など全くなかったのである。そう、彼に 言ったら月行しながら俺に血闘を申し込ん できた。俺は戦いは嫌いだ。だからすぐに 断ろうとしてふと思いとまった。彼ら貴族 の使う魔術とは一体どのようなものだろう と。庶民の俺と貴族である彼らとでは資本 も才能も全く違う。俺が見たこともない ような魔術を見せてもらえるのではないか と考えた。考えたらどうしてもそれが見 たくなってしまい、ついを受けてしまった のだ。少し痛い思いをするかもしれないが 、負けても命まで取られるわけではない だろう。そんな甘い考えで結論から言えば 彼らの魔術は素晴らしかった。あれが上位 魔術というものだろうか。巨大な炎が渦を 巻き、氷嵐が吹きすぶ、俺はその光景に ただただ見惚れた。見惚れて無防美にそれ を受けんだ。お前は夢中になると周りが 見えなくなるから気をつけろなんてよく 注意されていたが、まさかこんな結末を 迎えることになるなんて。自分のま抜けさ が情けない。だが最後に考えていたのはま 抜けな自分を呪うことでも血闘を仕掛けて きた貴族を恨むことでも自分を育て学園に 入れてくれた両親への感謝でもなかった。 それは俺を殺傷せしめた魔術への考察。 どういう術式だったのか。その理屈は そもそもあれほどの出力を1人で 生み出せるものなのか。だとすると必要な 魔力量は術式はあるいは何か特殊な発動 条件があるとかもしくは職媒を使用したか はたまた他人数で魔術を使ったのかなど など 考えれば考えるほど止まり行くはずの心臓 が高なるのを感じていた。ああ、本当に 無念だ。世界にはまだ俺の知らない魔術が たくさんあるだろうに、その全てを知らぬ まま死んでしまうなんて。願わくば全ての 魔術を知りたかった。理解し、習得し、 極めたかった。もっと魔術の新に溺れ たかった。そんなことを考えながら俺の 意識は遠いていった。どうした?何を 戸惑って嫌がるよ。どうせやと数年で 破れる封印だ。も魔術師なら見れば分かる だろう。どうせ全員ぶっ殺すところを今 壊してくれれば命だけは助けてやろうって 言うんだ。悪い話じゃねえはずだが。 グリモールは俺を見てニヤニヤ笑っている 。まさか俺が首を縦に振ると思っているの だろうか。俺の答えはもちろん決まって いる。断るな。驚くグリモワールに言葉を 続ける。国を滅ぼそうとするような悪いや をの話にするわけがないだろう。封印は俺 がし直しておくよ。もう1000年くらい は壊れないようにね。ま、ままままま待っ てくれ。俺が本に触れようとするのを グリモワールは慌てて止める。悪かったよ 。久しぶりに人と話したからおかしな テンションになっちまったんだ。すまねえ 。謝る。この鳥だ。よく考えたら俺様を 封じたのは何百年も前の人間だもんな。 この国の人間たちに恨みはねえ。もちろん 殺すわけがねえ。心妙な顔で言うグリモ ワールを俺はと見つめる。本当に?ああ。 だからよ。封印は解いてくれればお前さん の願いは何でも叶えてやるぜ。そうだ。 ロイドお前さんを大金持ちにしてやるよ。 俺は黄金を生み出せるんだ。そう言って グリモワールが手を開くとそこから金の粒 が溢れ出す。ええ、生成系統の魔術か。 どうだい?ロイドが欲しいだけでもくれて やるぜ。俺は金の粒を積み上げるとふむと 頷き指で潰した。うん。遠くからではよく わからないな。だが単独行動はできないし 機会があれば行ってみるか。アルベルト様 湖が見えてきました。先行していたこの絵 が声をあげる。目を凝らせば木々の隙間 から面が太陽の光に反射してキラキラ光る のが見えた。よし、ここらで休憩すると しよう。アルベルトの号霊で俺たちは湖 付近に陣を取りしばし身体を休めることに した。ふう。馬ってちょっと疲れるんだよ な。走ったり飛んだりした方が圧倒的に 早いし楽だ。俺が石に座って身体を休めて いるとシルファがお湯の立つTカップを 差し出してきた。どうぞロイド様 ありがとう。ふーと息を吹きかけて覚まし ちびっと飲む。若もし爽やかな香りが疲れ た身体に染み渡るようだ。ふう。シルファ の入れるお茶は相変わらず美味しいね。 褒めに預かり光栄です。うやうやしく霊を して下がるシルファ。この絵たちは半分は テントを設営し、もう半分は弓矢を手に 夕食用の獣を狩に赴いていた。隣言いかい ?もちろんです。指示を出し終えた アルベルトが俺の横に腰を下ろした。 シルファにも紅茶をくれ。は、ただいま 用意いたします。アルベルトはシルファに そう命じるとこっそりと俺に顔を近づける 。ロイド、なかなかやるじゃないか。えな 、何のことですか?とぼけるなよ。あの タオって子さ、お前のことが気になってい たようだったぞ。はあ。い、一体何を言い 出すんですか?アルベルトの言葉にお茶を 吹き出してしまう。は照れなくていいとも 。愛する弟が女性に行為を寄せられている のを見るのは僕は嬉しいよ。いやいや、 ありえないでしょう。俺はまだ子供ですよ 。いいや、ありえるさ。少なくとももただ の子供を見る目ではなかったな。もちろん 今すぐどうこうというつもりはないだろう が、将来的にはて感じの目だったぞ。 気づいてないかもしれないが、最近 シルファがロイドを見る目も少し変わって きているんだぜ。シルファやタオが俺に 行為を持っているだと?ありえなさすぎる だろう。いきなり何を言い出すんだ?全く 。俺の冷たい視線を意にも返さず、 アルベルトはうんうんと頷いている。 こよし、なかなか筋が良いよ。俺が気を 巡らせ、手元に集めるのを見てタオが嬉し そうに手を叩く。タオは俺が日に興味を 持ったのがよほど嬉しかったのか、親切に も色々と教えてくれている。教え方も うまく俺自身に下地があったこともあり おかげである程度木の操作はできるように なっていた。大したものね。こんな短期間 で気を物にするとはびっくりよ。タオの 教え方がいいんだよ。実際に気を使って いるのを見ながらだと分かりやすいしね。 ま、そんなこと言って褒めても何も出ない あるよ。タオは嬉しそうに腰をくねらせ ながら俺の背中をツンツンしてくる。教え てくれるのはありがたいがちょっと気持ち 悪いのがたまに傷だ。しかしロベルト木の 呼吸辛くないか。慣れないうちは肺に すごく負担かかるはずよ。そうでもないよ 。なはずないね。火の呼吸は肺が焼けつく ような痛みあるよ。あしでもピリピリする から長期は無理なのに。うん。確かに痛い けどでも楽しいしね。全然くじゃない。 前世でやってた瞑想で慣れてたからかな。 全然平気だ。そ、そうあるか。俺の言葉に あげれ顔になる。なんか変なこと言ったか な?それにしてもお宝が全く落ちてないな 。かなり深くまで潜っているはずなのに 全くお宝に出くわさない。ダンジョンには お宝が眠っていると聞いていたが不良品な のだろうか。この程度の魔物しか出てこ ないダンジョンじゃ1番奥に鹿は眠って ないよ。多分このダンジョンで来たてね。 ああ、そうなのか。ダンジョンはまるで 生き物のように成長する。生まれて間も ないダンジョンにいるのは弱い魔物ばかり で回層も浅く、ボスも弱いが見入りも 少ないらしい。高レベルダンジョンはその 逆でどんどん敵が強く深くなっていく。 何百年も攻略されてないダンジョンはその 上には町が立てられ人々の制御にすらなっ ているとか。そしてどうやらここが左右を 見たいよ。階段を降りた先にてタオが 立ち止まると目の前にはぽっかりと大穴が 開いていた。中には今まで感じたことの ないような強い気配が感じられる。 感じ取ったようね、ロベルト。そう、 ダンジョンの作用にはボスがいる。それを 倒せばお宝ゲットね。おお、ついにか。 生まれてすぐのダンジョンみたいだし、 大したお宝は期待できそうにないけどね。 覇はそう言って笑っているが、なんとなく 妙に大きな魔力を感じる。弱い割には魔力 が大きくないか。魔術タイプの魔物だろう かともあれ。ここでグズグズしても 仕方ないね。中に入るよ。そう言って ズンズンと中へ入っていくを。俺はやや 警戒しながらついていく。中は薄暗らく 広い空間だった。妙な結界が張られている ようだ。感じた魔力の正体はこれか。俺が 中に入った瞬間、入り口が結界で閉ざされ た。なんだこりゃ。外に出られなくなって いるぞ。触ってみると引かれる。この 手触り魔術ではないのか?感覚的にだが 三石と同じダンジョンが持つ魔力による もののようだ。ん?しばらくじっと見て みると剣の真ん中に細い日が入った。ピシ ピシとひび割れるような音が鳴り、剣は真 2つに折れてしまった。ありゃ、なんでだ ?鉄よりは鋼の方が硬いはずなのになぜ 同じ不魔術をかけて壊したのだろう。首を かしげているとグリモが口を開く。まずい 液が新品だったから不与魔術の効果を従に 伝えちまったのかもしれませんね。ロイド 様の魔力は半端じゃねえですから、ただの 鋼じゃ耐えられねえですよ。あのまずい駅 は劣化してたってことか。しかしそんな ことよく知ってたね。エーマー家事につい ては足しもそれなりの知識がありぜ。カジ グリモールといや甘貝じゃちょっとは 長売れてましてね。えへ得意に笑うグリモ 。どうやらかなり家事としての知識がある らしい。これなら不魔術の助けになるか。 ありがとう。グリモを使い間にしてよかっ たよ。古代魔術は古臭いだけでいまい使え なかったが、家事としての知恵は助かる。 俺自身魔術以外にはそこまで詳しくないし な。うんうんと頷いているとグリモは ポカンと口を開けていた。ん、どうかした のかい?い、いいえ。何でもありませんぜ 。に取られたようなグリモだったが小声で 何かブツブツとつやき始める。こいつ魔人 である俺様を使い間にできてよかっただと けいい気になっているのも今のうちだぜ。 だがなぜだ不思議と気分は悪い気分じゃ ねえだと。あ、くそ。調子が狂うぜ。なん だかわからんが情緒不安定はいつものこと か。それより不術の続きに取りかかると するか。結局色踊りじめしたが鋼の剣は 強度増加を二重が限度だった。他の武器も 似たようなもので普通の武器にはあまり何 枚もの強化術式をかけるのは難しいらしい 。ちなみに3割くらいは失敗してへしおっ た。てへ残るはこれだな。最後に残ったの は赤い等身の探検である。さやには綺麗な 装飾がされており、歯もまた同様の紋用が 刻まれている。術式が元から組み込まれて いるのか。こいつは魔剣ですな。ああ、 おそらくアルベルト兄さんのだろう。鋼の 剣ばかりじゃ飽きると思って俺の練習よう におまけで入れてくれたのかな。ちなみに 魔剣というのは付与した武器と違い剣を 鍛える段階から術式を組み込んだもので ある。鉄を叩きながら術式を編み折り曲げ てまた術式を編む。それを何度も繰り返す ことにより通常の付与とは比べ物になら ないほどの術式を編み込んでいる。 グリモワールは勢いよく返事すると黒い モヤになり俺の右手に入っていくな。なん だこりゃ。体内の魔力密度が半端じゃね。 こんなギチギチに詰まってやがったら俺が 入るスペースがねねえ。 ミ腕は無理だ。ならせめて手首からぐだめだ。指先 1本すら入れねえ。うお。 方向の後手のひに 1 本の線が入り、グパッと口が開いた。グリモワールはぜと息を吐いている。はあ。はあ。テ手のひの皮 1枚が限界だった。何つ魔力密度だ。 何かブツブツ言ってるがぶち入れたようである。お、その手もしかして 20重賞してた時のか。え、え、そうでさ、ロイド様が 20 A賞に興味を持っていたのは分かって癒したからね。もちろんこの身体はロイド様のものですから自分の意思で動かせます。本当か?それは面白そうだ。 20Aか使い方によっては色々なことが できそうだ。うん。ワクワクしてきた。後 で早速試してみよう。身体を乗っるのは 無理だったが、こうして取り入っておけば 奴もそのうち油断するだろう。何焦ること はねえ。じわじわ行くぜ。くひひ。ん、 何か言ったか?グリモール。いいえ。何も 。そ、そうだ。ロイド様、自分のことは グリモでいいっすよ。そっか。これからも よろしくな。グリモ。え、イエイ。ふ骨 最新ロイド様のために働かせていただき ますぜ。そうこうしているうちに部屋の 片付けが終わり、俺は諸庫から外へ出て 部屋へ戻り、そのまま眠りに着いた。翌日 、俺は城の屋上へ来ていた。ロイド様、 こんなところに来て一体何をなさるんで? 早速20重賞を試してみようと思ってね。 今は昼休みなので見張の兵士たちも休憩に 行っており誰もいない。当然結界は展開 済み。時間は短いが今なら心なく魔術の 実験ができるのだ。それじゃ力を貸して くれるか。グリモ。まずは影合わせをして みよう。演球の影承はできるかい? もちろんでさ、全く呆えたものか関心した ものか一応聞くが、魔術書以外には興味は ないのかな?申し訳ありませんが。ふむ。 そうだろうな。やはり城でやることも そろそろ限界があるよな。アルベルトに ついていればたまに射場に連れて行って もらったりできるが、それでも大っぴらに は動けない。せめて上のレベルの魔術書が あればいいんだが。そういえば城の地下に ショ庫があったっけ。アルベルトがぽつり と漏らした言葉に俺の耳が反応する。 鹿子庫にはあまりの危険さゆ故えに 取り扱いを禁じられた魔所の類いが たくさん封印されていると聞く。その中に は金所も多数含まれており、昔この国を 滅亡寸前まで追い込んだ魔人が封印された ものもあるらしい。魔所とは本そのものに 魔力を込めた魔道具のようなもので誰が 使っても効果を発揮するのが特徴だ。ただ その作成にはかなり高度な魔術知識と時間 が必要とされるためその貴重さは魔術書と は比べ物にならない。初級魔術を封じた ものでさえなかなか市場には出回らず城に も数冊しかないので俺もじっくり見たこと はない。特に強大な魔術が込められたもの はあまりの危険さ故えに禁止扱いされ国で 厳重に保管されておりの際にしか使われ ないと聞く。以前どこかの対戦で近所が 使われたらしいがそれを唱えると敵軍に雷 が振り注ぎ一瞬にして壊滅させたという。 ただし術者はその反動で50年以上年を 取ってしまったとか魔人を封じるなんて 魔術が込められた金書がどんなものかなど 全く想像もつかない。どんな術式を 編み込んであるのだろう。すごく気になる 。小さい頃に随分脅されたものだ。悪い ことをする子は金に封じられた魔人に食べ られちゃいますよ。なんてな。はは。言わ れてみれば確かに城の地下には不自然に 強力な結界が展開されているのを感じてい た。きっと国の重要書物などが入っている のだろうとあまり興味を持たなかったが そういうことなら話は別だ。画然ワクワク してきたぞ。アルベルト兄さん、その話 もっと詳しく聞かせてくれませんか? おいおいロイド妙に目を輝かせているじゃ ないか。まさか入ろうとしてるんじゃない だろうな。いきなり釘を刺され同揺しつつ も何もなかった風を予想笑顔を返した。や だな。そんなことするはずがないでしょう 。アルベルト兄さん。その割には笑顔が 引きつっているようだがも元踊りじこんな ものですよ。あはあは。なんとか受けえが 同様の成果こちなくなってしまう。どうに も演技をするのは苦手だ。しばらくじっと 俺を見ていたアルベルトだが、すぐに口元 を緩めた。まあそうだな。そもそも城の 地下には城の魔術師が住人係かりで 編み込んだ結界が貼られている。人目を 盗んではいるなど不可能だ。僕でも入るに は許可が必要だしね。アルベルト兄さんは 入ったことがあるんですか?ああと言って も入り口だけだがね。 というかそれ以上は入れなかったんだ。奥 から発せられるわ踊りじしい魔力の渦。 思い出しただけでもおじけが出る。魔人が 封じられた金所があるという話も信じて しまうよ。ブルルと身体を振わせる アルベルト。演技ではない。少しだけ顔が 青ざめていた。どうやら本当のようである と。まあ、そんなわけだ。ロイド、お前は 少し変わっているが無茶をする子ではない 。まさか行くわけがないと思うが。はい。 行くわけがありませんとも。俺は アルベルトの問いに頷いて返すのだった。 わあ、すごいですな。時々一般人に解放し ているらしいよ。動物園として国内でも 珍しい同植物が見れるからと解放の日は 大勢の人が訪れる。ちなみにその時の案内 人はエリス。アリーゼがやりたがっていた が、それはさすがに止められていた。部屋 の中央にある白いテーブルにアリーゼと共 に座った。エリス、お茶を用意して ちょうだい。かしこまりました。エリスは 頭を下げるといつの間にか手にしていたT で茶を注ぐ。ハーブの良い香りが辺りに 広がり、アリーゼは心地よさげに目をつる 。早速ですが、アリーゼさんの魔獣を見せ てもらいたいんですけど。あらせっかち さんね。ふ、分かったわ。ロイドの頼み ですもの。リルアリーゼが呼ぶと建物の 屋根からふわっとした毛玉が起き上がる。 さらりとした長い足、全長ほどもある長い 尻尾、ぴょコと立った耳が動き、主人で あるアリーゼの方を向いた。ビルと呼ばれ た巨大な狼は力強く跳ねるとアリーゼの元 へ降り立つ。金色の毛並みと金色の瞳の 美しい魔獣。背の高さは3mはあるだろう か。すごい威圧感である。紹介するわ。 この子はリルよ。さ、ご挨拶なさい。ウん 。か高い声でリルが泣くと白が俺の後ろに 隠れた。撤回から怖いのだろうか。それで も白は興味深かげにリルをじっと見上げて いる。こいつはレッサーフェンリルですな 。ベアウルフの上位種の割とやばめな魔獣 ですぜ。上位種かだから白も興味深影なの かもな。フェンリルってのは警戒心が強い ため滅たに確認されないと聞いたことが ある。戦闘力も高く倍でドラゴンを買っ たりもするらしい。レッドシュレッサーと はいえ、そんな魔獣を買い鳴らすなんて、 アリーゼは俺が思うよりすごいのかもしれ ない。これは教えてもらえる内容にも期待 できそうだ。お願いします。俺もアリーゼ さんとリルのように白と石疎通をしたい。 じゃあ行くとするか。アルベルトについて 城の裏側にある広場に向かう。入り口を 管理している兵に挨拶をして中に入ると 一面の芝フが広がっていた。ここが射撃場 。簡単に言えば魔術の的当てができる場所 だ。大掛かりな魔術の実験をする場として も使われるため危ないので子供の俺は1人 では入れないのだ。はあ。いつ来ても広い ですね。城の魔術師たちも的を狙って炎や 水の魔力級を飛ばしている。魔術を使用 する感覚は人によって異なる。例えば同じ 火球を放つ場合でも全身から集めた魔力を いつに集めて放つ流れのスムーズさ、速さ など連度は1人1人異なる。それを見て いるだけでも結構楽しいのだ。魔術師たち に興味心々な俺を見てアルベルトは微笑む 。母はロイドは本当に魔術が好きだな。 ええ、大好きです。そう、素直に喜んで くれると連れてきた会があるというものだ よ。さて、それじゃあ僕たちもやるかい。 はい。アルベルトは頷くと兵士たちに命じ て敵を用意させる。100mほど離れた 場所に1から9までの数字が刻まれた代償 様々な敵が並んだ。人のを見るのも楽しい がもちろん自分でやるのが1番だ。 中踊り地で大っぴらに魔術を使う機会は ないからな。そうこうしているうちに敵の 配置は終わったようだ。ではロイドから やるといい。分かりました。敵当ては説明 するまでもないような簡単な競技だ。先手 と5手に分れて10回ずつ魔術級を放ち、 大きな数字の書かれた的を多く倒した方が 勝ち。それだけである。もちろん数字の 大きな的ほどサイズが小さく当てにくく なっている。的を前にして俺は魔力を指先 に集めて火球を作り出した。もちろんただ のではない。現在研究中である回転運動を 取り入れた改造魔術だ。魔術を構成する 術式を持てり、魔力級の核に回転力を持た せることでただまっすぐ飛ばすだけでなく 様々な方向への変化が可能となる。 もちろんそんなことをしなくても普通に 動きを制御して中央無人に動かすことも 可能だが、そんなことをして当てても 面白くない。せっかく実験できる機会なの だから色踊りじてみたいもんな。わあわさ 。さすがに疲れてきたな。もう何十回 気候団を打っただろうか。魔術なら ともかく木に関しては初心者だ。呼吸にも 気を使うし、精神的疲労が溜まっていた。 でも大分慣れてきたぞ。最初の時と比べる と明らかに気を寝る速度が上がっている。 速度だけではない。飛距離も威力もやれば やるほど上達を感じられてすごく楽しい。 魔獣たちとの戦いもいい感じでき行してる しこの戦いもっと長引かないかな。そんな ことを考えていると隣にいたアルベルトが 息を荒らげているのに気づく。魔獣どもの 数が一向に減らない。この絵たちも シルファも顔には出さないが動きがかなり 鈍くなっている。それにロイドもかなり息 が上がっているな。あの年齢であれだけの 魔術を使っているのだ。無理もないか なんて人のことを気にしている余裕はない な。僕の方もそろそろきつくなってきた。 だが兄として情けない姿を見せるわけには いかない。笑え笑うんだアルベルト。こう いう時こそ不に何かブツブツ言いながら アルベルトは口元に笑を浮かべている。お さすがアルベルト。まだまだ余裕ありそう だな。ロイドまだ頑張れるか?はい。 まだまだいくらでも行けますよ。いい子だ 。さて、ここからが踏ん張りどころだぞ。 魔剣を振い演球を放つアルベルト。本来 ならモトックに魔力キれを起こしていても おかしくはないはずなのにあんな顔をして いるということは魔剣により威力が上がっ ているのが嬉しいんだろう。やはり攻撃 魔術は威力という分かりやすい指標がある からやる気が維持しやすいもんだ。 うんうん。俺も負けてられない。何か特別 な要素、例えばスケットでも来なければ き行状態は続くだろうし、その間はずっと 木の練習をしてほったと考えていると規制 と共に小柄な一影タオが飛び込んでくる。 飛び蹴り一戦、それを食らったベアウルフ は湖にまで吹っ飛んでいった。くるりと 空中で回転し着地したタオはビシッと ポーズを決めた。移動は順調。もうすぐ霊 の湖にたどり着こうかという時である。俺 はふと何かの気配を感じ取った。なん だろう適ではないが確実にこちらを見て いる感覚。気配を隠しているようにも感じ ないが他の者たちは誰も気づいていない ようだ。シルファ何か感じない?どういう ことでしょう?巨団と首をかしげる シルファ。ムー。シルファですら気づいて いないのか。おかしいな。絶対いるはずな んだが。仕方ない。向こうから出てきて もらうか。俺は風景魔術風説を最弱で気配 の方に向けつ。俺の指先から放たれた 小さな風の歯が誰にも気づかれることなく 草むへと消えていく。やあ。体調と 聞き違うような声が辺りに響いた。この絵 たちはすぐに武器を構える。やはりいたか 。それにしても今の悲鳴どこかで聞いた声 な気がするのだが。何者だ?姿を見せろ。 アルベルトが声をあげると悲鳴の主は ゆっくりとこちらに近づいてくる。 あたたたいきなり何かの虫に噛まれたよ。 少し晴れた手をさすりながら草むの中から 出てきたのは以前あった憲法少女タオで あった。た、言いかけて思わず口をつむ。 危うない危ない声を出すところだったぜ。 ちゃんと知らんぷりしないとな。ロイド様 、あの娘っこお知り合いですかい?バカ 言うな。知るわけないだろ。いきなり グリモに突っ込まれ、驚きで声が少し 震える。ええ、もしかしてですけど、以前 外出した時にあったんですかい?な、なぜ 分かるんだ?最近気づいたんすけど、 ロイド様って嘘が下手なんすね。ごく普通 の庶民だった俺は血闘で命を落とし、何の 因果王族として転生した。サルーム王国第 7王子ロイドディサルーム。それが俺の 新しいな。 今では10歳この生活にも随分慣れてきた と思う。ちなみに国の景色や文化雰囲気と 照らし合わせてみると俺は死んだ直後に この身体に転生したようだ。俺が学園に 通っていた頃、新しい王子がもうすぐ誕生 するらしいとか言ってたしな。少し申し訳 ない気もするがなってしまったものは 仕方ない。兄たちはすでに成人しており、 年も離れていた俺は大い継承争いとも ほとんど関係ない。おまけに身体も小さく 用姿も平凡、それに政治にも全く興味を 示さなかったので期待されてないようだっ た。だが兄たちが王になるために毎日毎日 マナーや学問武術をみっちり学んでいるの を見るとそれで良かったなと思う。おかげ で俺は大好きな魔術を思う存分勉強させて もらっているからだ。朝起きて図書館に 引きこもり魔術書を読みふける日々。その 増料はとんでもなく魔術書だけでも数百冊 はある。礎から始まり専門的なものに至る までその全てに目を通した。前世で基礎を しっかりやっていたおかげか難しい魔術書 も理解はできた。もちろん魔術の再現も今 は色々と応用するための術式を編み上げて いる。ちなみにあの時を殺した魔術は高価 な媒体を使用したご師で今見ればそう大し た魔術でもなかっただったようだ。 ちょっと残念。なお魔術が好きなのは隠し てないが実力というかあれだけの威力が 出せるのは隠している。あんな魔術が 使えると知られたら絶対面倒なことになる だろうし。そうなったら魔術の研究どころ ではないだろう。期待されて多いが どうこう言われても困るしな。ちょっと 変わった魔術好きの王子。これが俺に 対する周りの評価であるべきだ。ロイド様 どちらですか?ロイド様。タオが アルベルトを食事に誘っている。おいおい 、相手は一応王子だぞ。なんというか強い な。ロイド様ちょっといいですかい?心妙 な口調でグリモが言う。どうしたんだい? あの祠ら思い出しやしたぜ。あれは俺と 同じ魔人が封じられている祠だ。何? しかしあの祠破壊されているようだが。 ええ、中の魔人は外に出た後でしょう。 そしてかなり近くに癒すグリモの言葉とこ するように母と1匹のベアウルフの身体が 大きく跳ねる。2本足で立ったベアウルフ はだらんと力なく両腕を下ろした。い、息 を吹き返したのか。全員武器を取れ アルベルトの号霊でこの絵たちがベア ウルフを取り囲む。だが起き上がったのは 1匹だけではなかった。倒れていたベア ウルフたちが次々と起き上がってくる。 よく見ればその身体にはうっすらと黒い モヤのようなものがかかっていた。くふ。 人間どもがなかなかやりおるではないか。 ベアウルフの口の中からしがれた声が 聞こえてきた。鋭い牙の奥に覗く青白い顔 は老人のようでもあり猿のようでもある。 異様に大きい目と額体額に生えた鋭く長い 角もちろん人間ではありえない。その異様 さにこの絵たちは怯えんでいるな。何者 だき様アルベルトが振り絞るように声を あげると老人は広格を励む君に笑う。我は パズ。魔人パズよ。愚かな人間どもよ。 よくも我が眷属を痛めつけてくれたな。 その代償を命にて支払ってもらうぞ。老人 パズはベアウルフに口を閉ざさせると2 本足で立ち上がらせる。その巨はパズの 魔力かさらにさらに大きく見えた。ベア ウルフのシンクの目に老人の災わい 踊りじしい目が重なった。一呼吸に7つが れる呪文タ。それを2つの口で同時に唱え ていく。質問が無数に並び回内がまばゆく 輝き始めたな。なんだその高速A賞は? あれほどの密度を持つ呪文タ束を簡単なく 編み込んでいるだと。ぐーあ、頭が痛くて はえそうだ。行くぞ。そして術式を解放 する。術問が開き、そこから放たれる無数 の魔術。 パズの声が一瞬聞こえたが、結界内部に 吹き荒れる破壊の本流ですぐかき消されて しまった。1秒に1サイクル、1分で 240回の最上位魔術の連続。以前グリモ にやったのと同じ攻撃だ。ん、数秒後に 気づく。結界内の手応えがなくなっている 。俺は術式を消し、結界を解除した。 黙クモクと上がる煙の中からミーラのよう に光らびたパズが湖に落ちた。パズの ミーラはわずかに口を動かしながら プカプカと浮いている。う、そんなパズを 見下ろしグリモが笑う。へ、あれだけ でかい靴叩いた割に随分あったな。こら、 煽るなよ、グリモ。っていうか、お前も 大概でかい口叩いていただろ。でもグリモ は30分くらい耐えてたっけ?まあ、 あまり変わらないか。しかし結局ダメージ 受けてるじゃないか。本当に魔人に魔術は 効かないのか?普通はそうす。ただ半分 精神体である魔人には音や光などで感じる 不快感がそのままダメージとなるんですよ 。ほんのわずかですが、それを続けて浴び 続けるとこうなっちゃうわけか。音や光で ダメージを受けるなんて意外と繊細な奴ら だな。魔人ンって意外と大したことないの かもしれない。ん?パズが何か言ってるな 。俺は光びたパズをひょいとつまみ上げる な。なぜだ我の努力がこんなにもあっさり となぜ勝てぬパズ。お前はずっと大変だっ たとか苦労したとか言ってたけどさ、そう いうのもっと楽しんでやった方がいいよ。 楽しんで。うん。だって楽しくないのに 無理してやっても身につかないだろう。 それにそういう気持ちはハ花の魔獣たちに も必ず伝わる。伝わればそんなやの命令 なんて聞きたくないよ。お前自身がもっと 楽しんで魔獣たちと接していたら俺が ちょっと暗い魔力を与えても願らなかった と思うぜ。ほんの少し退治しただけだった が、パズの魔獣たちへの態度は決して良い とは言えなかった。俺が魔力を与えたのは 単なるきっかけでいつを向けられても おかしくはなかったろう。図書館の静寂を 破ったのは女性の声。充実した毎日を送っ ている俺だが面倒なこともいくつかある。 その1つが声の主。俺の教育を任さえて いるメイドのシルファだ。シルファは俺を 見つけると駆け寄ってきてしゃがみ込み 優しく微笑む。長い銀髪がりと落ち、それ を指で救った。やはりまた図書館に いらっしゃったのですね。もう本ばかり 読んでいるのは身体によくありません。私 と一緒に外で遊びませんか?その笑顔には うを言わせぬ迫力があった。シルファに とっては子供は元気に外をか駆け回るのが 普通で図書館に小もりきりな俺を売れて いるのかしばしば連れ出そうとしてくるの だ。余計なお世話なのだが俺のことを思っ ていっているのはよく分かるのでなかなか そうも言えないんだよな。俺はためを吐く と諦めて本を閉じる。分かったよ。 シルファ。そんな悲しい顔をしないで くださいましし。本はいつでも読めますわ 。ほら、せっかくいい天気です。外へ参り ましょう。そんなわけでシルファに手を 引かれ、俺は庭に出るのだった。ロイド様 、今日は堅術ごっこで遊びましょう。え、 また男子る物術の1つも確むべしですよ。 さあ、僕をお持ちくださいませ。シルファ は僕を俺に渡し、自分も構える。さあ、 どこからでも打ち込んできてください。 満面の笑を浮かべるシルファ。その構えは リラックスしているが、堂々としたものだ 。それもそのはず。シルファの父は騎士 団長で大々合族の堅術薬をしているのだ。 娘であるシルファもかなりの腕前で以前 兵士にしつこく絡まれていた時、あっと いう間に相手の剣を奪いその首元に 突きつけたのを見たことがある。画面で 美人だが融通が効かない。ちょっと追っか ない人。それがシルファだ。だから俺が手 を抜いていたらすぐ見抜いてくるので本気 でやる必要がある。俺は剣を握り直し正願 に構える。行きますよ。 攻撃を防がれ困惑していたリッチだったが 気を取り直したのか再度視認を飛ばしてき た。だが無駄だ。 すでに展開していた魔力がそれを防いは壁に当たると共にし折れ粉なご々な肉だけ無散していく。今一体何をしたるか術だよ。言い忘れてたけど俺は魔術師なんだ。ジョンに入ってから戦闘はタオに任せきりだったからな。隠してはないが昨日に集中してたし見せる機会がなかったのだ。 声泣き声をあげながら黒い歯を連発して くるリッチ。ふむ。闇系統魔術か。魔物の 使う魔術ということで気嫌いされている から魔術書がほとんど存在しないんだよな 。せっかくだから調べさせてもらうと しよう。えっと、そのためには魔力消壁の 強度を下げて代わりに男性を目いっぱい 上昇とよしオッケー。ドンと来い。 と鈍い音を立て、黒い歯が衝壁に 突き刺さる。ただ歯は衝壁を貫くことは なく、勢いを殺され、完全に停止した。 攻撃力を失った黒い刃を手に取り、それを 調べる。ピリピリしたしびれを感じる。 これは毒か。A魔力を毒に変化させて 飛ばしているのか。毒というのもちょっと 語弊があるか。実際にある毒物を使うもの よりは魔術な側面が強いので精神的な毒 つまり呪いを固めて飛ばしているというの が1番近い表現かな。肉体よりもその内部 生命力に作用する攻撃。まともに食らえば 生命力を直接削られるため見た目よりも 攻撃力は高そうだ。それでも術式としての 考え方は火や水などとそこまで変わらない ので魔力消壁で問題なく防御可能である。 俺に軽くされたのに驚いたのかリッチは 慌てて魔力を練り始める。両手に集まった 魔力は戦国とは比べ物にならない。リッチ は両手に集めた魔力の塊を鋭く尖らせ獣の 牙のように上下に広げる。ロベルトそれは やばいある。避けるね。あれは闇系場今術 市か。似たような構造だが市人とは比べ物 にならないほど強い魔力が込められている 。それとも他にも何か追加効果があるのか な?気になる。動かぬ俺を見てにやりと 笑うとは黒い歯を上下から繰り出し てきた。高速で迫りくる歯が魔力衝壁に 激突するが突破することは叶わない。勢い を殺され転がった歯を拾い上げる。おお、 何なんすかそりゃ。受刑魔術ギ型台だよ。 特定系統に存在する片は魔力で木や石など を形づり様々なものを生み出す魔術。特に 受系統魔術による片白は樹目を育てて形と するため弾力と硬さに富繊細な造形を可能 とするのだ。あっという間に俺と全く同じ 姿の人形が完成した。こんな成功な片は見 たことありませんぜ。全くこりゃ頭げた もんだ。ロイド様そっくりじゃねえすか。 そういう風に作ったからね。似ているのは 外見だけではない。時計灯も加えることで 骨を石、肉を泥、皮膚を受し、全身に根を はせ神経とし、血流のように魔力を流し 動力としているので当然動かすことも できる。土と木で作っているためかなり も脆ろいが注ぎ込む魔力次第では数日は 活動可能である。確かに見た目だけなら 問題はないんだが、どうにも動かすのに手 がかかってね。作り出した物体を人間の ように動かすのはかなり気を使う。とても じゃないが身代わりを動かしながら外出し 、魔術の実験なんて不可能だ。そりゃ自分 の身体を2つ制御するようなもんでしょう 。人間技じゃねえですよ。うん。だから こいつの制御をグリモに頼もうと思うな。 驚愕の表情を浮かべるグリモに言葉を 続ける。グリモは実態と精神体の間にいる ような構造だろう。だったら身体の部分を 俺の右手に残し、精神体をこの人形に宿ら せるなんてこともできるんじゃないのか。 そりゃまあ増作もねえことですが会話の 受けえから大丈夫だ。グリモは状況に 合わせて身体を動かしてくれればいい。俺 の問いにグリモはなぜかそワそわしている 。そのですがいいんですかい?ロイド様の 思う通りに振る舞えるとは限りませんぜ。 俺が頼んでいるんだから構わないだろう。 早速その中に入ってみてくれ。え、じゃあ 俺が忙すとグリモはいぶかしむように人形 の身体に入っていく。人形の目が開き動作 を確認するように手足を動かすグリモ。 うん。問題はなさそうだ。グリモは 立ち上がってグリぐリと首を動かした後、 俺に背を向け元をに焼けさせた。ぐひ、 信じられないぜ。もうこんな自由が もらえるとはよ。よほど信用されてるのか 。こいつが1人で外へ行ってる間に周りの 人間をうまく使えばグリモ。えイ。声を かけるとグリモは驚いたのか君と肩を振わ せた。なぜか恐る恐る振り向くグリモ にっこり微笑みかける。頼んだよ。そう 言うとグリモは放けた顔で俺をじっと 見つめてくる。どうかしたかい?いえ、 なんでもないでさ。パタパタと手を振り ながら俺から視線を外す。あの顔何かんで やがるのか。は、そうか。俺様を試して やがるんだ。自由に泳がせていると 見せかけ、裏切りの気配を見せたら殺す つもりだな。く、気づいてよかったぜ。奴 の魔術は得体が知れねえからな。その くらいの術式は余裕で組んでいても おかしくはない。ならば今下手に動くのは 特策じゃねえよな。まずは奴の信頼を得る ことに集中すべきか。そしてまた何やら ブツブツ言い始めた。一体どうしたの だろうか。どうした?グリも大丈夫か?い 、いえいえ、なんでもないでさ。ともかく このグリもロイド様のために噴骨最新やら せていただきますぜ。ええ。ぎこちなく グリモを見て俺は首をかしげる。なんだか 独り言の多いやである。慣れない人間世界 での生活で精神的に疲れているのかもしれ ないな。それは人の 骸骨な黒いボロボロのフードをかぶり、 魔術師のような格好をしている。あ、あれ はリッチある。おお、リッチと言うと かなり高レベルの魔物じゃなかったか。 タオは無言で頷く。魔物図鑑によると リッチとは魔術を使うアンデッド系の魔物 らしい。タオが気を感じ取れなかったのは それが原因だろう。俺は魔力で感じ取った から気づいただけだ。先国から感じていた 妙な魔力こいつだったのか。かなり高 レベルで注意すべき魔物の一種だとか抱え ていた気がする。だがそんな魔物がなぜ こんなところにおそらくあのリッチはぐれ ね。それがここに迷いついてねじろにした よ。最悪。タオは肉踊り自しげにつやく はぐれとは理由あっても解いたダンジョン を出た魔物のことだ。ダンジョン消滅かは たまた自らの意思家ともあれそういった 魔物は地上で生活したりまた他の ダンジョンに潜ったりする。だがここまで レベル差がある魔物がいることは滅たに ないらしく遭遇した場合はパーティー全滅 の危機だとかここは私に任せて逃げるね。 私の身のこなしなら奴の魔術もある程度 買わせる。ロベルトが逃げる時間くらいは 稼げるはずよ。タオはどうするつもりだ? 心配無用。私はなんとかして逃げるね。だ から早く。言が早いかタオはリッチに 向かって駆け出す。おそうだ。逃げたふり して感染しよう。俺は物影に隠れ戦いの 様子を見守ることにした。 黒い歯を避けながら気候弾を放つ。だが リッチは魔力消壁を展開しそれを防ぐし 下打ちをしながらもタオは魔力消壁へと 突っ込んでいく。呼吸は深く踏み込む足で 地面が揺れた。津眼とてつもない衝撃音が なり響く 見れば魔力消壁にヒが入っていた。気を 込めた手のひ底だな。あのレベルの魔力 消壁に素で傷をつけるなんて大したもんだ 。美味しいよ。シルファ。ああ、さっき 取ったばかりの獣の肉なのに血臭さを ほとんど感じない。見事な腕だ。 アルベルトも下つみを打っている。お口に あって良かったです。肉の中でも特に血の 匂いが薄い部を使いましたので、それに 役みもたくさん生えていましたので 匂い消しにとええ、詳しいんだね。 やっぱりシルファはすごいな。メ度の 足並みですので。うやうやしく頭を下げる シルファ。俺は思う存分食事を楽しむの だった。ふう。満腹みるく。食後のお茶が 終わり俺たちはゆっくりしていた。 すでには落ちかけているので十は朝からの予定である。ザートの甘い果実を食べていると アルベルトが難しい顔をしているのに気づく。どうしたんですか?アルベルトさん。やだと思ってね。焼けにくさんの獣が取れすぎている。さぎも鹿もイノシシシも活動期が微妙にずれているんだ。 にも関わらずこんなにあっさり取れるのは やはり何かおかしい。アルベルトは顎に手 を当て考え込んでいる。あまり獣の生体は 分からないが言われてみればこの森には 入った時から何か違和感を感じていた。 何かあるのだろうか。うおん。突如獣の 方向が響く。音の方を向くと森の中から 巨大な狼が出てくるのが見えた。ま、魔獣 だ。ゆっくり休んでいたこの絵たちは慌て ながらも武器を手に立ち上がり、魔獣を 取り囲む。針金のような分厚く黒い毛に シンクの瞳。大きな口からは鋭い牙が覗い ている。そして狼というにはあまりにも 巨大な身体。あれは確かベアウルフ。魔力 により化した身体はクと見うほどだ。やる ぞ。 も来い。はい。言われるまでもなく俺は立ち上がりアルベルトに続く顔お 少女を取り囲むのは豚顔の巨体。あれは確かだっけにあった魔物図鑑で見たことがある。せや。少女が気合いと共に小族を叩き込むとくが吹き飛ばされた。倒されたくは口から 泡を吐きくんびくんと痙攣 している。よく見れば周りには何体も多く が倒れしている。各か多くはかなり強い 魔物だと書いてた気がする。それをあれ だけの数1人で倒すなんてあの子結構 すごいな。ひんだ多くたちを少女は鋭い 頑光でじろりと睨みつけた。ぷギギプギー プギー。すると多くたちは悲鳴をあげて 逃げ出してしまった。ああ、もっと見 たかったのに残念だ。そこにいるのは誰ね ?そんなことを考えていると少女が声を あげた。俺のことだろうか?そう思い顔を 出してみると少女はこちらに視線を向けて いた。そう遠離れていたのに勘づくとは 武術の達人は離れているものの気配を 察するというし、ここは観念して出ていく か。俺は両手をあげ、敵体の意思なしと アピールしながら岩影から出てくる。 えっと、こんにちは。怪しいものじゃない よ。 俺を見た少女が一瞬驚いたように目を丸く した。まさか知り合い?いやいや、そんな はずはないか。この姿今俺が作ったんだし 。少女は長い沈黙の後ボそりとつく。何者 かお前名前か?そういえば考えてなかった な。えと、俺はロベルト 冒険者なんだけど仲間とはぐれちゃって。 あまり怪しまえても面倒だし冒険者という ことにしておこう。俺の言葉に少女は少し 考えて言葉を発する。あしはタオ。冒険者 階級はBジョブは見ての通り部島かね。 なるほど。タオさんは1人なの?弱っちい 奴らとなれ合う趣味はないだけよ。俺の 問いにタオと名乗った少女はつまらなそう に返してきた。あまりよく知らない人間と の接触は良くない。時間も無限にあるわけ じゃないしな。ここは適当にずらかるべき か。俺はこっそりとタオに背を向ける。 ああ、じゃあ俺はこの辺で待つね。と肩を 掴まれた。いてすごい力だ。ここは魔物の 出る危険なこや。お前よはそう出し町へ 帰るまでに食べられるよ。あも今から帰る とこだし町まで送るね。いやいや、俺も 冒険者。ちゃんと1人でも戦えるから 大丈夫だよ。だめね。ここで見捨てたら女 が廃るよ。うむを言わさぬその鋭い目。 この迫力なんとなくシルファを思い出さ せる。あまり人の親切を無にするのも良く ないか。冒険者と魔物の戦いを間近で観察 できるチャンスだし。分かったよ。お願い します。うん。任せるね。ため息を吐く俺 を見てタオは満面の笑を浮かべる。そして 俺に背を向け歩き始めた。来た。とんでも ないイケメンある。私の好みドストライク ね。ここでオを打っておけば感謝の壁丼 くらいは期待できるね。ふひふひ。なん だろう。すごく邪悪な顔をしている気が する。まあいいか。何かあったらダッシュ で逃げよう。タオに連れられ、俺は半ば 無理やり町に向かっていた。 ふんふふふふん。ふふふんふんふん。タオ さん、随分ご機嫌だね。タオでいいね。私 もロベルトと呼ぶよ。それに冒険者同士 敬語なんかいらないね。花歌を歌いながら タオは答える。なんだろう?初めて会った 俺に対してここまで親切に、ここまで上 期限になれるものなのだろうか。見知らぬ 他人同士普通は警戒しそうなもんだが。あ 、この格好か。いつもの姿で模者姿した から王族の服のままなのだ。多分タオは俺 のことを貴族のボンボンだと思っており 助けて報酬金をたんまり取ろうという3段 なのだろう。後で逆恨みされても面白く ないし釘をさしておくか。えとタオ言って おくけど俺は金とかは持ってないよ。 そんなの関係ないよ。あしロベルトからお 筋取る気ないね。タオは俺の言葉にも首を かしげて返すのみだ。ウーム、本当に 金目当てじゃないのだろうか。それにタオ はさっきから顔が緩みっぱなしだし。ふひ 、金も強さも必要ないよ。私が欲しいのは イケメンな彼氏ある。道場の娘に生まれた 私は物心ついた時から彼氏の1人も作らず 武道に開けくれたね。そして18歳になっ た私は出会いを求めて道場を飛び出し冒険 者になった。でもイケメンたちは僧侶や 魔術師みたいな弱い女ばかりを狙って私 みたいなのには目もくれない。ならば考え 方を逆転するよ。向こうが来ないなら私 から行けばいい。すなわちピンチの イケメンを助けて惚れられれば良いという 寸法ね。襲いくる魔物からロベルトを守り 、いいところを見せれば私も念願の イケメン彼氏ゲットある。このチャンス 絶対に逃さないよ。ふひふひ。すごくじゃ な顔だ。じゃだけどアホなことを考えて いる顔だ。っていうかブツブツ言って ちょっと怖い。完全に自分の世界に入って いるな。俺がドん引きしているといきなり タオの目がくわっと見開いた。飛べると 魔物ね。タオは跳ね上がるように両手足を 伸ばし姿勢を低くする。あれが武道家の 構えというやつだろうか。まるで獣が今に も飛びかかりそうな体勢だ。タオはその 姿勢のまま自ろりと周囲を睨みつける。 ほう。短く声をあげたかと思うとタオの 足元の石が1つ空中に跳ね上がった。瞬間 タオの身体がつ風のように高速回転する。 美シと鋭い音と共に石がはるか彼へと飛ん でいきに吸い込まれ。燃える炎前踊る炎 振り注ぐ炎等しく全てを滅ぼす炎よ。 来たれ来たれ来たれ。アルベルトが影唱を 開始する。あれは非系統も神魔術消熱の影 だな。白かアルベルトは上位魔術まで使え なかったはずだが、いつの間に身につけた のだろうか。ただ呪文束を使っての高速 影象まではできないのか。通常の影である 。呪文が紡がれる度、アルベルトの周囲に 魔法陣が生まれていく。美しい模様が 鮮やかに浮かんでは消えていく。呪文だと そういうのも全て省略されるからちょっと 味けないんだよな。とはいえ振るだと かなり長かった記憶がある。影完了までの その間タオとシルファがパズを抑え込むと いう手はずなのだろう。はあ。いや、2人 の攻撃はまともに通ってない。いや、多少 の傷は与えているのだが、すぐに言えて しまっている。どうやら半分精神体である 魔人には物理的なダメージは通りにくい ようだ。ロイド様、いくら最上今魔術 だろうが魔人であるやには聞きませんぜ。 そういや以前にそんなこと言ってたな。 その割にすぐ参ってたけどそりゃあんな もん食らったらね、結局どっちなんだよと 内心突っ込む。まあいいや。それより グリモは魔力の性質変化って得意な方か。 ってまだその話続いてタスカイまだとは なんだ。まだとは最優先事項だろうが。 わあ、そりゃ魔人は魔力の性質変化は得意 すからね。やり方くらいは分かりやすが さすがにあの人たちを放置して教えるのは まずいんじゃないっすかね。グリモが戦闘 中のアルベルトラに視線を送る。大丈夫だ よ。少し前から血魔術をかけているからな 。向こうが回復するならこっちもだ。 みんなには全国魔力国印を飛ばしてつけて おいたのだ。これは魔術を自動で当てる マーキングのようなもので1度つけておけ ばわざわざ狙い直す必要もなく魔術の対象 とできる はあ歩きながら俺は息を深く吸い込み長く 吐くなんとなくまだ魔力を誓できない魔術 師の卵なんかが行う修行に似ているな。 精神を統一し、呼吸に全を集中、体内を 循環する魔力の流れを意識する。魔術師の 修行でも処歩の処法、才能ある魔術師は 必要とすらしない修行。前世で魔術の才能 がなかった俺は最初の頃はずっとこれを やっていたのである。うん。身見まね似ね だがなんとなく体内に力がみな切っていく ような感じがする。魔力を完全に覚して いるからこそ分かる。みたいの奥底に 感じる力。これがきっというやつだろうか 。自分だけでなくタオの呼吸。ダンジョン のあちこちからもかな呼吸の気配が 感じ取れる。む、前方に何かいる。曲がり の向こう側から濃い気配を感じた。俺の 言葉にタオは驚いたように目を丸くする。 驚いた。ロベルトも気を使えるか。 似たような修行をしたことがあるからね。 ちょっと真似てみた。面白そうだったしね 。面白って気配殺地だけでも普通は5年は 修行しないと身につかないよ。それを見た だけで使えるようになるなんてとんでも ない才能ね。惚れた様子でためを吐くタで も面白そうだからって理由とてもこうよし ね。好きこそ物の上手なれよ。そういう ことならいいものを見せてあげるね。よく 見ておくといいよ。そう言うとタオは縁を 描くように身体を動かしていく。タオの へそから生み出された木は全身を循環する ように回りながらタオの両腕に集まって いく。は掛け声と共に十分に集まった木の 塊を放つ。それは前方敵の気配がする方へ と飛んでいく。直後ズんと衝撃音がなり、 魔物の気配が消滅した。ふ、これが飛行団 ね。今のは見せるためにわざとゆっくり 打ったけど、もちろん高速で放つことも 可能よ。おお、すごいな。タオ。まね。 タオはふんと鼻を鳴らすと俺に背を向けた 。木まで使えるなんてこいつは飛んだ広い ものね。それにロベルトは気に興味心身 教えてあげる名目で師匠と弟子でラブな ロマンスも期待できそうよ。しかも立派な 武道家に育てあげればうるさいじいちゃん も私の言い付けとして認めるに違いない。 ふひこいつは飛んだ広いものあるな。タオ は何やらブツブツ言いながら不気味に笑っ ている。なんか怖いし放っておいて先に 進むか。透け立ちするある。おお。と感性 が上がる。タオ、よく来てくれた。助かっ たよ。間に合ってよかったよ。さっさと ケ散らすね。アルベルトの言葉にウインク を返すとタオは魔獣の群れを相手に戦い 始めた。その活躍はまさに四士ふ人。身軽 なタオは無人に戦場をかけ回り、隙を見せ たベアウルフから仕留めていく。俺たちが 防御重視で戦っていたこともあり、 ちょうどハサミ打ちのような形となり、 魔獣たちはどんどん数を減らしていった。 まさか本当にスケットタオが来るとは思わ なかったぜ。タオの前で気を使えば俺の 正体がバレてしまうし、戦いも長引きはし ないだろう。ああ、もう終わったな。俺は やる気なく火球を放つのだった。これで ラスト王。タオの気候団で最後に残った ベアウルフが大木に叩きつけられ気を失う 。周りに倒れている10数匹のベアウルフ たちはもはや動くこと叶わない。うお、俺 たちの勝利だ。この絵たちが互いに身体を 抱き、喜びを分かち合っている。わあ、 残念だ。もう少し楽しみたかったのに。 ふう。なんとか全部倒せたね。タオが額体 の汗を拭いを整えていると、アルベルトが 握手を求めて両手を差し出した。 ありがとう。本当に助かった。気にしなく ていいね。間に合ってよかったよ。ふひ。 タオが握手を返す。めっちゃ嬉しそうな顔 でアルベルトの手を握ぎしている。 アルベルトは若干引いていたとところで タオ。よく僕たちが魔獣に襲われていると 分かったね。うん。祠は高いところにある でしょう。ちょうどアルベルト様たちが 魔獣の群れに襲われてるところが見えたよ 。タオが指刺したところ、切り立った崖の 上には石の祠が見えた。ただ祠は古さゆえ かほとんど崩れている。あれを修繕するの は大変だろう。随分崩れているね。そう いえば修繕に向かったのだったか。中断さ せてしまったようだ。僕たちが後で 手伝おう。命を助けてもらったレイだ。 それとても助かるね。お礼するよ。よかっ たら今度食事でもどうね。やったね。 すごい威力よ。さすがはアルベルト様です 。これなら奴も立ち上がっては来れない でしょう。2人は喜びの声をあげる。反対 にアルベルトの表情は曇っている。そうだ といいがな。かりと膝をつくアルベルト。 呼吸は乱れ全身に力が入らないのか ガクガクと震えていた。ま、力切れの症状 だ。顔色が青くなっている。アルベルト様 、大丈夫あるか?歯は全ての力を 出し尽くしてしまったな。魔力が限界だよ 。これで生きていたらもうどうしようも ないね。力なく笑うアルベルトを支える タオもシルファもすでに疲労コ配といった 具合だ。地の魔術では数は癒せても魔力や 疲労までは癒せないからな。当然この絵 たちも立っているのがやっとの様子である 。全員が祈るような顔で炎を見据える中心 と地面が揺れた。炎の中でゆらりと巨大な 影が揺らめく 人間にしてはやるではありませんか。炎を 書き分け現れたのは傷1つないパズだ。 後ろにはよめきながらも立ち上がりつつ あるベアウルフたちもいる。その姿を見た 全員の顔が絶望に染まる。ば、バカな。 氷学の顔を浮かべるアルベルトを見てパズ は兄と広格をあげる。甘いですね。我は 魔人。人間の魔術など聞かないのですよ。 パズが笑うと黒い吐息が吐き出される。 気づけばそれは辺りを包み込んでいた。ぶ ぐ。この絵たちが埋めき声を漏らし倒れて いく。タオもシルファもだ。みんな バタバタと倒れしていく。くわは。我が 魔力を吸い続けたものは何者であろうと 自我を失い操り人形となるのですよ。人間 にしては持った方ですが、それもここまで 。安心しなさい。これからは我が下木とし て使ってあげましょう。大笑いしていた パズだが、すぐにその顔が怖る。視線は まっすぐ俺礼へと注がえていた。バカな。 なぜ我が魔力を吸い込んで意識があるのだ ?え?さあ、ローバイエルパズに俺は首を かしげて返した。魔術には全て影が存在 する。ただほとんどどの魔術師は各々自分 にあった形で術式で無営象かあるいは観略 化しているのだ。の魔術なんかは影も魔力 もほぼ必要ないが、上位魔術になってくる とさすがに術式だけでは補えないため呪文 の影が必要となってくる。それを20章で 同時発動させる。果たしてどんな効果が 生まれるのかワクワクするな。行くぞ、 グリモ。えい。俺の言葉と共に右手に グリモの口が開いた。改めて呪文の影を 開始する。 やあ。突如グリモが悲鳴をあげた。なナ、 今のは一体何なんですさ。え、呪文を影承 しただけだが、今のがなんかとんでもない 量の呪文が一気に聞こえたんですが、ああ 、呪文束だよ。一呼吸に100の呪文を束 にして突っ込んでいる。宣骨ついだがその 束である。 人ともなればこのくらいできると思ったのだが。 いや、無理っすよ。 呪文束くらいは知ってますが、束ねられるのは生ぜ 2つか3 つくらいっす。その影象速度についていくには開魔術の例えば火球とかでないと無理っすよ。火球に少は不要だろ。いえ、自分は普通に必要すよ。驚いた。 火球みたいな買魔術にも影が必要なのか。 古代魔術は影少重視の文化なのかもしれ ないな。こっちは逆に影縮に特化した術式 を編んでいるから買魔術に影はできないん だよな。まあそういうことなら仕方ない。 じゃあ俺1人でやるしかないか。人って ことは2人分のA賞を1人でや るってことっすか。ああ、とりあえず こっちの口で普通に喋れるかだが。ああ。 うん。普通に行けるな。手の口から声を 出してみる。妙な感覚だが難しくはない。 これなら1人20もできそうだ。念のため 結回を貼っておくか。では改めて 円列火級と滝列水求2つの上位魔術を20 影する。やや上空に座標を指定した。それ は正確に発動している。いるのだがなんだ こりゃ。とんでもない魔力の氷を感じる。 これ以上やると結界が持たない。そう判断 した俺は魔力供給を立ち強制的に発動さ せる。直後混じり合った2つの魔術が破裂 する。ドーン と大爆発を引き起こし結界は消滅。の雲が 消し飛んでいたな。南通威力。ああ、 こりゃすごいな。これが20章か。かなり 威力を抑えたつもりだったが、それでも俺 の結界を破るとは全力で打ったらどうなる ことやら。なんだ?城の上空ですごい音が 聞こえたぞ。まさか竜でも現れたか。走れ 走れ。から見張の兵士たちの声が聞こえて きた。やべ、見つかったら怒られちまう。 俺は屋上から飛び降り自分の部屋へと 駆け戻るのだった。かけているのは支有系 透魔術回復呼吸呼吸の深さに応じて少し ずつ傷を癒すというというものである。 長い間じわじわと回復するため魔力刻印と 相性が良い。がやったと映えにくいし、地 系統の魔術は全てかなり上位の魔術なので バレると面倒だ。傷つき倒れていた者たち もしばらくすると傷が治り立ち上がる。 うん。これならそう簡単には倒されない だろう。てなわけで話の続きだ。わあ、 分かりやすたお本。魔力の性質変化とは 術式ではなく魔力を生み出す際に行うん ですよ。ただ魔力を出すだけでなく手を 加えれば性質も変化させられるんです。 ええ、それは考えたこともなかったな。 魔力を生み出すのなんてただ万全とやって いた。思えばグリ物使ってた古代魔術が色 を変えたり魔力並の形状を変えたりしてい たのは術式ではなく性質を変化させていた のか。無意味だと思ってたがやっぱり魔術 は奥が深い。まずは色の変化から始めるの が基本です。やってみますかい?もちろん 魔力の性質変化はイメージが大事でさ、色 のついた魔力を強く想像するんですとは いえ、一丁一隻でできるもんではイメージ ね。姿を変える魔術模者姿みたいなものか だったら得意だぞ。イメージと俺は青色を 強くイメージし、手のひから魔力を 生み出していく。すると淡い青色の魔力が 溢れ出してきた。おお、これが魔力の性質 変化ってやつか。赤、白、緑、思うように 色を変えていく魔力。こりゃ面白い。俺が はしいゃいいでいるとグリモは驚愕の表情 を浮かべている。な、聞いただけで あっさりと動かしたりとかもできるな。 あまり意味はなさそうだけど。生み出した 魔力に動けとイメージを送るとグねぐねと 色を変えながら動いていく。グリモは俺が 時在に動かしているのを見てあんぐりと口 を開けていた。なるほど。パズはこれに 匂いや味を加え、魔獣好みにしているんだ な。炎をいて全てを噛み砕く牙となれ。 情熱エキ場なんてことをしていると アルベルトの影承が終わったようだ。すぐ 気づいたシルファとタオがパズから距離を 取る。直後燃える無数の炎がパズづらえと 振り注いだ。ガー高範囲に渡る炎が周囲を 焼き尽くし、ベアウルフラは悲鳴を上げ ながら次々と倒れていく。水形等魔術準度 上昇。これは液体に作用する魔術で 文字通り不純物を排除するものだ。皮の水 を飲料水としたり、燃料などに混じった ゴミを取ったりと使える幅は広い。ただ あまり準度を上げすぎると混合物は完全に 分解されてしまうのだ。以前茶の順度を 上げすぎて水にしてしまったことがある。 そんな繊細なことを魔術でわあ、改めて 思いやすいがロイド様の魔術は大したもん ですな。俺が開発したわけじゃないよ。 魔術は常に進歩しているグリモがいた頃 よりいろんなことができるようになって いるのさ。よし、ゴミを救ってと。うん。 綺麗になった。まずい駅は戦国と違い かなり透明度が増しているように見える。 そういえばこのまずい駅には何の術式が 込められているのだろう。ちょっと見て みるか。液体に込められた術式へと意識を 集中させていく。ふむ。これは強度増加の 術式かな。物体に込める術式の中でも最も ポピュラーな術式だ。効果な件などはこれ で強化しておけば簡単には折れない。だが この術式相当昔から使い回してるな。 めちゃくちゃ古臭いし非効率な術式だ。 ちょっと書き換えよう。こんな術式はもう 覇棄してもいいか?大分容量が開いたな。 これなら強度増加も3くらい編み込める。 ついでに男性増加もしておこう。これが あると金属に粘りが出てとても丈夫になる からな。よし、こんなもんか。あは探検に もう一度してとできた。 手にした探検のは全国と違いピカピカだ。 試しに宝箱には当ててみると面白いように スパッと切れた。おお、見事なもんですな 。うん。いいね。は、俺様の螺旋クロ戦法 を生身で受けたな。てめえは終わりだ。 爆勢飛び上がれ。グリモールが何やら方向 を上げているその間魔力並は俺の指先で とまっている。町から派を停止させ、その 構造を見ているのだ。ふむふむ。螺線で あることにも黒色であることにも特に意味 はないか。それでも威力は上がっているの はいわゆる気の持ち用というやつである。 怒りなどの感情の高しぶりや思い込みなど で魔術の性質が変わるというのは応にして ある。とはいえ、それは良いことばかりで はなく、時には反動を生む。なので一時期 からはあまり推奨されなくなったのだが、 古代魔術はそちら方面で進化していたのか もしれない。それでここまで威力が出せる というのも面白いと時間切れか。停止させ ていたことで術者からの魔力供給が立たれ 、魔力並は消滅してしまった。まあ、観察 は十分か。そこまで複雑なものでもなかっ たし、消えた魔力並の先でグリモワールは 氷学の表情を浮かべている。ば、バカな俺 の最大威力の魔術だぞ。あれを使えるよう になるのに何十年努力を重ねたと思って やがる。それをあっさりと驚愕の表情を 浮かべるグリモワール。なるほど。今の 魔術には確かに相当の思考錯誤と終練が 感じられる。 操作血の滲むような努力の結果だ。うん。 さかし楽しかっただろう。魔術の修行は とても楽しいものだ。魔人だってそれは 同じだよな。やっぱり人間も魔人もそこは 同じなのだろう。うん。うん。たのばバカ か。てめえはなんだかびっくりしているな 。俺何か変なこと言ったかな?クそ。 ふざけやがって。今度こそグリモールは 再度宣告の魔術を唱え始める。うん。同じ やつなら2度も見なくていいかな。それに あまりレベルが高いとは言えないし。古代 魔術はあまり攻撃性の高いものじゃないの かもしれない。ああ、攻撃の方はもう 大丈夫。分かったからさ。次は他のを見せ てくれよ。他のとうん。何でもいいけど。 そうだね。防御魔術とか。ああ、俺が攻撃 すれば分かりやすいかな。そう言って俺は 右手をかざし魔力を集めていく。 とりあえず普通の上位魔術から行って みよう。両手に魔力を集めて皇室化力を 上げるようイメージしているんだな。面白 そうだ。俺もやってみるかとはいえ素では あれだし。そうだ。鞄の中に武器があっ たっけ。以前不術で使った鉄の探検。あれ を使えば剣で同じことができるよな。隙を 見せたな。しねえと思いカを漁さろうとし た時である。パズは魔力並を放ってきた。 ロイド様危うね。それを迎え打つべく俺の 右手グリモが黒い魔力並を放つ。2つの 魔力並は互いにぶつかり引け飛んだ。ぬー 。魔人が人間に組か。へ、鼻く素定の威力 だぜ。パズとグリモが魔力並みを打ち合う 。何度も何度も俺の元全で激しい先行が 散っている。A底こを知り解け。のやつは 失った我が身体の新たな宿主とするのだ。 誰がてめえなんぞにやらせるかよ。こいつ の身体はゆくゆくは俺様のもんになるんだ からな。町から派の激突音であまりよく 聞こえないが2人は何か喋っているようだ 。魔人同士対抗心でも燃やしているのかな ?ロイド様、ここは自分に任せてやりたい ようにやってくだせ。ああ。うん。グリモ も無理すんなよ。っていうか別に放って おいても魔力消壁で防げるんだけどな。 まあせっかくやるって言ってくれてるんだ し無に断ることもないか。王族とは家の ものの信源をむやみに否定せぬものらしい しな。えっとこんな感じかな。戦国と同じ 容量で強く硬い歯をイメージした魔力を 生み出し剣にまとわせていく。さらに 先ほど見たシルファの権技も制御魔術で コピー。よし、これでやってみるか。 グリモの口を閉じさせ、ぎゅっと探検を 握りしめた。行くぞ。俺は米を蹴り、 まっすぐパズに向かってかける。低く構え たけ筋が水面で爆舌続け、水柱となって俺 のすぐ後を続く。うおな。なんだ? いきなり身体を揺さぶられ美となる。 振り向くとタオが口をパクパクさせていた 。だが音が聞こえない。そういえば音声 遮断を使っていたんだった。解除すると タオの声が聞こえてきた。ロベルトやっと 返事したよ。ああ、ごめん、ごめん。集中 しててさ。もう私がグレウルフ倒した ところ全然見てなかったね。タオは怒って いるのかを膨らませている。ちょっと悪い ことをしちゃったな。でもおかげで ダンジョンの結界については色々調べられ た。まずこのボスのいる部屋がダンジョン の心臓とも言える部分だ。もっと言えば ボスを倒した先にあるお宝のある部屋が そうである。ボスを生み出したり結界を 張ったりそれらの出力源は全てそこから だった。その眼油魔力量は半端ではなく 術式などに頼る必要もなさそうだ。単純に 大量の魔力だけで結界や魔物の生成を行っ ているように感じられた。おそらくその 栄養はダンジョンで死んだ魔物や人間動物 だろう。魔物は死ぬとダンジョンに帰って いくからな。効率は死ぬほど悪いが、単純 な魔力の送量が多いからできることだ。 まだまだ分からないことはたくさんあるが 、そんなところかな。もういいね。 さっさとお宝を拝みに行くよ。そうだな。 ボスを倒した先にはお宝があるらしい。駆 の心臓部と同じなんだな。ということはお 宝が核なのか。いや、それもおかしいはず 。止まれタオ。突如濃い魔力を感じ取った 俺はタオの手を引く。アンギーいきなり どうしたねロベルト?いくらなんでも こんなところじゃ。何か言いかけたタオの 元を黒い歯が通りすぎる。あれは闇系と 魔術市家か魔物が好んで使う魔術だっけ? え、ボスは倒したのにどうしてある?どう やらまだ何か残っているようだな。注意 深く目を凝らすと芝を打ってきた敵の姿が 暗闇みに浮かび上がる。手間のかかり具合 も全く違うのでかなり効果らしく俺も見る のは初めてだ。こんなもんをポンと不用に 差し出せるとはこの国は豊かなんですな。 全くもってその通りである。俺がこうして 気まに魔術で遊べるのも国が豊かなおかげ だな。父チャールズには感謝しかない。 それじゃあ魔剣への不与試してみるか。 魔剣はすでに式が編み込まれているため それに付与を加えるのはかなり何度が高い とされている。の悪い付与だと術式が総裁 し、剣事態が破壊されてしまうのだ。慎重 に行かないとな。俺は魔剣に手を触れ、 意識を集中。術式を読み取っていく。ふむ 。剣に編み込まれているのは魔術増幅の 術式だな。魔剣には2つのタイプがあり、 1つはそれ自体に魔術が込められたもの。 もう1つは魔術を増幅するものでこれは 校舎だ。アルベルトも魔術師だし間違い ある前増幅なら術式を書き換えて売化にし てみるか。見たところ増幅倍率は2割増し といったところか。これを2倍マしにすれ ば格段に効果は向上する。ただ一部とは いえ術式を書き換えるのもまた結構な リスクを伴うんだよな。下手したら こなごなになってしまう。だったら付与 するのは補強の術式だな。つまり強度を 上げるものである。これを塗付すれば多分 耐えられるだろう。多分。まあ、あずる よりうむが優しいというしやってみるか。 まずは術式の書き換え。2割増しの術式を 2倍増しへと書き換えていく。書き換えが 終わると剣から白い煙が登り始める。 ロイド様やべえですよ。何度か剣を破壊し たから分かる。これは壊れる兆候だ。早く 補強の付与を終わらせる。俺は呼吸を 落ち着かせながらまずい液を塗布していく 。すると煙が収まる。術式が馴染んだのか 安定してきたようだ。ふう。危なかったな 。危うく高な魔剣がへし折れるところだっ た。ちょっぴり日々が入ってるがギリギリ 政府だ。ともあれ、多少の犠牲は出した ものの無事付与は終わったのである。なん だか生かい視線を向けられた気がする。く 、使い間に手を噛まれるとはこのことだ。 私は冒険者のタオというね。怪しいもの じゃないよ。そんなことをやっている間に もタオはアルベルトに声をかけている。 ふむ。僕はアルベルトディサルーム。この 国の第2王子だよ。王子様、これは飛んだ ゴブレイを許してください。あるよ。いい さ。知らなかったのだろう。僕は気にして いないよ。ありがとうございますね。 たどた正しい口調で頭を下げるタオ。他の 国ならともかく比較的平和なサルームでは 王族に少々ブレな口を聞いたからと言って 即刑罰なんてことはありえない。俺たち 自身国の方針で横貴族だからとあまり存在 な態度は取らぬように言われているのだ。 おかげでうちの王族はフレンドリーという か民衆たちからも慕われており魔獣狩り などで外へ赴いた時などは平民たちの家で 食事を振る舞われるなんてこともそう 珍しくはないのである。それより冒険者が こんなところで何をしていたんだい?この 先の湖で祠の修繕以来を受けてそれに 向かう途中よ。その道中白と見えたあなた の顔が少し知り合いに似ていてね、つい 追ってしまったよ。ペコリと頭を下げる タオだが上でアルベルトを見る目はどこか じゃに見える。怪しい。シルファが無表情 のまま馬から降りタオの前に立ちふがる。 怪しいですね、この女。気になったなら 堂々と声をかければいいのになぜ気配を 消して近づくのです?そもそも喋り方から して怪しいではありませんか?な、この 喋り方は単なる鉛りある。気配だって別に 消したわけじゃなく、そういう呼吸が癖に なってるだけよ。ああ、なるほど。みんな がタオの気配を感じなかったのは木の呼吸 のおかげか。俺だけが感じ取れたのは 同じく木が使えるからだろう。近づいた。 今ならわかる。木の呼吸を行うタオは体内 の気を散らさず循環させているため、 あまり外へ漏れ出ていないのだ。ほう。で は宣からアルベルト様に邪なし線を向けて いるのはただイケメンだなと思っている だけよ。なし線なんてとんでもない。ある 。分かりやすく同揺するタオにシルファは 随詰めよる。ないのかあるのかはっきりし なさい。シルファ辺にしてあげなさい。え と 君も楽にするといい。アルベルトが声を かけるとシルファは一瞬タオを睨んだ後 すぐに後ろへ下がった。それでもいつでも 動けるよう絵に指先を当てている。タオは 緊張が切れたのか、大きく息を吐いて腰を 下ろした。 ありがとね、アルベルト様。助かったよ。 この人美人だけどとんでもなく怖いね。 ところでタオ、僕が知り合いに似ている らしいが僕は君を見たことがないんだ。 人違いではないのかい?ふむ。確かに私ら 探しているのはロベルト。名前違うよ。 それにアルベルト様とは少し雰囲気も 異なるね。げタオのやつ俺のことを探して たのかよ。いきなり飛んで逃げたからな。 探していてもおかしくはないか。ま、まあ 姿を変えてたし気づくことはないだろう。 ちらりと視線を向けるとタオが俺を元して いた。むむ。あの子どこかロベルトと木の 雰囲気が似てるよ。でも明らかに姿が違う ね。思い過ごし 嫌でもタオは俺を見ながらうんうん唸って いる。さすがに分かりはしないだろうが 心臓に悪いな。キュンキュキュン。そして 鼻を鳴らしながらすり寄ってくる。尻尾を ブんブン振りながら青向けになり腹を見せ ているものもいた。10数匹いた ベアウルフたちは皆俺の周りでじれついて きていたな。何?おい、貴様何をしている ?早くそやつを殺すのだ。ブーパズが命令 するがベラウルフたちは俺のそばから 離れようとはしない。それどころかテキに 満ちた目でパズを睨んでいた。ふむ。 こんな感じかな。俺は手のひから魔力を 生み出しながらつやく。俺の周囲を白い煙 のような魔力が包んでいた。ドイド様一体 何をしたんですかい?さっきからやってい た魔力の性質変化だよ。昼に食べた肉の味 や匂いを強くイメージして発動させたんだ 。さっきのシルファの料理微妙ったもんな 。思い出しただけでよだれが出てくる。 ベアウルフたちも気に入ったようで 心地よさそうな顔で浴びていた。ゴアー。 パズが入っていたベアウルフも始めた。 どうやら俺の放つ魔力を吸い込んだようで ある。おおおい、貴様までふざけるなよ。 やめろ。吐き出すな。くお。ベアウルフは よだれをボタボタ垂らしながら口から黒い モヤを吐き出していく。モヤは新潟に 固まりパズとなった。おお、あれが本体か 。ずを吐き出し終えたベアウルフは俺の元 へ駆け寄ってきた。くんくん。そして尻尾 を振りながら俺の周りをくるくると回って いる。可愛い。わあ、わグバカな子。 こんなはずでは残されたパズは雲の表情を 浮かべ息を荒らげている。許さん。許さん ぞ。おお。このクソガきが我が魔獣帝国の 邪魔をしようってズタズタにしてくれる。 辺りを漂っていた黒いモヤがパズへと 集まりその身体を包み込む。空気が震え、 俺にくっついていたベアウルフたちが警戒 心を剥き出しにした。モヤを取り込んだ パズの魔力がぐんぐん上がり、魔力も どんどん増していく。かずは銀の毛と漆黒 の翼を持つを持つ巨大な猿へと変貌した。 決まった実態を持たないが故えの変貌。 全ての力を出し尽くした真の姿とでも言う べきか。最初とは内放する魔力量が断違い だ。殺す。巨大化したパズは短くそう呟い て俺に飛びかかってきた。扉を開けると 部屋の中から異様な空気が漂ってくる。 様々な色、恩匂いの魔力の本流。これは すごいな。広域殲滅や生命生成、空間転移 の魔所なんてのもある。こりゃすごいな。 まさにお宝の山だ。だが特に気になるのは 奥から発せられる気配。一言で言えば甘く かしい花のような香りに紛れ、わざわい 踊りじしい何かが手招きをしているような 感覚だろうか。おそらくこれがアルベルト の言っていた金書だ。さてどうしたものか なんて考えているうちに俺の足は禁の気配 いつの間にか部屋の奥へと進んでいく。 おお、これは制御系統の魔術か。かなり 強制力が強いな。匂いを嗅がせることで 相手の行動力を制限するタイプの術式を 編み込んでいるのか。おそらく霊の魔人が 使っているのだろう。何も知らないものが この部屋に入ったらフラフラと吸い寄せ られるように禁の封印を解いてしまう だろうな。厳重な結界がされているのも 頷ける。もちろん俺はそうはならない。 制御系透魔術への対策は簡単だ。身体の コントロールを取られても落ち着いて こちらから上書きすれば解除できるという わけで自身に制御系統魔術をかけると身体 が自由になった。自由になった身体で 改めてショ庫の奥へ足を踏み入れる。おい おいおいおい。生えてるのか?てめえはよ 。重く響くような声が聞こえた。見れば 部屋の最後真っ黒な本の上にモヤのような ものがある。それは人のような形をして おり、赤い瞳がランと輝き俺を見つめてい た。俺の支配を逃れてなお逃げずに向かっ てくるとはな。よほどの夕敢かただのバカ か。夫名乗り忘れたな。俺様は魔人 グリモワール。よろしくな。黒いもや魔人 グリモワールは俺を見て容気に笑う。ええ 、驚いた。君は本に封じられているんじゃ ないのかい。くくく長い年月が経ち、封印 が誇び始めているんだよ。だから身体の1 部分だけは外に出れるのさ。見れば確かに グリモワールが尻に敷いている本は ボロボロだ。本に編み込まれた封印は ボロボロでいつ効果を失ってもおかしく ない。なあ、坊主てめの名は何という? ロイド ふむ。ナーロイド俺様はあと数年もすれば 封印を破り、完全な形で復活し外に出る。 そうしたらこの国を滅ぼし尽くすつもりだ 。この国の魔術師どもに封じられたわけだ からな。 俺にはそれをやる資格がある。だがロイド 、今から俺様の言うことを聞いてくれる ならてめの命だけは助けてやってもいい。 そう言ってグリモワールは口元を歪めると 指で本を差し示した。こいつの封印を破壊 してくれねえかい。倒したはずの魔獣の 復活による同様。それを畳みかけるように パズが方向を上げる。ぐお。それを川切り にベアウルフたちが突っ込んできた。この 絵たちも防御を試みるがすでに気迫で負け ている。その上さらなる巨体であるパズも いるのだ。誰も彼もお呼び越しである。 そんなことでパズが遠慮するはずもなく 大きく振りかぶった一撃がこの絵数人を まとめて捉える。ぐわあ。1振りでこの絵 たちは投ぎ飛ばされてしまった。続いての 蹴りを受けようとしたこの絵の剣がへしれ 地面に投げ出された。1人また1人とパズ に倒されていくこの絵たち。レアウルフと 相対していた者たちもそれを顔色を青く する。火 強い。あれが魔人と止められるわけがない 。圧倒的な戦力さにこの絵たちは繊維を 失いつつあった。 は乱れ従輪を待つのみと思われたその時で ある。彼らの間に一人の風が吹いた。借り ますよ。リンとした声と共に駆け抜けたの はシルファだ。その両手にはそれぞれこの 絵のさやから抜き取ったでアロー剣が握ら れていた。草剣が太陽の光に反射しらりと 光る。アングリス流ソ剣術登り送え た剣を地にすらせながらシルファはパズに 向かって走る。2本の線を地面に描き ながらパツの足元にたどり着くと垂直に 飛んだ。その登り様に繰り出される牽線 両客から銅そして肩には剣筋の跡が はっきりと残されていた。ぬぐ巨体を 駆けのりながらの凄まじい斬撃にパズは 埋めき声をあげる。トンとパズの肩を足場 にシルファは空中で反回転する。両手の剣 は逆手に握られていた。ともかくなんと なくだがダンジョンというものが分かって きたな。だがまだまだ仮説の息を出てない し、もう少しサンプルが欲しいところだ。 そのうちまたダンジョンに潜りたいな。 ロイド様は魔術師でしょう。ダンジョンに ついても調べるんですかい?何が魔術に 使えるか分からないからね。わあ、そう いうもんですかね。魔術というのは様々な 要素が組み合わさった学問だ。である以上 の新羅番賞との繋がりがある。そもそも火 や水がなければ魔術でそれを生み出すこと もできなかったわけだ。知識はあればある だけ自分のためになる。この知識がいつか 何かに使える時が来るかもしれないしな。 ダンジョンについてはこんなもんだろう。 さて、次は不与魔術だな。不系統魔術に 関する魔術書はそれなりにあったが、それ を試すには特殊な職媒が必要なのである。 それがこの探検に塗付されたまずい液。 魔力に対するとても強い保持力があり、 浸透性も高いのでよく職倍に用いられるの だ。それなりに貴重なもので基本的には 有望な火事職人たちにしか出回らない らしく、なかなか手に入れる機会がなかっ たのである。やることは他にもたくさん あったので後回しになっていて実際に試し たことはない。まずはまずい液を剥がすと 。えっと、やり方は確か熱湯に塗付された 箇所をつけこすって落とすんだっけか。 魔術で湯を沸かし、その中に探検の刃を つけてブラシで擦すると油のようなものが 浮き出てくる。これがまずい液だ。熱で 剥がれるが水には溶けないので湯の表面 部分に浮き上がるのである。それを 救い取って小瓶に入れていく。ムー不純物 が浮いているな。多分何度もこうやって再 利用したんだろうな。まずい駅は不要に なるとこをして剥がし、また新たな不術の ために使える。だがその度に汚れが増えて いき、順度が下がる。そうすると当然不 魔術の効果も薄れてしまうのだ。なら綺麗 にしてやればいい。小瓶に手をかざし魔力 で包み込む。すると液体の中から小さな ゴミが浮き出てきた。ロイド様、こいつは 何をしてるんですかい?不純物を取って いるんだよ。町を出た俺たちはまっすぐに 森へと向かう。魔獣の出た場所は森の奥に ある小さな村。その奥にある巨大な湖だ。 昔から村の水源として重宝していたのだが 、ある日突然魔獣が現れるようになった らしい。困った村人たちは冒険者ギルドに 討伐を依頼したが、報酬も安い上に変更 まで行って魔獣を退治するなんて依頼を やりたがるものもいるわけがない。そんな わけで結局ギルドも国へ丸投げしたのだ。 この手の公共事業は国の仕事である。 ちなみに魔獣狩りは兵の実践訓練や貴族の 娯楽などを兼ねている。アルベルト様 シルファが声を発する。その張り詰めた 気配にアルベルトとこのAたちも異変を 感じ取ったのか馬を止め武器を抜いた。 もちろん俺はすでに気づいている。独特の 嫌な気が周囲から感じ取れる。これは魔物 だ。アルベルトと俺を守るようにエンジン が組まれ、シルファがメイド服のスカート から1本の投げナイフを取り出した。 ナイフは草むに吸い込まれていき、ズンと 何か柔らかいものに突き刺さるような音が した。 あおおお ついで問の声が聞こえる。どうやら物に命中したらしい。むが揺れ犬のような顔をした人型の出てくる。あれは確かボルトだっけ? 森に生息し 群れで狩ルトは手先が器用で武器を扱うのが意な魔物。その量はゴブリンなどは比べ物にならない。 加えてその手に持っているのは鋼の剣で ある。それを見たこの絵たちの表情が 明らかに変わった。く、こいつらいい武器 を持ってやがるな。ああ、冒険者たちから 奪ったのだろう。これは手こりそうだ。 身体能力が同程度ならば武器の性能差が そのまま戦力の差になることは多い。ふむ 。こちらと向こうの人数も同程度だし、 付与した武器の試し切りにちょうどいいな 。タオは顔をあらめ、くねくねと腰を よじっている。まさかまだ気を失ってい なかったとは。だが幸運なことにちょっと 勘違いしているようで正体がバレたわけで はなさそうだ。ていうかといつの間に将来 を誓い合ったのだろうか。全く記憶にない んぞ。ふむ。魔人を倒すとは相当名が知え た冒険者だろう。 今度探して霊を言わなければな。いや、 ロベルトなんて冒険者はいないんだが。 まあいいや。知らんをしておこう。オン といきなり森の中から吠え声が聞こえてき た。し身から飛び出してきたのは真っ白な 大型県たちだ。犬の群れは惚れにすり寄っ てくる。わ、なんだお前たち。うん。よく 見ればこの犬たち見た目はすっかり 可愛らしくなっているがさっきの ベアウルフだ。触れれば分かるが体内を 巡る魔力の流れが同じなのである。成長や 修行により魔力の方は変われどう1個体で あればこの流れのパターンが違うのは基本 的にありえない。一体なぜこんなことに なったんだろうか。魔獣は食らった魔力に より姿や性格が変化しやす。ロイド様の 魔力を浴びたからこいつらもこんな姿に なったんでしょう。おグリモの言葉を肯定 するように犬が吠えた。その1匹が俺の前 でちょこんと座ると他の犬たちもそれに 習う。戦闘の犬は俺をキラキラした目で 見上げ尻尾を振っている。どうやらこいつ パズが直接操っていたやつですな。ロイド 様を主と認めたようですぜ。どうもそう みたいだなとはいえに連れ変わるわけにも いかないよな。可愛いけど魔獣だし。俺は そう思いちらりとシルファを見た。 あらあら。この犬ロイド様に随分抱いて いるようですね。だがシルファは俺に抱い た犬を見て嬉しそうに微笑んでいる。あれ 絶対連れ帰っちゃダめですとか言うと思っ たのになぜか交換色だ。何を不思議そうな 顔をしているのですか?ロイド様。犬は 中義に熱く戦士たちの良き相棒となる。 それ故えングリスケでも昔からたくさん 勝っております。ロイド様にもいつか犬を 勝っていただこう思っていましたが良い 機会です。この子は身体も丈夫そうだし よろしければ買われてはいかがでしょうか ?シルファの言葉にアルベルトも頷く。 そうだね。犬は僕も好きだ。それに白い 魔獣は演技が良いと言われている。これ ほど抱いているならきっとロイドの良きと なってくれるだろう。おんおんおん。そう しろと言わんばかりに何度も吠える犬。 2人がいいって言うならいいか。魔獣に 関しても色々研究したいことはあったしね 。あ、いや、別にグいことをするじゃない からな。ロイド、その子に名前をつけて やるといい。名前ですか?うん。じゃあ白 で。おん。白いからという安直な理由だ けど、白は気に入ったようだ。撫でロ ばかりに俺に頭をすり付けてくる。俺が 撫でてやると白は千ぎ連に尻尾を振って 喜びを表現していた。可愛い油ですか? 翌朝、俺はシーツを干しに来たシルファに 声をかける。まずい液の原料である油。 まずはこれが大量に欲しい。うん。水瓶に いっぱい欲しいんだ。魔術の実験で使い たくて。それは構いませんが。ふむ。そう ですね。条件があります。シルファはそう 言ってにやりと笑う。私から堅術ごっこで 1本取ることができたら差し上げますよ。 やっぱりそう来るだろうと思ったよ。 シルファは俺がお願い事をする時は大体 そう言って交わすのだ。いつもはそのまま 引き下がっていたが、今回はそういうわけ にはいかない。分かったよ。野郎シルファ 。俺が頷くとシルファは驚き目を丸くした 。本当でございますか?聞き違いではなく 。うん。必要だから。じゃあ俺は準備して 中庭に行くからシルファも早く来てよ。 はあ。ボケた返事をするシルファに背を 向け、俺は中庭へと向かう。しばらくする とハカちで目元を拭いながらシルファが 現れた。うス。ロイド様がこんなにも やる気を見せてくださるなんて。うう。 シルファは嬉しございます。なぜか涙を 流して感激しているシルファ。はっきり 言ってそこまで完撃されても困るんだが。 言っておくけどシルファ魔術は使わせて もらうからね。ええ、もちろんです。 いくらロイド様でも堅術のみで私から1本 取るのは難しいでしょうし、まあ、そんな 許可を得ずともすでに使ってはいるのだが 、要は言い訳作りである。攻撃魔術を併用 して戦えばシルファ相手に勝ってしまって も言い訳が効くだろう。さあいつでも いらしてください。うん。僕塔を片手で 持ち、もう片方の手で火球を生み出す。 制限は買魔術のみ。威力は加減いっぱい。 このくらいなら魔術好きの子供が使って不 自然でないレベルだろう。当然シルファの 権技はすでにコピー済みである。行くよ。 先手必勝とばかりに火球を放ち、そのすぐ 後ろをかける。できるだけ断速を遅くだ。 どうせ早く打ってもかわされるし、それ ならこうして盾として使った方がいい。 無駄です。シルファが牧刀を振うと あっさり火球は消し飛ばされてしまった。 もちろん想定ない火球旗田のめくらましだ 。俺は走りながらすでに土球を発動させて いる。かき消した炎の後には土の壁ができ ていた。表海が地面を貫き、稲妻が空を かけ、竜巻きが巻き起こる。すごまじい 破壊音と衝撃波が吹きやれるのを見ながら 俺はふむと頷く。なるほど。やはり二重症 魔術は元となった魔術を掛け合わせた形に なるのか。魔術というのはイメージが強く 影響する。火球なら火の玉を強くイメージ しなければ発動しない。水は水の玉、土球 は土の玉も同様だ。上位魔術となると イメージだけでは足りないので、呪文の影 や術式、媒体の使用などでそれを補強する のだ。なので20章は元となる2つの魔術 を掛け合わせたイメージの通りに発動する 。で言えば火と土で溶岩、水と土で氷、火 と風で雷、風と土で砂とそんな具合だ。 まあ、これは想定ないというか、実はこれ らの組み合わせは本で読んでて知っていた 。滅多に見られるものではないが、二重 自体は昔から存在している。グリモのよう な技を持つものや息のあった魔術師2人で あれば行使可能だからな。実際試すとどう なるかという確認だったのである。それ よりも他に試したい組み合わせはあるんだ よな。まずはこれ幻想系等魔術模者姿。 これは魔力の膜で自分の身体を覆い別人の 姿に変えるというものだ。特にイメージが 重要な魔術でよく知った姿でないと返信 できないというものだがこれを20章で 発動させればどうなるか。俺の想像通り事 が運べば物は試しとばかりに模者姿を二重 発動と共に俺の身体が光に包まれていく。 えっと鏡鏡とおいい感じだな。鏡の前に 移るのは少しだけ背を高くし、少しだけ髪 の色素を薄くし、結構イケメン化した俺の 姿。と模者姿を二重し、片方を自分、もう 片方をアルベルトにて発動させたのだ。俺 とアルベルトの姿のイメージが混じり、 ちょうど中間ぐらいの用姿になったので ある。この姿漫画違いで俺の姿を見られて も正体を知られることはない。ついでに アルベルトにも迷惑をかけないしな。て いうかさっき上位魔術を打ちまくったし、 誰か近寄ってくるかもしれないか。 一旦場所を移した方がいいだろう。何せ目 の前は凄まじい破壊の嵐が吹き荒れた後で ある。こんなものの近くにいては知らぬ存 のも無理がある。そうと決まれば秘少にて 俺はその場を後にする。岩山と岩山の間を 文字通り支障し国の場所から大い離れた 辺りだろうか。うん。あれは眼かを見れば 何者たちかが争っているのが見える。どう やら人間と魔物の群れが戦っているようだ 。おお、魔物って見たことがなかったんだ よな。よし、隠れて観察するとしよう。俺 は岩山の影に降りるとそこから戦いの様子 を覗く。魔物と戦っているのは年若い少女 だった。艶のある黒髪を両サイドで括くり お団子にしてそこから垂らすようにして 伸ばしている。剣方服とでも言うのだろう か動きやすそうな服の胸源は涼し毛に開き 、背にはぶっという文字が刻まれていた。 少女は軽やかな足取りで魔物を翻弄しつつ 拳1つで戦っている。あれは多分冒険者だ な。冒険者というのは便利屋のようなもの で、金を稼ぐために魔物を買ったり素材 なんかを集めたりする連中だ。強さによっ て階級分けがさえており、EからAまで ランクがあるんだっけか。正直あまり興味 がなかったし、よくわからないんだよな。 あれから1週間が経った。基本的には俺の 日々はほとんど変わらず好きなことをやっ ていた。少し変わった点といえば アルベルトが頻繁に魔術の練習上へ誘って くれるようになりシルファの堅術ごっこの 頻度とそのレベルが上がったくらいだろう か。アルベルト様、今からロイド様は堅実 の稽古をなさるのです。それは先日もやっ ただろう。今日は魔術の練習をするのだよ 。何をおっしゃいます?現術です。いいや 。魔術だね。2人は火バをチらし睨み合っ ている。ただ時踊りじれを取り合っている のを見るので気が重い。しかもチャールズ も最近何かと俺を呼び出して近況を聞こう とするし、風の噂ではタオもロベルトに ついて聞き回っているそうだ。モテモテっ すな。ロイド様グエで周りの評価が上がれ ば俺が身体を乗った時にうまい思いが できるぜ。ポン。グリモがニヤニヤ笑い、 白が元気よく吠える。全く騒がしいことだ 。俺はただ魔術を極めたいだけなんだけど な。この世界には未だ俺の見たことのない 魔術が存在する。それを全部見たい、覚え たい、モて遊りたい。俺はまだ見ぬ魔術の 新を望み、真っさな空を見上げた。魔術師 として大切なものはまずは家柄、次に才能 、そして最後に努力である。最後というの は言葉通り努力を努力として受け止める ものにとってであり、楽しんでそれを 積み重ねられるものにとっては最後では なく最大の力となりる。え、それら全て 持つものがいたらってあはそれはぞっとし ない話だね。なくとも私は戦いたくはない な。なんてあの野郎は言ってたっけか。 グリモがボソりとつやく。どうかしたか グリモ。いいえ。何でもあ、じゃんけんは シルファの姉子が勝ったようですぜ。見れ ばいつの間にか2人はじゃんけんをしてい たようで勝利したシルファがかけてくるの が見える。ロイド様嬉しそうに僕を手に手 を振ってくるシルファ。俺はためを吐き ながら中庭へと向かうのだった。円 食大の炎を指先に集めグリモール目がけて 放つ。ぬわあ。炎が命中し、グリモワール は悲鳴をあげた。あれなんで魔力消壁で 防御しなかったのだろうか。 おいグリモール。 大丈夫か?慌てて声をかけると炎の中で影 が揺らめいた。見ればグリモワールの身体 には火傷1つついていない。く、驚かせ やがって。だが魔人である俺様を魔術で 倒すことはできねえよ。残念だったな。え 、そうなのか。ああ、そうさ。新刊どもが 使う神聖魔術なら少々のダメージは受ける がよ。が魔術しごときが俺様を倒す術はね 、残念だったな、ロイド。俺様を復活させ た時点では積んでたのサブ。今度は滝列 水求をぶつける。滝のような水撃を食らい ながらもグリモールは確かにダメージを 受けているように見えない。は、話を聞き やがれ。無駄だと言っているだろう。 ガフアー。すごいな。本当に聞いてないの か?私列球を放ちながらつく。岩石に 押しつされながらもグリモワールは平気 そうである。これは驚きだ。魔人ンって 本当に魔術が効かないのか?一体どこまで 聞かないんだろう?知りたい、試したい。 おいててめえ。なんキラキラした目を向け てきやがる。ちょ、やめろって。 おいコラー。俺は思いつく限りの魔術を グリモワールにぶつけるのだった。すみ ませんでした。俺の目の前でグリモワール が両手を地面についた。おいおい、 いきなりどうしたんだよ。土下座なんかし てさ。許してくだせえ、ロイド様。もう悪 さはしねえ。だからな。頼むよ。涙を流し ながら訴えてくるグリモール。ちょっと 攻撃魔術を数百回ぶつけただけなのだが よくわからん。何でもいいが早く続きを やろう。俺はもっと古代魔術が知りたいん だ。ひぎま、待ってくれ。もう身体が持た ねえよ。え、そうなのか。でもまだ全然物 足りないんだが。俺の言葉にグリモワール はなぜか青ざめるとざざっと後ろに下がり 地面に頭を埋め込むほどの勢いで頭を下げ た。このグリモールロイド様に精神誠意 尽くすことを誓います。使い間でも何でも なります。だからお願いだ。もう勘弁して くだせ。使いまかよくわからないがそこ まで言うなら今日はこの辺でやめてもいい かな。間になってくれるなら魔術の実験は いくらでもできるし。うん。悪くない。俺 はにっこり笑うとグリモワールに手を 差し伸べた。分かったよ。じゃあ俺と契約 するか。えい。俺の差し出した手にグリモ ワールはすがりつく。暗い光が俺たちを 包み契約が完了した。クそ。この グリモール様が人間の使い間になるとは なんたる屈辱だがこいつの実力は半端じゃ ねえ。十分な信頼を得た後にうまく そのかして利用してやれば俺が世界を影 から牛じることだって可能。くひ、その時 までの辛抱だぜ。ん?何物言ってるんだ? い、いいえ。なんでも何でもありませんぜ 。ロイド様皇帝 2グリモワール なんだか情緒不安定なやつだな。まあいい かともあれこしてグリモワールは俺の 使い間になったのである。高速で迫りくる パズ。俺のそばにいたベアウルフたちが 立ちふがる。ガうぐるお。もしかして俺を 守ろうとしてくれてるのか。でも危ないぞ 。散りかせようとしたが間に合わない。 邪魔をするな。パズが両腕を振うとベア ウルフたちは引き飛ばされた。キャイン 地面に叩きつけられたベアウルフたちが 悲鳴をあげた。こいつ自分の眷属をなんて やつだ。パズは倒れすベアウルフたちには 目もくれず、俺目がけて体当たりを ぶちかましてきた。ドスンと自動発動した 魔力消壁ごと俺の身体は湖へと吹き飛ばさ れる。だが風景魔術非秘障発動。風を まとった俺はコ面の上を滑り中央あたりで 止まった。しゃあ。翼を広げ地面を蹴り 即座に追撃してくるパズ。振り下ろされた 右手から放たれる魔力派を魔力消壁で 受け止めた。 自分で育てた大事な建属だろ。殴るなんて ひどいじゃないか。何を言っている?我に 逆らう愚かな犬なども早や眷属でも何でも ないわ。貴様を殺した後に全て首り殺して くれる。ひどいな。モフモフ。帝国を作る んじゃなかったのかよ。魔獣帝国だ。顔を 真っ赤にして俺を殴りつけてくる。ず ダメージは全くないが、それでも魔力消壁 をきしませるほどの威力。ただ殴っただけ 邪高はならない。これも魔力の性質変化か 。アルベルト様獲物を取ってまいりました 。私もです。私たちは鹿。しばらくすると 続々とこの絵たちが獲物を捉えて帰ってき た。うさぎに蛇、鳥に魚、鹿やイノシシ までである。その大量ぶりにアルベルトは 驚いている。こりゃあなた随分捕まえた もんだ。大して時間も経っていないのに どうしたんだ?いえいえ、アルベルト様、 この森友でもなくたくさんの動物がいるん です。しかもどれもこれも警戒心が薄い鳥 放題ですよ。後で狩などしてはいかが でしょう?この絵たちは興奮した様子で 語っている。まあ、あれだけ取れれば 楽しいだろうな。アルベルトは並べられた 獲物を見てふむと考え込む。ふむ。だが獣 は村の貴重な資源。いくら簡単に取れる からと言ってやりすぎるのは良くない だろう。僕たちは標準の食事ができれば 十分。これ以上の狩は不要だ。他の者たち にもよく言っておくように。は。 アルベルトに注意され、この絵たちは慌て て経をしたともあれ、食事の用意が始まる 。獣をさき、血を抜き、下処理をした肉が シルファの前に運ばれていく。シルファは それを切って似て焼いてテーブルの上に 並べていく。その手際の良さにこの絵たち は簡単な声をあげていた。皆様お待たせ いたしました。どうぞお召し上がり くださいませ。調理が終わり、合成な食事 がテーブルの上に並んだ。肉たるステーキ や脳のスープ、鳥の串焼きに賛菜のさや。 どれも微味だ。この絵たちが幸せそうに 食べているのを見るとこっちまでお腹が 空いてきた。お二方もどうぞ。ああ、 ありがとう。シルファ。いただきます。手 を合わせ綺麗に盛り付けられた料理に手を つけていく。まずはお肉をもぐもぐ。おお 、これはうまい。野生の獣の肉というのは こんなにうまいものなのか。負けた もの使いとはその名の通り魔獣と契約。 使い間として操る者たちの総称でその期源 は使い間を愛する魔術師たちがより刺益 する能力に特化させていく過程で生まれた らしい。彼らは使い間を操るのにも術式は 使わずに魔力を利用して念じるだけで支配 するらしく、俺はそれを試しているのだな 。白と呼んでみたが、白は俺の次の命令を キラキラした目で待つのみだ。恋と念じて みたのだが、どうやら伝わらないようだ。 白はとても頭が良く俺の言葉をほとんど 理解しているので、声に出せば大抵のこと は伝わる。ただし、お手、伏、待て、お 変わり、ちんちん、取ってこいなどの簡単 な命令はともかく、例えば3週回ってワン とけのような複雑なものでは話が変わって くる。どれくらいの速さでどこを回って どう泣くのか。そこまでの意味を込めるの はその一言では無理だ。念じるだけで言う ことを聞かせられるならその辺りもなんと かなりそうなんだがな。ロイド様、術式を 使って命令はできないんですかい?術式は 世界に効率よく干渉すべく特殊な魔術言語 で書かれたものだからな。それを理解でき ない城には通じないよ。ていうか、術式を 理解して持てれる魔術師はかなり少ないし な。俺でも現状は単語を組み換えるのが 限界だ。そういう観点から見ても日々の 読書で理解力を鍛えるのは大事なのである 。結局は言葉を魔力に乗せて伝えるのが 1番早いのだ。お座り恩というわけで俺は 魔力と言葉を同時に出し反復訓練にて地道 に覚えさせていた。うん。だがこれは時間 がかかる上に柔軟性がないしな。細かい ニュアンスは伝わらないし、何かもっと いい方法はないだろうか。考えていた俺は 太ある人物を思い出す。そうだ。アリーゼ 姉さんならサルーム王国第6王女 アリーゼディサルーム。俺の3つ上の姉で 俺と同じように多い権もなく好きなことを して暮らしている。その対象はもっぱら 動物。犬猫はもちろん類に鳥類。果ては 魔獣まで飼育している奇粋の動物好きで ある。俺が白を買っても何も言われなかっ たのはアリーゼという前例があるからと いうのも大きいだろう。あまり気は進ま ないけど会いに行ってみるか。おん。俺の 言葉に白は元気よく答えるのだった。 向かった先は城の離れにある大きな塔。 その周りにある広い庭にはリスやウサギ などの小動物が俺たちを興味深ぶかげに見 ており、木々の上では色取り取りの鳥たち が咲えずっていた。 わあ、こいつら全部ロイド様の姉が買っ てるんですかい?こんな風に話しにされて て逃げないもんすかね。うん。アリーゼ姉 さんは昔から動物に好かれやすくてね。今 思えば魔力によるものなのかもと考えたん だ。や、悲鳴。そして倒れる音。よし、 当たりね。小作がポーズをするタオ。すぐ に岩影からゾろぞろと小さな人影が出てき た。土色の身体にのような体育。 小さな角に大きく不気味な赤い目。手には 昆棒やら錆びたナイフやらを持っている。 あれは確かゴブリンだっけか 最弱クラスの魔物だ。しかしそれは単体で の評価を組むとかなりやばいとも書いて あった。姿を表したね。2度もかかって くるある。一速にてゴブリンたちの懐は 勢いのまま飛び蹴りを放つ。ゴブリンは 吹き飛び眼璧に叩きつけられメリコンだ。 タオの攻撃はそれだけで終わらない。一瞬 だけ着地すると老倍エルゴブリンたちに 回し蹴りを食らわせた。勝査なキビスが ゴブリンたちの脳点をこごとく捉え、一体 また一体と倒れしていく。 やあ。着地したタオにゴブリンが反撃 しようとコ棒を振り下ろすが、タオは すでにそこにはない。残像を残して消えた タオはゴブリンの背後に回り込んでいた。 遅いよ。ズンと拳がめり込みゴブリンは ぐらりと崩れ落ちた。呼吸を整えるタオを 見ながらもえくんだゴブリンたちは動く ことができない。強い。素であんな威力が 出るはずだない。そういえばタオの髪や瞳 の色、顔立ちは遠くにある異国のものだな 。異国には気を使い、それをまとわせた素 で戦うという話を何かの書物で見たことが ある。呼吸で体内に気を巡らせ練り込む ことで凄まじい力を発揮することができる とか眉つだったがこうして実際に見ると 信じざるをない。そういえばいつも独特の 呼吸をしていたな。あれがそうなのだろう か。ギャーギャギャー。後ろから聞こえる 寄制に振り返ると目の前には2匹の ゴブリンがいた。うお、びっくりした。 タオの戦闘に夢中になりすぎたようだ。 もちろん魔力消壁を張ってあるので問題は ないが。あっちまるで滑るように移動して きたタオがゴブリンに引きのどてっぱに それぞれ小底束を叩き込んだ。衝撃で 天高く飛んでいくゴブリンたちはちょい 対空時間を経て地面に激突した。やあ。 それを見て悲鳴をあげるゴブリンたち。 タオの強さに恐れをなしたのか気づけば ゴブリンたちはいなくなっていた。 ありがとう。助かったよ。ふ、霊は無要 ある。タオは背を向けたまま仁立ちをして いる。どうしたのかな?さっきからずっと その体勢のままだ。しかも物欲しそうに こっちをちら見ている。一体何だろう? さっき言った俺礼以外の言葉を待っている ような無逃げるゴブリンたちを目で追って いると大きな穴の中に逃げ込むのが見えた 。あれはもしやダンジョンか。ダンジョン とはたくさんの魔物が存在する不思議な 場所だ。奥にはお宝もあり、貴重な魔道具 や魔所なんかもあるらしい。こうしちゃい られない。俺は矢も盾もたまらず走り出す 。風景魔術失走風をまとった身体は羽の ように軽くなり高速での移動が可能となる 。地面を蹴ると文字通り飛ぶようにかける 。 ちょっとロベルトどこ行く?あへの愛の 告白を忘れてるよ。後ろからタオが何か 叫びながらついてくるが風の音でよく 聞こえない。そんなことよりダンジョンだ 。俺は全力失走でダンジョンへ向かうの だった。時なんでわかるんだ。見かされた ような口ごもる俺を見てアルベルトは おかしそうに笑う。はっは。ロイドは 可愛いな。 いいよ。話してご覧。お兄ちゃんが聞いて あげよう。ありがとうございます。えっと 、そのですね、実は最近不魔術を勉強中 でして、試してみたいから大量の武器が 欲しいのです。よかったらアルベルト 兄さんのこの絵たちの武器を貸してもらえ ませんか?アルベルトのような上位王子に はこの踊りジ数人のこの絵がいる。当然 テレン彼らであれば数本の権所持している だろう。非踊り時訓練を行っているだろう から使用感も聞きやすいしアルベルトの この絵から話も漏れにくい。不魔術か。 かなり使い手が少ない魔術らしいがそんな ものを使えるようになるとはさすが勉強家 だな。まだ始めたばかりです。失敗するか もしれませんし、あまり効果ではない武器 で構わないのですが。ふむ。なるほど。 実験材料が欲しいというわけだね。 ウインクをするアルベルトに頷いて返す。 察しが早くて助かります。母はロイドの 考えてることは全て分かるよ。魔術不要し た件はこの絵たちも欲しがっていたからね 。ある程度なら武器を無駄にしても文句は 言うまい。わかった。話をつけてこよう。 ありがとうございます。アルベルトに霊を 言い、俺はその場を鳩にするのだった。 シャールズの言葉を俺は驚きの声をあげる 。そんなことになればアルベルトラに 混じって王になるための勉強をしなければ ならなくなるし、他の王子たちと大いを 競そって争わねばならない。俺は気ままに 魔術の研究をしたいのだ。敵多い継承権 なんて真っぴらごめである。おお。 アルベルトが立ち上がる。反対してくれる のだろう。助かった。まだ10歳である俺 に時期多い継承権を与えるなんていくら何 でも無茶な話である。ほっと胸を 撫で下ろす。とても良い考えです。ロイド はきっとこの国を支える存在になる。王と しての学びはその時きっと将来の役に立つ 。ロイドとの多い争いは僕としても脅威で はありますが、相手がロイドなら負けて やむなし。むしろ競い合えたことを公栄に すら思いますと思ったらアルベルトまで 賛成している。おいおい、ちょっと待て。 俺は慌てて立ち上がる。ま、待って ください。身に余る光栄感謝いたします。 ですが、自分はとてもこの国のオータル器 ではありません。慎しんで事態申し上げ ます。む、俺の言葉にチャールズは少し 考えて頷いた。そうか。それは残念だ。 ふう。よかった。なんとか断れたようで ある。いきなり大い継承とかむちゃくちゃ だぜ。しかし夜けにあっさり引き下がった な。まあいいや。これで安心だ。俺は アンドの息を吐いた。なるほど。つまり ロイドよ。お前の器はこの国だけで収まる ものではないと言いたいのだな。確かこの 大陸は未だ平穏とは言えぬ。それを統一 するような世界の覇王となるとふ、我が 息子ながら大きく出たものだ。そういう ことならその考え尊重せねばなるまいて。 この国では収まりきらないうは確かにそう だ。例えば世界をまたにかけた大魔術師 ウィリアムボルド士のような人物に育つか もしれない。そのためには王としての教育 よりもっと他にもっとやるべきことがある のかもしれない。シャールズとアルベルト が何かブツブツ言っている。2人とも ニヤニヤしてるけど大丈夫だろうか。 ロイドよ。ではこれからもしっかりと励む のじゃぞ。期待しているぞ、ロイド。 はい。 なんだか2 人がすごく期待を込めた目で見てくるがともあれ、なんとか大い継承は継がずに住んだようである。人心だ。続けてラングリス流権術下り安か秘市長ずの背に突き立つ双剣ガと激しい斬撃を繰り出しながらファ地した。目にも止まらぬ事なさきだ。 おお、すごい。これがシルファの本気か。 このチョコマカしようって。だがダメージ はないのか。着地したシルファを狙いパズ の蹴りが放たれる。しかし遅い。捉えたの はシルファの残像だった。残った足の前に は双剣を十字に構えたシルファがいた。 ニトラニコ相が相画上下左右から繰り出さ れる4連撃により先結が吹き出す。 シルファの顔色が変わる。深く食い込んだ 一撃にて剣が折れていたのだ。即座に剣を 捨てて離脱すると地陣に戻りボそりとつく 。硬いですね。どうか皆様の持つ件私に 預けていただけますか?おお。この絵たち はコクコ頷くと余剰の剣を集めて地面に 突き刺す。その数12本やや心もなさそう にそれを見るシルファだがすぐに気を 取り直し剣を抜くサルーム王国旧事係権術 師難シルファラングリス 押して参るシルファの構えた双剣が冷たい 光を放っていたぬー女不勢がパズが シルファに釘付けになっていたその時で ある数い 呼吸 その足元には両手を交差させる小さな影が あった。タオだ。腰を低く落とし、構えた をひねるようにして打ち出す。は、ズんと 重音が響く気を込めた一撃。衝撃波がパズ の足に走り、その巨体がよめき倒れた。深 なリアブレ動作が長くて当てにくいけど 威力はピカ値ね。青はニっと笑うと倒れた パズに向けて手のひを返しクイくイと 手招きをした。百貨兼108代目習いタオ ゆいファかかってくるある2人の攻撃を見 たこの絵たちの表情が変わる。お、俺たち もやるぞ。そうだ。男を見せる時だ。 震える手に剣を握りしめベアウルフラに 向き直った。どうやら気を取り直したよう である。それを見たアルベルトが覚悟を 決めたように頷く。皆もう少しだけ持ちえ てもらえるか。そしてパズを見据え言葉を 続ける。最上位魔術を使う。なるほど。 なるほど。そんなことより魔力の性質変化 ってどうやるんだろう。俺は興味心身に パズの放っている魔力をじっと見ていた。 というわけで、その夜俺は城の地下へ 向かうことにした。信じてくれた アルベルトを裏切るのは少しだけ心がいた んだが、そんなことより禁じっくり 見て触ってどんな術式が編み込まれている のか観察したい。入ってちょっと見てすぐ 帰れば問題ないだろう。多分深夜目を 覚ました俺はベッドから起き上がると動き やすい服に着替えて廊下出る。ほっと 見つからぬよう姿を隠さなければな。そう 呟いて念じると空気の渦が俺の身体を 包み込む。風景等魔術イント車。これは風 の流れで空気のレンズを浸り出し光の屈折 を利用して自分の姿を見えなくする魔術だ 。不自然な風の動きを作り出すのでそれ なりの使い手が近くにいると気怒られて しまうが城の兵士たち相手なら十分機能 する。 ちなみに本来のイント車は術者が動けば 解除されてしまうが、俺のはゆっくり動け ばついてくる要制御してあると言っても あまり早く動きすぎると残像のように 見えるが歩く速度なら問題なし。どう中 兵士とすれ違ったが俺に気づいた様子は なかった。道中は順調。あっさりと地下へ の階段へたどり着く。入り口には特に 見張りはおらず。俺は階段を降りていく。 古い螺線階段を降りていくにつれ、 ピリピリと肌を刺すような感覚に襲われる 。これが結界か。近づくとより分かり やすいな。しかもこの結界外からの侵入を 防ぐというよりも中から破られないよう 編み込まれているようだ。どうやら中に やばいものがあるのは確定か。階段を 折り切ると周囲は石の壁で囲まれており、 正面には小さな扉があった。これが結界の 中心か。触れようとすると強い抵抗を 感じる。まずは結界を解かなきゃだなかと 言って力任せに壊すわけにもいかない。 侵入の痕跡は残せないからな。とりあえず 結界を制御し、通貨許可を得る形で通過 するベストだろう。その前に一応結界を 貼っておいた方がいいか。結界の外側から もう1枚結界を展開しておけば中で何か 起きても安心だ。俺が念じると泡のような 形をした魔力が俺を中心に広がっていく。 水形等魔術天街。単純な結界能力は もちろん主に衝撃や音を柔らげる能力に 特化しており、この中で大爆発が起こって も他に知られることはない。その後 ゆっくりと結界の構成を調べる。ふむふむ なるほどかなり強固な結界だがどうやら 王族の地下それに許可を与えられたもので あれば比較的要因に通過許可を得られる ようだな。結界の制御系統を書き換えてと よし。これで問題なく通過できる。あとは 物理的に鍵を開けるだけだ。土計灯魔術 石型台で作り出した鍵を差し込みひねると 扉はあっさり開いた。 つ土シルファの牧刀は土の壁に埋まり抜け なくなる。無理やり抜こうとしている間に 俺はその背後へと回り込む。取った。木刀 をシルファへと走らせ、首元で止めるはず だった。しかし目の前にいたはずの シルファは牧刀を残したまま姿を消してい た。うっそ。左右に目を動かすがシルファ の姿はないとなれば後ろ振り向くがいない ということは上即座に火球を念じ上空へ 向けて放つ。残念。下ですよ。また下から 聞こえる声に見下ろすとシルファが笑顔で 俺の真下にいた。驚く間もなく両足を掴ま れ転ばされてしまう。そのまままたがられ マウントを取らえてしまった。にっこりと 微笑むシルファを見上げ俺は目をつる。 負けました。はい。私の勝ちです。 よいしょっと。これでいいんですか? ロイド様。シルファは油のたっぷり注がれ た水瓶を俺の部屋の隅に置く。多分と水面 が波打った。ありがとう。でもいいの?1 本取れなかったのに。一瞬とは言え思わず 本気を出してしまいました。1本取られた ようなものですよ。それにしても本気を 出したロイド様はこれほどまでにお強く なられていたのですね。シルファは嬉し ございます。グス。 またも涙むシルファやめてくれ。 恥ずかしいから。俺が本気を出して戦った ことがよほど嬉しいらしい。かなり限定し た状態での本気だったのだが、まあ喜んで くれてるんだからよしとしよう。先日の あまりにふ抜けたおいぶりどうにかなって しまったのかと思いましたが調子を 取り戻していただけたようで幸いですわ。 ふ。微笑みを浮かべるシルファを見て俺の 右手がブルブルと震えている。グリモの やつよほどビビっているのか。今日は ずっと引っ込んだままだ。先日の堅術 ごっこで痛めつけられたのが相当トラウマ らしい。あわ、あの時はちょっと体調が 悪くてね。Aスランプというやつですね。 そういう時は誰にでもあるものです。それ を抜け出すのには1にも2にも鍛錬ある のみ。実際スランプを抜けたロイド様の 動きはとても素晴らしいものでした。魔術 と堅術の融合このシルファ四国感復いたし ました。シルファはそう言って うやうやしく霊をする。堅術も魔術も まだまだ拙い。でもロイド様は発展途上 そして凄まじい速度で腕を上げて いらっしゃる。魔術が使える剣士自体 とても数が少ないのに堅術レベルはわずか 10歳とは思えません。それに魔術に 関する造形はアルベルト様も一目置かれる ほどです。ああ、なんと素晴らしいの でしょう。成長したロイド様には騎士団長 や牽制の称号すら不り合いかもしれません 。そんな方の指導薬をやらせていただける なんてこのシルファ光栄四国でございます 。何をブツブツ言っているのだろう。 さっきから俺を見る目がなんか怖いんだが 。そういえばシルファは以前チャールズに 俺の現術の腕をすごく評価しているとか 言ってたっけか。いや、今回は魔術を使っ ただけだし、そこまで評価は変わらない だろう。そう思いたい。うん。視界が ぼやけるみたいが思うように動かない。 一体何が起きているのだろう。 自分が自分ではないみたいだ。誰かの声が 聞こえる。女性の声だ。目をこらすと顔が 見える。美人だ。そして胸を裸させている 。だが妙に大きい気がする。女性は何か 喋りながら俺に近づいてくる。身の危険を 感じた俺は懸命に手を動かし火を念じた。 勝査な炎を生み出す。俺が唯一使える攻撃 魔術。弱い魔物を追い払うことしかでき ないが威嚇にはなるはず。そのはずだ。だ が何か妙だ。違和感を感じた俺はとっさに 女性から狙いを外した。その直後ドゴン と爆音が響いた。見れば壁に巨大な穴が 開いていた。女性は驚いているがそれは俺 も同じだ。俺の火球でこんな威力が出るの はありえない。一体何がそう思った時目の 前にある姿鏡に自分の姿が映る。小さな 身体短い手足。クリッとした大きな目。 赤子だ。俺は赤子になっているのだ。そう いえば何かで聞いたことがある。死した ものが記憶を許したまま生まれ変わること があると。いわゆる転生というやつだ。 そう考えれば今の火球にも納得がいく。 魔術師としての核は家柄と才能つまり ほとんど生まれた時に決まる。優秀な魔術 師の家計では幼少期から魔術を使えるもの もそこそこいる。今の俺にそれほどの才能 があるならこれだけの魔術を使えても 不思議ではない。だが待てよ。いくら何で も生まれた時からこんな魔術が使える なんて霊は聞いたことがないぞ。 周りで騒いでいる人たちも俺がやったとは 認識していないようだしな。というかよく 見れば部屋がやたら広い気がする。部屋に 置かれているちょうど品は美術館で見る ような高級品が並んでいるし、メイド らしき女性も数人いる。こんな部屋そこら の貴族ではありえない。高校貴族や境泊、 はたまた工爵とかそんなことを考えている と不立派な装飾が施された紋章が目に 止まる。その紋章には見覚えがあった。俺 の住んでいたサルーム王国その王家の紋章 である。俺もしかしてとんでもないところ に生まれてしまったんじゃないだろうか。 普通に考えてこれだけの動物を買い鳴らす なんて常人には無理だろう。俺と同じ血を 引いてるし、魔術師としての才能が発言し ていてもおかしくはない。生まれつき知筋 や才能に優れたものの中には無意識に魔力 を扱うものも珍しくないのだ。塔に たどり着いた俺は正面にある大きな扉を ノックする。姉さん、アリーゼさんいます か?ロイドです。少し待っていると中から 黒髪メイドが出てきた。か名前はエリス だっけ?覚えていただけて公栄です。 ロイド様、お久しぶりでございます。うん 、久しぶり。アリーゼ姉さんに会いたいん だけどかしこまりました。少々お待ち くださいませ。ペコリと頭を下げ、塔へと 戻るメイド。さらにしばらく待っていると 扉が開いた。移動ガバといきなり抱きしめ られたワプふカふカの柔らかな感触を ぎゅっと押し付けられる。苦しい ロイドロイドロイド もう久しぶりね。あなたから会いに来て くれるなんて姉さんとっても嬉しいわ。 さらにグリグリと頭も撫でてくる。痛い。 アリーゼ様、おやめください。ロイド様が 苦しがっておられます。え?あら、本当 ごめんなさいね。アリーゼは謝ると俺を 抱きしめる腕を緩めた。ふう。苦しかった 。だからあまり来たくなかったんだよな。 アリーゼは昔から俺を見つけては抱きつい たりキスしたりとおもちゃにしていたので ある。咳込みながら顔をあげる俺の目の前 にいたのは薄べに色の長い髪をふわふわと させた女性。 髪だけではなくドレスにもファーや ポンポンがついており全体的にふわふわだ 。ちなみに胸もふごめんねロイド姉さん 嬉しくなっちゃってそれで一体何のよう かしら。アリーゼはそう言ってにっこりと 微笑むのだった。それじゃあみんな再見 またね。町へ戻った俺たちはタオと別れを 告げた。ちなみに城以外のベアウルフたち は俺についてはこず森に残るらしい。 おそらくまだ成長していない子供たちが いるのだろうとグリムが言っていた。白に 人を襲ったりさせるなよと言っておいたが どこまで理解しているかは不明だ。まあ俺 の言ってることは分かるっぽいし大丈夫 だろう多分。ポン大丈夫だというように 自信たっぷりに吠える城。ま、姿はどう見 てもただの犬だしな。村人たちもむやみに 怖がることはないか。ただこいつら内放 する魔力量が以前よりもずっと増えている 気がするが深く考えないようにしよう。 それから数日が経ち、俺は玉座の間へと 呼び出された。アルベルトも一緒だ。いつ もなら目が合うとウインクの1つでも汚し てきそうなものなのに重もしい顔をして いる。一体どうかしたのだろうか。 オーアルベルト そしてロイドよ。よくぞ参った。俺の心配 をよそにチャールズは俺たちを迎える。 まずはアルベルトよ。魔獣討伐の人よくぞ 成功させた。だが色々とトラブルがあった ようだな。複数の魔獣と魔人に襲われ、 被害がなかったのは運が良かったとしか 言いようがある前。お前は第2王子の身だ 。お前自身が優秀な魔術師であるのも知っ ておる。しかしこの絵だけを連れて行くの は行くのはいさだったと言わざるを得ない だろうな。は、申し開きの余地もありませ ん。シャールズの厳しい言葉にアルベルト は戸を垂れたままだった。かに言われて みれば少し軽卒だった気もする。魔人が出 たのは計算外にしても魔獣討伐はやはり 危険が伴う行為だもんな。アルベルトも 随分反省しているようだ。うむ。今後は 慎しむように。そしてロイドよ。はい。う 、やはりお説教か。俺は緊張しながら チャールズの言葉を待つ。よくやったな。 が予想に反し、俺に投げかけられた言葉は 賞賛であった。思わず顔をあげると シャールズは蓄えた髭の下にエミを浮かべ 頷く。アルベルトから聞いたぞ。この絵 たちに力を与え、魔獣に囲まれても果間に 立ち向かっていたと。その年で大したもの じゃ。はあ。てっきり俺も怒られるかと 思ったのだが表紙抜けである。キャールズ はやや前のめりになり言葉を続ける。お前 の才能はシルファからもよく聞きんでおる 。堅術の腕もメキメキあげておるようだな 。与えられた課題に応じ結果を出すという のは王として最も大事なことの1つじゃ。 どうだろう。少々慰例だがお前に時い継承 権を与えようと思うのじゃがな。拾った 三石は鞄に詰め込んでおく。この鞄には 空間系統魔術領域拡大の魔術をかけている 。袋や鞄など密閉されたものにしかかける ことができないが中の空間を自由に広げ られるというものだ。おかげでこの鞄には 本来の何十倍もの容量があると言っても 空間系統魔術はこれの他には1つ2つしか 使えないんだけどな。空間系統魔術は非常 に難易度が高く使いてもいないので分献も 少ないのだ。待たせてすまなかったね。 早く先に進もうか。鉱石は興味深いがそれ だけに時間を取られている暇もない。俺は ダンジョンを進んでいく。止まるね、 ロベルト魔物よ。いきなりタオが 立ち止まる。猫のような柔らかい動きで壁 の方を向くと一気に距離を詰める。 そして壁に手のひ底を叩き込んだ。一体何 を俺がそう思った瞬間である?ピ埋めき声 をあげ壁が崩れ落ちてきた。見れば壁は泥 のような姿になって溶けていく。なんだ こりゃ。ストーンスライムね。岩に隠れて 冬打ちを仕掛けてくるよ。あのまま進んで いたら危なかったね。ええ、面白いな。 擬退する魔物か。しかもかなり出来が 良かった。タオの攻撃が当たった瞬間でも 全然分からなかったしな。こいつの身体も ちょっと持って帰ろう。何かに使えるかも しれないし。俺は砕けちったストーン スライムの破片をこっそりカに入れた。 それにしてもタオはすごいな。俺には岩に しか見えなかったよ。の使い手は不思議な 力を持つというが、今のがそうなのかい。 ほう。ロベルトは気を知ってるのか。大陸 でそれ知ってる人あまりいないね。勉強家 ね。本を読むのが好きなんだ。実際見るの は初めてだけどね。それとてもいいことよ 。知識は部と同じくらい力になるね。タオ はにっこり笑うとまたダンジョンの奥へと 歩き始める。その後もゴブリンに多く様々 な魔物が出てきたがタオの敵ではなかった 。あんな細い腕なのにとんでもない威力が 出るんだもんな。気魔術に行かせるかも しれないな。タオの呼吸法はこんな感じ だっけか。ぬーパズの放った魔力派が 雨荒られと振り注ぐがその全てをかわし パズの足元にたどり着いた。それまでに 貯めていた力を解放し切り上げる。 ラングリス竜タ剣術登り交流3と剣線が湖 を新2つに割った。その勢いのまま点を 貫き雲もついでにパズの身体も切り裂いて いた。探検1本なので劣化コピーだが威力 は十分。ちゃんと性質変化はできたようだ な。グぐ。かな。我が肉体を切り裂くとは 貴様も我と同じ技が使えるというのか。 いや、今初めて使ったんだけどな。どう やらダメージを受けて驚いているようだ。 そういえば魔人は魔術は効かないって言っ てたっけ?普通の魔術は術式で魔力を形 ある力に変化させているので、半分精神体 である魔人には効果が薄いのだろう。その 点、魔力の性質変化は単純に魔力の質を 上げて直接分殴るようなものである。だ から精神体である魔族にも効果があるん だろうな。いいですぜ、ロイド様。 ボコボコにやっちまってくだせ。そうだな 。もう少し試してみるか。今のは出力が 大きすぎた。もっと小さく鋭い方が利力を 効率的に与えられるはずだ。イメージに より探検を大魔力は小さくより鋭くなって いく。ラングリス流タ剣術下り 高速でパズの背後へ飛支障した俺は探検を 逆手に持って落下しながらの連撃を 叩き込む。無数の斬撃が切り裂いたパズの 左半神を消し飛ばした。うん。いい感じに 力が調節できているな。だがもっともっと 鋭くできるはずだ。己れ。 かと顎残った方の反撃を避けながら2連撃 にてパズを3つに分断する。パズは頭部 のみを残し消滅してしまったが、その代償 として俺の手にしていた探検がこなご々な に砕け散る。おっと。魔力で覆っていると はいえ獲物に全く負担がかからないわけで はないか。砕けた剣を見てパズはにやりと 笑う。笑いながら身体を復言していく。 くふ。なかなか驚きましたが、そのような 魔力量に何の変哲もない探検が耐えられる はずがありません。もちろんあなたの身体 もね。パズの言葉で俺は自身の自覚する。 手足が震える。力が入らない。力を使い すぎたのだろう。もう動けないようだな。 とどうしたんですかい?ロイド様すしまっ た。凍てるグリモに俺はくぐった声で返す 。まったな筋肉痛になっちまった。 シルファは牧刀を握りまっすぐに 切りかかっていく。振り下ろす件を軽く いなしながらシルファへと牧刀の喫先を 返した。シルファはそれを受け距離を取っ た。うん。いいですよ。ロイド様。口元に 笑を浮かべながら俺と剣を交えるシルファ 。よし、いい感じにごまかせているな。 初めてシルファから剣術ごこを持ちかけ られた時、俺は泣かれた。あまりに弱すぎ てである。当時7歳くらいだった俺を 捕まえてそれはないと思うのだが、 シルファ曰くふざけているとしか思えない 弱さだったらしい。俺は本気でやっていた つもりだったが、その恥ずかしながら前世 の頃から運動は苦手なのだ。それから シルファのスパルタが始まった。毎日刀を 握らされ、非妊形相手に何度も何度も 打ち込みをさせられた。運動議嫌の俺に とってはまさに地獄。完全に堅術ごっこの 息を超えており、その後の読書に支障が 出るレベルだった。なので俺は少しずルを させてもらうことにした。魔術の中には 物体を操作制御する類いのものがある。 それが制御系統魔術。これを使えば自身の 身体をプログラムした通りに自動操作する ことが可能。現在はシルファの動きを トレースし、俺の身体で再現しているのだ 。カかカキ 牧刀がぶつかり合う音が辺りに響く。あは 、素晴らしいです。ロイド様。シルファの 動きをトレースしているので当然互角で 打ち合えている。棒よりの様子みにして おけば比較的肉体への負担も少ない。ふう 。では今日はこの辺にしておきましょうか 。しばらくすると満足したのか。シルファ は額体の汗を拭った。ふう。やっと終わっ たか。自動で動かしていただけとはいえ、 それでも結構耐えるな。みたいが少し重い 。座り込んで休んでいるとシルファが キラキラした目を向けてきた。ロイド様の 権技メキメキ上がっていますね。これなら 私と互格にやり合う日もそう遠くないかも しれません。母はそ、そうかな。シルファ の権技をトレースしているからなとは口が 避けても言えない。向こうも当然手加減を しているのだろうが、最初に比べても少し ずつ早く強くなっているにも関わらず俺が 対応しているからメキメキ強くなっている ように感じているのだろう。俺が制御系統 魔術でやっているのはあくまでも相手の 動きに合わせているだけだからな。まあ、 いきなり本気で切りかかってくることは ないだろうし、しばらく魔術でずるして いるのはバレないだろう。バレたらその時 考える。とりあえず本が読みかけだし、 早く図書館に戻りたい。じゃあ俺は図書室 に帰るから。はい。お疲れ様でした。 うんうん。素晴らしい神立てぶりですね。 ゆくゆくは騎士団長か牽制か。ふふ。将来 が楽しみです。シルファは何やら恐ろしげ なことをブツブツ言っているが、多分気の せいだろう。図書室へと帰る俺をシルファ は笑顔で送り出すのだった。うん。さすが にそろそろこの本も読み飽きてきたかな。 俺は開いていた魔術書を読みながら呟いた 。この本を読み直すのももう何十回目 だろうか。魔術書は魔力の込められた文字 で書かれており、それを理解することに よって魔術の発言が可能となる。それだけ なら1度か2度読めば十分だが、何度も 読み込み理解を深めることで魔術の習得度 は飛躍的に上昇していくのだ。ゆえに魔術 師は魔術書を完全に理解できるまで何度で も読む。だが俺はもう図書館の魔術書は 完全に理解したので現状はずっと復讐をし ているような状態だ。もちろん復讐も大事 である。せっかく覚えた魔術も使わなけれ ば忘れるし、そうなると習得度はガクンと 落ちる。まあ、そんな日々を送っている わけだが、さすがにその繰り返しは退屈だ 。そろそろ新しい刺激が欲しいところで ある。母はロイドは魔術書ばかり読んで いるからな。 たまには別の本を読んだらどうだい?目の 前で本を読んでいたアルベルトが言った。 俺は首を振って答える。図書館にある魔術 書は全て読みましたから。え、ではテスト してもいいかい?アルベルトはいたずら っぽい微笑みを浮かべると俺に問いかけて きた。土水花風。これは魔術の基礎4系統 魔術と言われているわけだが、この図書館 にはそれに関する魔術書は何冊ある? メインとして取り扱っているのは145冊 ですね。サブテーマとして取り扱っている のも含めると232冊。あ、でもゴーレム とかに関する本はどっちに含めればいいの か迷うな。俺の中では制御系統なんですが 、ボディの整形には基礎4系等魔術が 大きく関わってくるわけですし、どう思い ます?アルベルト兄さん。俺が視線を あげるとアルベルトは目を丸くしていた。 まさか本当に全部読んだというのかい?あ 、いやと言ってもまだあまりよく理解して ないというか。あわはやはり魔術は奥が 深いですね。あ、危なかった。図書館の本 を全部読んでいるくらい普通だと思った けど、この驚きからするとそうでもない ようだ。アルベルトのいかしむような視線 が痛い。おお、ここがダンジョンか。目の 前にぽっかりと開いた穴を見て俺の口元が 思わず緩む。様々な種類の魔物、さらに 魔道具などのお宝、ダンジョン自体なぜの かよく分かっておらず、内部は危険なので ろな調査がされてないのだ。だから1度 入ってみたかったんだよな。ワクワクして いるとタオが追いついてきた。わあわろ ロベルトお前めっちゃ足早いあるな。 息きらしながら呼吸を整えるタオ。あ、 すまん。忘れてた。ふう。あっという間に 呼吸を整えるタオ。魔法も使わず俺の失走 についてくるなんて。これが火の力か。 もちろんタオの持つ気も興味がある。いや 、しょっぱなからこんなにいろんなものが 見れて外に出て本当に良かったな。って これダンジョンあるか?うん。さっき ゴブリンたちがここへ逃げていくのが ちらっと見えたんだ。俺は中に入るけど タオはどうする?俺の問いにタオは 考え込んでいる。ダンジョン正直危険ある 。でも危険度が高い分ロベルトの好感度を 上げやすいはずね。見たところロベルトは かなりの2部。100回は助けないと私を 好きにさせるには難しそうね。しばらく ブツブツ行った後、タオは頷いた。分かっ たよ。ロベルトが行くなら私も行くね。 よし、決まりだ。というわけで俺たちは ダンジョンへと足を踏み入れる。中は岩石 に囲まれた洞窟。明りはないが全く見え ないというわけでもない。光る石が各所に 埋まっており、それが光原になっている ようだ。これは確か三石だったか。術式も なしでこれだけの光を放つとは素晴らしい な。魔術の実験に利用できそうだし、いく つか持って帰ろう。その様子をタオは 呆きれた様子で見ている。そんなもの持っ て帰ってどうするよ。三師はダンジョン から外に出すとただの石頃になるね。いい んだよ。を知りたいだけだから。ふん。 変わってるな。さて、お宝をもらって帰る とするか。ボスのいた部屋のさらに奥に 小部屋がある。そこには豪華な宝箱が置か れていた。あれね、宝箱。ロベルトが 開けるといいよ。いいのか。この ダンジョンはほとんどタオが1人で攻略し たようなもんだろう。でもロベルトがい なかったら私死んでたよ。だからロベルト に開ける資格あるね。分かった。そういう ことなら俺は宝箱の前に進みおむに開けた 。中には探検が1本入っていた。お探検か 。どれどれちょっと見せるね。俺の後ろで それを見ていたタオが探検をじっと 見つめる。そしてペチンとおでこを叩いた 。 あ、じゃあ残念。はれあるな。そうなのか 。何かの魔力が込められている感じがする が。うん。言う通りこれは魔術の付与され た探検だけど大したものじゃないよ。まず 元となっているこの探検が何の変哲もない 鉄ナだし何の装飾もさえてない。そんな 探検には強い魔術が付与できないよ。多分 付与の練習台あるな。何者かが練習用に 魔術付与した探検ね。見た感じ少し箱ぼれ もしているし、使い込んだ後もある。 まるで誰かが所持していたようなものだ。 それがダンジョンのお宝になっているのは 変だな。そんなことを考えていると宝箱が 地面にゆっくり埋まっていく。まさか俺 はとさに風景トマ術風説で風の歯を 生み出すと宝箱の一部を切断した。 切り取った宝箱の一部からはとても強い 魔力を感じる。そうか。これがダンジョン の角とも言える存在。こいつは普段は地中 に生息し、誰かの落とした魔道具などを 取り込んでダンジョンとして成長するのだ 。そして攻略されそうになったら宝箱の ふりをして中身を差し出しその隙に逃げる となるほど面白い。よくできている。魔獣 だ。まだいたのか。ぐる ガ王グお。1匹だけではない。2匹、3匹 と森の中から飛び出してくる。あっという 間に俺たちはベオールフの群れに 取り囲まれてしまった。 しかもそれだけではない。森の奥からは どんどん遠えが集まってきていた。バカな 魔獣は群れないはず。それがなぜこんなに 皆老婆言えているがこれはチャンスだ。 この絵たちは魔獣1匹でも苦戦してたし。 これだけいるなら俺が倒してしまっても 構わんだろう。もちろん買魔術以外を使う つもりはないがそれだけでも十分だ。 よっしゃ、テンション上がってきた。 アルベルト 兄さん、俺も戦います。ああ、分かった。期待しているぞ、ロイド。来ます。シルファの声とほぼ同時にベアウルフたちが飛びかかってくる。顔お く。アルベルト様とロイド様をお守りしろ。この絵は密集し、俺たちの前に壁を作る。その奥からアルベルトが演列球を放った。 燃え裂かる炎に焼かれの打ち回る ベアウルフ よし俺もやってやるぞ。くらえ。やや 棒読み君で放つのは火球だ。飛び出した日 の玉はベアウルフの花先を焼きひませた。 そこへこの絵たちの斬撃が加わり交代さ せる。ロイド様、なんでもっと強力な魔術 を使わないんですかい?上位魔術の1つで も使えばこんな奴ら一発で倒せるでしょう 。だってすぐ全滅させたら面白くないじゃ ないか。せっかく魔獣相手に魔術を使う 機会なのだ。どうせなら長く楽しみたい。 そうだ。倒れた魔獣に魔術と掲けたら もっと長く楽しめるんじゃないか。ついで にこの絵たちにもかければ永久期間の完成 だ。割れながらナイスアイデア。悪魔まま とひらめきである。そう、そいつはさすが にやめた方がよろしいかと思いやすが。だ がグリモはドん引きしながらダメ出しをし てきた。各かによく考えたら血魔術でも 気力までは回復しないし長期戦で木の緩ん だこの絵たちが殺される可能性もあるか。 さすがに自分の実験で人が死んだら後味が 悪いしやめておくかと言って確かに火球 だけだとあまり面白くなさそうだ。じゃあ せめて気を試う。覚えたばかりだから 生き物相手にはまだほとんど検証してない しな。敵も大石当て放題である。俺は呼吸 と共に右手に体内の木を集めていく。タオ のやっていた気候団だ。以前やった時は肺 がめちゃくちゃ痛かったが、血魔術を ピンポイントで肺に当てながらやれば かなり痛みを柔らげることができる。よし 、行ける。は、それを火球で覆って カモフラージュし、放つ。放たれたパイプ の玉飛行団はまっすぐ飛んでいき、ベア ウルフに命中した。ぐお 悲鳴を上げて吹っ飛ぶベアウルフだがすぐ に立ち上がってきた。いまい聞いてないか ?純粋な木の攻撃だとタオの足元にも及ば ない。ロイド様、今のは一体あ 木だよ。タオに教えてもらったんだな。俺 の言葉にグリモは驚いている。日ってのは 確か大昔に戦った異国人が使っていた技だ よな。長年の修行が必要って話だが、倒っ て小娘にあったのは数日前だろう。そんな 短期間で覚えたっていうのか。信じられ ねえ。グリモはまたドん引きしているよう だ。もしかして俺が手を抜いて長引か せようとしているとか考えているのだろう か。残念ながら全力なんだよな。やっぱり 木は難しい。夫が開けるな。その前に 片付けてから帰るとするか。しは俺が グリモワールと遊んでいたことで少々 散らかっていた。あかじめ結界を張って あったので損傷などの被害はほとんどない が本棚やちょうど品に少々の乱えがある。 手伝いましょうかい?ロイド様それには 及ばないさよ。俺が術式を展開すると 散らばっていた本や魔道具がふわりと 浮き上がり元あった場所へと帰っていく。 これは俺の編み上げたオリジナル術式。 物体そのものの記憶をたどり力を与えて 自ら元あった場所へと戻すというもので ある。その効果は物体であればチ理でも 誇りでも全てに有効で俺が消滅させた グリモワールの本も元通りだ。ただし外観 だけであるがおこりゃすごい魔術ですな。 魔術というほどのものではないけどね。で も探し物や片付けなどには便利だよ。 ちなみに魔力を編み込んだものを術式、 それを束ねて特定以上の効果を発揮させる ものを魔術という。このくらいでは魔術と は呼ばないのである。ところでグリモは ある。お前その姿じゃ目立つよな。小さく なったり姿を消したりはできないのか? できなくはないっすが。言葉を濁す グリモワール。姿を変える魔術はかなり高 レベルだからな。それに使い勝手の悪さ から使い手を選ぶ魔術だ。使えなくても 仕方ないか。じゃあ俺の身体に住むといい 。右手をかそう。俺が右手を差し出すと グリモワールは信じられないと言った顔に なる。はい、いいんですかい?その方が 目立たないだろ。グリモワール戸惑った 様子だったが、俺から顔を背け口元をけ させる。くひ、こいつありえねえぜ。 使い間をその身に宿すなんてのはよほどの 信頼関係がなければ常に命を狙われる覚悟 をせねばならない。そんなことも知らねえ のかよ。あまちゃん目。腕1本も使わせて くれるんなら本体を殺すのは良い。眠って いる時にでもぶち殺して身体を乗ってやる ぜ。おい、何物言ってるんだよ。早く来い 。えい。ただ今連れて行かれた先は城の隅 にあるレガを積み重ねて丸型のドームにし た建物。上部からは煙突が生え、近くには 井戸がある。昔この建物は何だろうと中を 覗いてみたが中は物置きになっていたっけ 。一体こんな場所に何のようだろうか。お 、ここだ、ここだ。 懐かしいな。リアンはそう言いながら扉を 明に入る。中は以前見た時とは全く違った 。部屋の中央には巨大な路が置かれ、金と にハンマー、ペンチ、のみ、冬、様々な 薬品、様々な家事道具が並んでいた。ここ は俺がガキの頃に使っていた工房でよ。 留学の際に道具を持っていってたんだが、 帰るってことで1速先に送り返しておいた のさ。今日から向こうで学んだ家事仕事が できるってもんだぜ。花歌を歌いながら 道具を触るディアン。その顔は子供のよう にキラキラしていた。ディアン兄さんは 家事が好きなんですか?おお。だから 向こうで色々学んできたんだ。向こうは すごいぜ。不術や魔剣政策の技術が進んで いてよ。このままじゃ行けないと思って アルニーに相談したら優秀な不与術師を 紹介してくれるって言うから期待したんだ がまさかロイドとはな。わあと従々しい ため息を吐いてリアンは俺を睨みつけた。 ロイド悪いがアルニーの言うことを鵜呑み にはできねえ。お前が本当に不要術師とし て優秀なのかどうかまずは試させてもらう ぜ。わあ、くん。なんだか厄介なことに なってきたな。ついてきた城が不安げに俺 を見上げている。この液体が何か分かるか ?リアンは水瓶の中に入ったキめく液体を 差し示しす。まずい液ですね。付与の際に 術式と共に都付する液体です。向こう基本 は知っているようだな。だがこれはどうだ ?だろ?だよな。 そりゃあそうさ、魔術師にとって未知の 魔術は喉から手が出るほどのもんだからな 。ああ、本当に教えてくれるのか。当然だ 。だからよロイド、この意味踊りしい封印 を解いてくれ。そうだな。俺は本に手を 触れを開いた。すでに封印が呼びかけてい たこともあり、あっさりと開いた本は パラパラとすごい勢いでまくれ始める。 その橋からページは炭のように黒く ボロボロになっていく。本の破片が中を 待っていた。そこへ風が吹き全てを消滅さ せてしまう。封印は完全に溶けた。くぐっ たような声が部屋に響く。くわは。ありえ ねえぜ、こいつはよ。マジで封印を解き やがった。黒い模ヤは一家に集まっていき 、より人らしい形を作り出していく。青い 肌に額体に生えた2本の角、コウモのよう な翼に竜のような屈境な上半身、ヤギの ような下半身人ならざる姿は魔人と呼ぶに ふさわしい。こいつはいい気分だ。歌でも 歌っちまいそうだぜ。自由だ。俺は自由に なったんだ。ひゃは。嬉ししそうに大笑い するグリモワールに俺は声をかける。 そいつは良かったな。で、そろそろいいか ?うん。ああ。古代魔術のことを教えて 欲しいんだったか。グリモワールはにやり と笑うと右手に魔力を集め始めた。おお、 すごい魔力だ。魔力量だけなら人間と 比べ物にならないぞ。さすがは魔人といっ たところか。安心しているとグリモワール は右手を俺の方へ向けてきた。途端視界が 黒く染まる。ドーン と大爆発が巻き起こり、もうもうと土煙が 上がった。これが黒線方だ。どうだい? なかなかの威力だろう。まあ、聞こえて いるかは分からねえがよ。くっくっという 笑い声。もちろんちゃんと聞こえている。 風を生み出し、舞い上がった土煙を 吹き飛ばす。俺の姿を見たグリモワールは 驚愕の表情を浮かべていたな。うん。 なかなか面白い魔術だ。それが古代魔術な んだね。変わった術式だ。現代では使わ ないような魔力の流れ、構成、整形の仕方 、発動方法も独特だ。とても興味深い。 もう少し見せてもらえるかい?俺が声を かけるとグリモワールはなぜか息を飲んだ 。準備を終えて翌日俺たちは魔獣狩りに 向かうことにした。アルベルと引き入いる この絵たちが15人は馬に乗り踊りじれが 付与した武器を持っている。彼らに護衛さ れるようにアルベルトその隣に俺が少し 後ろをシルファがついてくる。そういえば ロイドは城を出るのは初めてだったね。 どうだい?外の景色を見た感想は実は ちょいちょい抜け出してるんだけどな。 もっと言うと前世で橋がない平民暮らし だったので外の景色なんてそう珍しくは ないものである。はい。いろんな人たちが たくさんいて見ていて飽きないですね。ま 、そんなこと言うはずないけど全力で喜ん でおけばまた連れてってもらえるしね。俺 の目ろみ通りアルベルトは満足に頷いて いる。あら、アルベルト様よ。タを組んで どこへ行くかしら?きっと魔獣狩りよ。あ 、こっち見たわ。ひゃあ。アルベルト様。 街中を歩いていると裏たちがアルベルトを 見て黄色い声をあげている。モテモテだな 。確かにアルベルトはどこから見ても完璧 な王子様、世の女性たちがキャーキャー 言うのも無理はあるまい。ところであの 小さい子は誰かしら?初めて見るわ。立派 な服を着ているし君なのかも。うん。 可愛らしい顔立ちではあるけどアルベルト 様と比べるとね。同時にお礼へも視線が 注がえているようだ。あまり興味もなさ そうだけれど、俺がそんなことを考えて いるとシルファが重もしくた息を吐いた。 そして女性たちをきっと睨みつける。女性 たちはきっと悲鳴をあげそ草さと群衆へと 紛れていった。ふう。世の女性たちは 分かっていませんね。確かにアルベルト様 は素晴らし方です。ですがロイド様も負け ず劣らず素晴らしい。いえ、将来性を神 すればアルベルト様をも超える逸罪なんと 見る目のない同じ女として投げかわしい ことです。何をブツブツ言ってるのだろう か。さっきが漏れてて怖いんですけど。 少し離れよう。俺は馬の腹を蹴り前へと 進ませるのだった。大量の油を手に入れた ことで改めて実験再開だ。まずいの調合に 成功すれば色々とできることは増えそうだ しね。ちなみにこの手の調合は前世でも よくやっていた。安い素材を市場で手に 入れてきては学園の実験室を借りて職媒の 調合をしたものである。城にも実験に使え そうな部屋はあるがそんなところでやっ たらさすがに目立ちすぎる。実質を汚さ ないようにしてやるしかない。まずは結界 を貼っておこう。滝で部屋の一角1m四方 ほどを結界で囲い実験室とする。水の結界 は音や衝撃を防ぐ効果が高い。これなら中 で少々爆発しても大丈夫だ。調合の材料は 揃っている。大量の油にダンジョンの核、 そしてお小遣いとしてもらっていた十分な 銀貨。今日ほど王族で良かったと思った日 はない。そして銀を溶かす。まずは石型台 で石の器を作り、その上に銀貨を入れる。 銀の有点は意外と低いので炎で炙っていれ ば普通に解ける。念のためも1枚滝を 重ねがけし、内部に円列火球を放り込む。 これでしばらく放置しておけば銀は解ける だろう。その間にダンジョンの角を すりつぶしておくか。もう1つ石の器を 作り出し角を水場でザ切りにする。そして 水場に形状変化の術式を加え、刃を増やす 。角に押し付け、さらに高速回転の術式を 加え付ける。ガガガ。と音を立て、核は 削れていく。よし、いい感じに粉々なに なったぞ。これで赤まの完成だ。ドイド様 、一体いくつの魔術を同時に発動してるん ですかい?見ていたグリモが呆れたような 口調で聞いてくるん?待機発動させている のも含めれば20くらいだが。そ、そうす か。なぜかドん引きしているグリも同時 発動が可能な魔術の数なんて試したことも ないからわからんな。魔術ならそれこそ 数えきれないくらいは同時発動できるし、 真面目に答える意味がないと思うんだがな 。おっと、そろそろ銀が溶けた頃だな。 調合開始と行くか。取り出した銀は水滴の ように転がせば動く。だからと言ってこれ を油に入れても混じるわけはないのだが、 そこでこいつの出番である。俺は右手の口 を開いた。俺の言葉にエリスとグリモが 驚いている。アリーゼは顔をパーっと 明るくして俺の手を取りブンブンと振った 。え、そうよロイド愛なのよ。愛かどうか はともかくとしてアリーゼから漏れる魔力 を見ていて分かったことがある。アリーゼ はリルに命令を与える時とリルの頭を魔力 でつげているのだ。そうやって自分の思考 を読み取らせているのだろう。無意識に 魔力の性質変化をしているのだろうが、 なるほど盲点だった。あの方法ならリアル タイムで自分の思考をイメージで伝え られる。命じるのでなく共有するのだ。 そしてイメージなら得意である。白俺は 同じように魔力を伸ばして白の頭につげる 。そして俺は白にそうして欲しいよう念 ねじる。白はっと目を丸くすると駆け出し た。そして俺たちの周りを大きく回り 始める。1週、2週、そして3週回り。 オンと元気よく吠えた。俺の思った通りに である。よし、俺の目ろみ通りだ。う、嘘 でしょう。あのアリーゼの説明で理解した のですか?エリスが目を丸くしている。 うんうん。すごいわ、ロイド。さすが私の 可愛い弟。あいね。いえ、絶対違うと思い ますよ。違いません。よう。2人はまた いい争いを始めてた。仲がいいことである 。まあ、もうよは済んだし長いは無要だ。 行くとするか。それじゃあアリーゼさん ありがとうございました。え、もう行っ ちゃうの?せっかく出しお茶を飲んでいき なさいな。いえ、今は喉が乾いていないの で。あん、ロイド。俺は手を振り、 アリーゼに別れを告げる。涙アリーゼの横 でエリスが何やらブツブツ言っている。白 来い。おん。俺が呼ぶと白い大型県白が 元気よくかけてくる。白は俺に炊きつき、 その重さと勢いで芝の上に押し倒された。 短い草が中に舞い草と土の香りがした。俺 はサルーム王国第7王子 ロイドディサルーム。魔術大好き10歳。 前世ではない貧乏魔術師で生まれて初めて 見る上位魔術に見惚れて死にこの身体に 転生した。年の離れた第7王子ということ で大い継承権もないし自由に生きろと言わ れた俺は好きな魔術ばかりやっているの 野田が最近は周りの人間に妙に期待されて いる気がする。まあきっと気のせいだよな 。地味で目立たない第7王子。それが俺の 立ち位置である。おんおん。ちなみに俺の 顔を舐めているこの犬は白。ことは俺を 襲ってきた魔獣だが、俺のことが気に入っ たのか随分抱かれてしまった。連れ返って も良いと言われたので使い間としたので ある。白を撫でる手のひからぐパッと口が 生まれる。ええ、魔獣にまで慕えていると はさすがはロイド様ですな。こいつは魔人 グリモール。俺はグリモと呼んでいる。城 の地下禁封印されてたが色々あって俺の 使い間となったのだ。俺の手のひの川に 住まわせており、時折りこうして口を開い ては喋り出す。ぶひ。魔獣まで従いやがっ たか。いいぜ。てめがいろんなものを手に 入れてくれりゃ俺様がその身体を乗った時 にうまい思いができるからな。なお時々 ブツブツと独り言を言っている情緒不安定 なやつである。せめて聞こえる声で喋れよ な。おんおん夫とこら犬っこ 吠えるんじゃねえ。しし1人を言うグリモ に向かって吠えるしろ。どうも2人は あまり仲は良くなさそうだ。こらこら喧嘩 してないで続きをやるぞ。おんグリモに手 を握り口を閉ざさせると白が座り直した。 今こうなっているのは魔力に命令を乗せて 飛ばし念じるだけで使い間に命令を出せる という魔獣使いの技である。方向を上げ ながら突っ込んでくるベアウルフ。この絵 たちは剣を構え迎え打つかだめ。 ベアウルフは斬撃をもともせずこの絵たち を吹き飛ばした。その勢いのままこちらへ と向かってくる。お2人ともお下がり ください。シルファがスカートをひ返し、 俺たちの前に立つ。しらりと見えた スカートの裏側からは無数の投げナイフが 見えた。それを目にも止まらぬ速さで 抜き放ちベアウルフに到的する。1本は額 、2本は固め、もう1本は大きく開けた口 の中へと命中した。うご 演球。苦しみ暴れるベアウルフに アルベルトが巨大な炎の塊を放つ。ズんと 炎がベアウルフに命中し、体毛を 焼き尽くしていく。しばらく暴れ回ってい たが、魔術の炎は消えずそのうち力尽きて しまった。があ。ベアウルフは埋めき声を あげ倒れふした。動かなくなったベア ウルフを見てこの絵たちが完成をあげる。 うお。さすがはアルベルト様だ。 素晴らしい魔術でございました。あっと いう間にアルベルトはこの絵たちに 取り囲まれてしまう。どう上げでもしそう な勢いだ。け、あれはロイド様の魔剣の おかげですぜ。奴自身の力じゃねえ。 ドイツもこいつも見る目がねえっすな。 グリモがそれを見て毒づいている。なんだ か苛立っている様子だ。何を起こってるん だ?そりゃ怒りやすぜ。評価されるべきは ロイド用なのになんであいつが言いかけて グリモは口をつむな。何を言ってんだ俺様 は。こいつがみんなに評価されたら後で 利用しにくくなるじゃねえか。むしろ 高都合のはずなのに。クそわけがわから ねえだが。なんだこの苛立ちは。そして またいつものようにブツブツ言い始めた。 相変わらずよくわからんやだ。ロイド、 この絵たちの中からアルベルトが声を 張り上げた。お前が付与してくれた魔剣の おかげだぞ。そう言ってブンブンと手を 振ってくる。俺は愛そ笑いをしながら同じ ようにして返した。とりあえず付与した 魔剣はうまく作用しているようだな。うん 。うん。おう、そうだ。群れないはずの 魔獣をどうやって集めたのだろう。すごく 気になった俺は思わず尋ねる。一体どう やってこんな数のベアウルフを集めたんだ 。くふ知れたこと。本来は決して群れぬ 魔獣どもをこの森に集めるため餌となる 超獣たちを我が魔力を餌に大量に集めたの だよ。そうすれば魔力と餌に溢れたこの地 に魔獣が集まってくる。その中で生まれた 晩の親を殺し、子だけを集め育てあげたの だ。本来は群れぬはずの魔獣だが、幼中の 頃から集団で育てればそれが普通となるの だよ。まあ、おかげでかなり苦労させられ たが、その回合会ってみよう。この軍勢を 。これだけの魔獣を相手に勝てるものなど 存在すまい。くは。親を殺し、子供をさっ て小さい頃から調京するとは何という悪い やつだ。俺でもそんなことはやらないぞ。 大笑いするパズを見てグリモが声をあげる 。ああ、そのちょっといいか。なんだ?ま 、抜けな魔人。お前さんそれいつからやっ ているんだ?ざっと100年だな。割れ ながら苦し藤させられたぞ。そりゃそう だろうな。 グリモは呆れた顔で息を吐いている。 100年昨日遠くなるような話である。 魔人であるグリモから見てもすごいことな んだろう。準備を終えた我は年には念を 入れ手に村を襲わせた。そうすればこの国 の軍が出てくるだろうからな。それに勝利 すれば我が軍勢の力は証明される。そして カプなきまでに勝利した。倒れぬ魔獣相手 に貴様らはなす術がなかったであろう。今 こそ進行の準備は整ったのだ。ふははは。 高笑いするパズをグリモは鼻で笑った。 おいおい、カプなきまでに叩きのめしただ と。どう見てもここに1人残っているじゃ ねえか。むあ、そうだな。日な子供とその 使い間がな。問題ない。すぐにすりつぶし てやる。パズが手を上げるとベアウルフ たちが俺たちを取り囲む。目を自ばらせ 唸り声をあげていた。さあ行け。そやつら を食い殺すのだ。 飛びかかってきたベアウルフたちが鋭い爪 と牙を俺へと突き立てようとしたその瞬間 である。ベアウルフたちは俺への攻撃を 止めるとそのまま着地し俺の橋元へ伏せた 。 やあ、ロイド、何をしているんだい?いつ ものように読書をいると爽やかな青年の声 が聞こえた。振り向くと金髪のすらりと背 の高いイケメンが立っている。俺のここの 上の兄アルベルトだ。サルーム国の第2 王子で大い継承権も第2位。だが分部とも に非常に優秀で時王との噂も立っている ほどである。アルベルトは俺が魔術書を 読んでいるのを見てニこりと微笑む。魔術 書を読んでいるんだね。僕も一緒しても いいかな?もちろん構いませんよ。 アルベルト兄さんありがとう。では失礼し て。アルベルトはテーブルを挟んで俺の 正面に腰かける。手にしていたのは政治 関係の本だった。俺がテーブルに積んで いる魔術書の山を一別し、自分も読書に 没頭し始める。他の兄たちは俺をあまり気 にしていないようだが、アルベルトはなぜ か俺をよく気にかけてくれる。多分普通に いい人なんだろうな。それにシルファと 違って俺にあ、足ろこうしろと言ってこ ないのもいい。俺はアルベルトから本に 視線を戻し、また読書に没頭し始めた。 どれくらい経っただろうか。パタンという 音がしてアルベルトが本を置く。ふう。 ロイドの集中力はすごいね。こん負けだよ 。本当に魔術が好きなんだね。アルベルト が立ち上がり腕を持ち上げるとバキバキと 音が鳴った。首を傾けるとまたボキボキと 。それを見た俺は思わず苦傷する。お疲れ 様です。アルベルト兄さん。僕は気分転換 に少し身体を動かしてくるとしよう。 よかったらロイドも来るかい?射撃場です か?ああ、好きだろう。はい。俺は アルベルトの誘いに即頭する。俺は身体を 動かすのは好きではないが、アルベルトの 誘いは別だと言っても好感度がどうとか いう話ではない。者として期待されている アルベルトには様々な施設の使用権があり 、今から気分転換に行く射撃場は魔術の 練習に持ってこいなのだ。部屋に帰った俺 はベッドに寝転んでいた。頭の中は全国 試した20章魔術でいっぱいだ。なるほど 。なるほど。2つの異なるで魔術を発動さ せた場合、単純に1+1が2になるわけで はなく、全く別物となるのか。演火球も ക്ഷ水求もあのような先行爆発を 引き起こす要素はない。おそらく呪文が 重なり合うことで新たな現象を生み出した のだろう。そんな話を城の書物で読んだ ことがある。それは1人ではなく2人で 使う二重だったが、それにしても他の魔術 ではどんな反応が起こるのだろうか。色 踊りじめしてみたいよな。なあ、グリも 空間Y曲魔術とかで別次元に部屋とか作れ ないかなのできるわけねえっすよ。つか なんすかそれ聞いたこともねえですよ。 さすがに難しいか。空間系統の魔術は俺に とっても難易度が高く1つ2つしか使え ない。魔術の実験ができるほどの巨大な 空間を制御するのはさすがに無理だ。うん 。実験場所が欲しいところだな。射撃場を 使うわけにもいかないしかと言って屋上も 今回の件で警備が厳重化したからな。城の 外でやればいいんじゃないっすかね。上外 か。確かに城の外には広大な大地が広がっ ている。試し打ちには持ってこいだろう。 しかし城の外に勝手に出たことを知られる とかなり怒られそうだ。第7とはいえ一応 王子である。自由にしていいとは言われて いるが、そこまでの勝手な行動は許されて いない。え、こっそり抜け出せばいいんす よ。どうせわかりゃしませんって。 抜け出すだけならともかくそんな長時間の 間バレずに住むのは無理だな。特に問題な のはご衛権世話役であるシルファだ。毎日 現術ごっこに誘ってくるのだが、どこで 隠れて本を読んでいてもあっさり見つかっ てしまうのである。いや、待てよ。よく 考えたら今はグリモがいるし、あれを使え ば短時間ならごまかせるかもしれないな。 少し試したいことがある。付き合って くれるかい?グリももちろんでさ、試し たいことというのは魔術による身代わりだ 。俺は手を広げると鏡を前にして自分の姿 を見ながら目の前に魔力を集めていく。 中心に小さな種が生まれ、それが目を出し ぐんぐんと空中に根を伸ばしていく。根は 次第に人を形作り始めた。アルベルト 兄さん大丈夫ですか?パズを倒した俺は 陸地に戻り倒れていたアルベルトを ゆり起こす。すでにパズの魔力の影響は 抜けていたようですぐに目を覚ました。 ロイド 一体何がはみんなは無事か?魔人はどう なった?起き上がりキョロキョロと辺りを 見渡すアルベルト。あ、しまったな。どう 説明したもんか。まさか俺が倒したとは 言えないし。落ち着いてください。 アルベルト兄さんへ。エトですね。そう。 俺も気絶してて起きたらみんなが倒れてた んです。魔人もどこにもいませんでした。 慌てて言いつ作ろうとアルベルトはどこか 納得していなさそうな顔をした。そうか。 すまない。取り乱したようだ。とりあえず みんなを起こそう。はい。それでもなんと かごまかせたようである。アンドの息を 吐いていると他の者たちも起き上がり始め た。アルベルトは全員の無事を確認し頷く 。皆まずは無事で何よりだ。魔人に襲われ たにも関わらず命があったのは奇跡としか 言いようがある前だが魔人との戦闘中僕は 奴の出す黒いモヤを浴びて気を失いなぜ奴 がいなくなったのか覚えていないのだ。誰 か見たものはいるか?アルベルトは全員を 見渡すが誰も声をあげるものはいない。 シルファも首を振って返した。ふう。 助かった。どうやら俺の正体はバレてない ようだな。あし見たよ。ぶタオの言葉に 思わず吹き出してしまう。どうかしました か?ロイド様。いや、別にシルファに背中 をさせられながら何度も咳込む。まさか見 られた?俺はドキドキしながらタオの言葉 に耳を傾ける。倒れた私たちを助けて魔人 を倒したのはロベルトよ。ぶ思わずもう 一度吹き出したロイド様。ゲホゲほ咳俺の 背中をシルファが心配そうに何度も撫でた 。ロベルトと言うと以前タオを助けた冒険 者だったか。うん。私が意識を失いかけ もうダめかと思ったその時に殺そうと登場 したよ。そして魔人と退治し、湖の上で すっごい戦いを繰り広げたね。魔人の攻撃 を物ともせずとんでもない魔術を打ち込ん であっさりと勝利したよ。さすがは私と 将来を誓い合った中ね。な、あまりレベル が高いとは言えない生成魔術だね。切を 無理やり金にしたのかい。順度が低すぎる し、中身もスカスカだ。これじゃあ 駆け出しの商人も騙せないよ。そもそも 魔術での金の生成は禁じられている。と いうか俺は王子だし金には困ってないんだ よな。むぐた。だったら不労士だ。お前 さんを不労士にしてやるよ。悪いが自分の 身体に他人の術式を施されるのは好きじゃ ない。特に不労士なんて強い術式を人体に 編み込むなんてどんなリスクがあるか 分かったものじゃないよ。魔術というもの は万能ではない。低レベルの魔術なら魔力 の消費だけでなんとかなるが、あまりに高 レベルな魔術は術者や比術者にも負荷が かかる。不老不なんてのは相当うまく術式 を編み込んでもかなり重いリスクをしう はずだ。で言えば重度の神経麻痺や肉体の 欠損とかとてもそんな術式をおそれとは 受けられない。壺だったのかグリモワール は顔を歪めている。やはりもう1度封印さ せてもらうよ。君は危険そうだしね。ま、 待て。待ってくれ。頼むから。俺は全然 危険じゃねえ。良い魔人なんだ。封印され たのだって。ちょっと いたずらしただけなんだよ。うん。でも嘘言ってるかもしれないしな。やはり 封印。俺が本に触れようとした時であるな。なら魔術はどうだ?魔人がポツりと呟やいた。何百年も前の古代魔術だ。お前さんも術師なら興味あるんじゃねえのか。そいつを教えてやる。 どうだ?ロイドしばし考え込んで俺は頷く 。面白い。今更言うまでもなく俺は魔術が 好きだ。古代の魔術か。伝説によると大地 を揺がし洪水を起こし、海を割るなんての も聞いたことがある。実物はどれほどの ものだろうか。是非見てみたい。俺の言葉 にグリモワールはパッと表情を明るくした 。 何が恐縮なものか。息子たちに現術を 叩き込んだシルファはお前の現術の際は 歴代王子で1番国1番の剣士になるなどと 対鼓を押しておる。城でも屈の魔術師で あるアルベルトもお前の才能に嫉妬して おったよ。自分があの年頃だった時は まともに火球など飛ばせなかった。それを 見事に制御しておるとな。若き実力者で あるあの2人にそこまでしめると花。 大したものだよ。シャールズは腕組をした まま嬉しそうにうんうんと頷いている。う は2人ともそんなことを言ってたのかよ。 俺なりに実力は隠してたつもりだったが、 まだ甘かったようだ。やはり城の中で魔術 を使うのは危険だな。あまり俺の評価が 上がると大い継承に巻き込まれる可能性も ありそうだし、そうなったら面倒だ。少し は自調しなければ。でも俺の性格上魔術の 研究は止められないしな。お前には大いに 期待しておる。これからも励むのじゃぞ。 えっと、そうですね。返事を濁す俺を見て チャールズは顔を曇もらせる。だなの。 いくらお前が優秀だからとて今からお前を 大い継承候補に加えるのは難しいのじゃ。 すでにアルベルトラを含む上位の王子たち にはそのための教育をさせておるからな。 お前がそう考えて頑張っておるなら 心苦しい。先に言っておこうと思いこうし て呼び出したのじゃよ。あ、そういうこと か。つまりチャールズは俺が大いを継承権 すべく頑張っていると勘違いしているのだ 。もちろん俺にそんなつもりはみ人もない のでほっと胸を撫で下ろした。お気に なさらないでください。父上 私は言われた通り好きなことをしている だけです。多い継承権などに最初から興味 はございません。俺の言葉にチャールズは 目を丸くした。そして気は真ったかのよう に目を細める。うむうむ。わしの言葉に 腐るでもなくよくぞ申した。できた息子を モテて嬉しいぞ。しかもちょっと涙んで いるようだ。本心なんだけどな。完激して いるチャールズを見ながら俺はポリポリと 本を書いた。安心せロイドよ。その努力が 無駄になることは決してないだろうからの 。だからその調子で埋進するのじゃぞ。 はあ。うむ。では下がって良い。なんだか わからないが、とりあえず今までの生活は 維持できそうで安心だ。俺はアンドの息を 吐きながらチャールズに背を向ける。それ にしても大いにも興味を示さず、ただ ひたすらに努力を積み重ねるか例わずか 10にして大したものよ。いやはや真の 大たるもの。どれくらい出なくてはいかん のかもしれんな。これは大い継承候補に ついて考え直さねばならんのかもしれぬ。 シャールズは何かブツブツ言ってるが あまりよく聞こえない。まあ多分政治に ついてだろうな。悪いけど興味なしだ。 それより早く帰って本を読みたい。俺は 足早に玉座の間を後にするのだった。 もちろんいいわよ。ドイドならきっと できると思うから。本当ですか?ええ、 そうね。まず大切なのはたっぷり貯めた後 アリーゼはにっこりと笑った。あいよ。 一瞬の沈黙。アリーゼは言葉を続ける。私 思うの。愛こそが言葉の通じない私たちを つぐ絆なんだって。どんな魔獣だって こちらから愛を与えてあげれば絶対に 分かり合えるわ。目を輝かせながらようと 語るアリーゼを見てエリスは疲れた顔で息 を吐く。わあ、アリーゼ様は生まれつき 勝手に動物が寄ってくる余さのような方 です。そんな特殊事例など参考になるはず がないでしょう。妖精さ、ちょっとエリス 、それはひどいわ。本当のことです。2人 は言い争いを始めた。いい争いというか じレ合いというかこの2人は姉妹のようで ある。難しいことなんて必要ないわ。 ふわっとしてパーっとすればいいのよ。 ねえ、リル、私の思い、私の言葉よく 伝わるでしょう。ほら、ウンビルはそうだ とばかりに頷くとアリーゼに頭を すりつける。アリーゼが手を広げ楽しそう にくるくる回るとその周囲に鳥やウさぎ などの小動物が集まってきた。まるで花で も浮かんでいるような空気メルヘンで ファンタジーな絵本みたいである。エリス はそれを見てドん引きしていた。確かに 余さだ。ゼックしていたグリモがようやく 口を開く。ロイド様ありゃダめですぜ。 よく言えば天才派。悪く言えばお花畑でさ 。まともに話のできるタイプじゃねえです よ。ひどいこと言うな、お前。まあ、概 同意見だけど、各かにアリーゼは理屈な話 ができるタイプではない。ただそれでも やり用はあるのだ。なるほど。大体分かり ました。アリーゼさんな。さらにタオは 流れるように肘打ちを放つ。そこから 左鍵つき美け。手な回し蹴り。それらは 全て最初の一撃と寸分違わぬ場所へ 打ち込まれていく。タオは止まらない。 そして日々はさらに大きく深くなっていく 。こんなところではない。あ歳の頃 から毎日毎日短を続けてきたね。雨の日も 雪の日も休まず毎日彼氏も作らずよ。 そんな、そんな努力を積み重ねてきた私が こんなところで彼氏も作らず死ねるか。 一泊置いての飛び膝蹴り、魔力消壁が 砕け散り、ぽっかりと穴が開いた。あ、で もまずいな。好きだらけだぞ。しかも リッチもぼっとしていたわけではない。 カタカタとリッチのラン食いが揺れる。 魔術の影だ。黒い先行が他を包む島どんと 爆発が巻き起こる。吹き飛ばされたタオが 地面に落ち何度か転がった。ぐったりして いる。やばそうだ。凍手て駆けより 抱き起こす。タオは苦しげな表情で顔を あげ開く。う、なぜ戻ってきたね。実は 逃げてなどおらず近くで感染していたとは とても言えず口を継む。もしかして私の ためにもうバカあるな。でもいいよ。 ロベルトみたいなイケメンと一緒に死ねる なら本もある。そう言って俺から顔を 背ける。ておいおい。もう諦めるのか。 もうダメある。身体動かないよ。それに 動いたとしても相手に勝てるわけが ないね。何言ってるんだよ。俺の言葉に 被せるように黒い先行が辺りを包む。背を 向けていた俺たちにが魔術を放って きたのだ。ぎゅっと目をつるタオ。直後 衝撃派が俺たちを襲うことはなかった。俺 の張っていた魔力消壁がリッチの魔術を 防いだのだ。壊るわる目を開けたタオは 不思議そうに目をパチクりしている。俺は 立ち上がるとをまっすぐに見据えに やりと笑った。ここからが楽しいんじゃ ないか。お、俺様の黒戦法を受けて向きず だと。ああ、魔力消壁くらい貼れるから気 にしなくていいよ。じゃんじゃん見せて くれ。驚くグリモールに言葉を返す。 やはり攻撃魔術は実際に受けてみないと 分からないことも多いからな。うん。 クリモールもそれを理解しているから いきなり俺目がけて放ってきたのだろう。 少しびっくりしたがよく考えたら俺は常に 魔力消壁を複数待機発動させており、ある 程度以上の衝撃には自動で展開する要制御 してある。そこまで察していたのだろう。 さすがは魔人。よく分かっているな。 グッジョブだぞ、グリモール。ぐ、ふざけ やがって。こいつは俺が5年も修行して身 につけた魔術だぞ。だがグリモワールは なぜか拳を振わせをしている。一体どうし たのだろうか。なあ、グリモワール。何を してるんだい?早く次を頼むよ。俺が忙す とグリモワールは髪をぐしャぐしャと かきむった。そして 肉踊りじしげに俺を睨みつけてくる。俺何かした?ちくそいいぜ。そこまで言うなら見せてやる。俺様の最強の魔術をなあ。リモワールは声を荒らげると広げた右手を俺の前にかざした。手のひには 1 本の入ってぐねぐねとめいい。そして開いた。 中から出てきたのは赤い下と鋭い派。 つまり口である。20A賞。そうつくと グリモワールは2つの口で同時に違う魔術 の影を始めた。おお、魔人というのは あんなこともできるのか。塗りつせ黒く 黒く黒く貫きえぐれ我が。ワクワクし ながら影象官僚を待っているとグリモール の身体が暗く光り始める。りやがれ戦法 5 と吹き合われる魔力の本流に押され俺の身体がほんの少し後ろへ流された放たれた二重の黒い魔力並が螺線を描きお礼 と迫るからは俺の自動展開した魔力と突し凄まじい衝撃を発したぐら抜きやがれグリモワール は何かすごく利きんでいる。それにより 少しずつ出力が上がっているように思える 。もちろん俺の魔力消壁には傷1つ入ら ないが気合いで威力が上がるってのは 面白い。それにしても螺線なんとかだっけ か。わざわざ螺線を描く要制御しているの か。何か意味があるのかな。ただの 魔力並みにしか見えないがうん。魔力 消壁越しじゃ分かりにくい。直接触れて みよう。俺は魔力消壁から指を出し、 魔力並にそっと触れてみた。バチンと 爆ゼル音がして衝撃波が吹きやれる。 おおん。遠覚えを上げながら襲いかかって くるコボルトたち。この絵たちは剣を 抜き放ち迎え打つ。コボルトの振り下ろす の剣が受けようとしたこの絵の鋼の剣と 接触した。え、驚きの声をあげたのはこの 絵とこぼると両方だった。コボルトの持っ ていた鋼の剣が抵抗なくへし折れ、この絵 の剣は勢いのままにコボルトの銅を捉える 。そのままザりとコボルトの身体を 切り裂いた。ぐわー。先血が吹き出て コボルトは倒れる。他の場所でも俺の付与 した鋼の剣がコボルトたちの武器を へし寄っていくな。なんだこの切れ味は? これが付与の力というものか。このように 頑丈なコボルトの大毛を一で切り裂いて しまうとは。その切れ味にこの絵たちは とても驚いているようだ。どうやら不与は うまく働いているようだな。武器で勝さる この絵たちはあっという間にこぼるとを 追い払ってしまった。はは。どうだお前 たち。これが我が弟の実力だ。恐れっ たろう。 後でしっかり霊を言っておくことだな。 アルベルトが祠らしげに笑っている。 おいおい、勘弁してくれよ。俺は目立ち たくないんだが。俺が自止目を向けている とアルベルトが満面の笑を浮かべ、俺の 両肩を叩いた。素晴らしいじゃないか、 ロイド。成功率も去ることながらとんでも ない切れ味だったぞ。あれほどの不術を 使えるなんて本当に驚いたよ。え、えと 母はまずいやりすぎたか?俺の想定以上に 評価が高い。使い手が少ないから少々やり すぎても大丈夫かと思ったが、それが裏め に出たかもしれない。俺がどう答えたもの かと試案しているとアルベルトは言葉を 続ける。いつも本の虫だったロイドが実質 にこもりっぱなしだったからきっと何か やっているのだろうとは思っていたが まさか不術をここまで極めているとはね。 道具はシルファに集めさせたんだね。 とんでもない才能だ。さすがは僕の弟だよ 。どうやら俺の思い過ごしだったらしい。 俺はアンドの息を吐いた。はい。 アルベルト兄さんの言う通りです。どう やら不魔術に向いてたみたいで。あはは。 うん。そうだろう。そうだろう。どうこれ からも不要をお願いしてもいいだろうか。 道具は僕が融通するからさ。頼むよ。道具 を。本当ですか?ああ、もちろんだとも。 今回使った道具は基本のものばかり。不 魔術には他にも色々な材料が必要だ。それ をアルベルトの力で集めてもらえるなら、 これからはもっと色々なことができそうで ある。ふふふ。ロイドは良き才能を開化さ せたな。こんな年齢から純宅な資金を使っ て思う存分不術の修行ができるものなど そうはあるまい。このまま行けば国一番 いや世界一の不術師になることも不可能で はないな。アルベルトが何かブツブツ言っ ているが、俺は様々な付与の組み合わせを 考えるので頭がいっぱいだった。ふむ。見 た目通りただの上位版か。闇魔術という くらいだからもっと別種類の呪いもあるの かと思ったが期待外れだな。しらりと リッチを見ると攻撃を防がれるとは思わ なかったのか。かなり老倍得ている。あの 様子ではこれ以上の魔術は持ってなさそう である。こいつからはもう学ぶことはなさ そうだな。それにしても闇系と魔術か。 さっき調べてみて分かったがこの力は気に 似ているな。同じことができるかもしれ ない。試してみるか。タオに教わった通り 体内の木を右手に集め魔力と折り混ぜて いく。火に関してはまだまだだが魔力の 制御はそれなりに自信はある。魔力と 折り混ぜることで木は歯のような形をなし ていく。む、この技ちょっと負担が大きい のか。呼吸の痛みで咳込みそうになって しまうのをなんとか耐える。普通に気を 使うよりもはかに肺が痛い。しかも難しい 。木の形状変化はなかなかうまく扱えず 失敗しまくりだ。その度に呼吸をし直さね ばならず結構手間る。だがそれよりも ワクワク感の方がはるかに強い。練り上げ た木は失敗を繰り返しながらも徐々に 思い通りの形になっていく。うん。なんと かなりそうだ。思考錯誤の末俺はどうにか して木の歯を生み出した。 それを見て魔力消壁を展開し防御を試みる リッチ。どれ火の歯の威力試してみると するかよ。竹声と共に俺は生成した木の歯 を飛ばした。歯は子を描きながら飛んで いき、魔力消壁ごとリッチの上半身と下 半身を切り飛ばす 。世は踊りしい埋めき声を残しは 消滅してしまった。え、木の攻撃で倒すと チ理のようになるのか。そういえば アンデッド系の魔物は生命エネルギーや 神聖な力に弱いと本に書いていたっけな。 方も本に書いてあった通りであるし信じ られないあるタオがそれを見てボそりと つやくあれは気候団の奥義気候牙 が何年修行してもできなかった技ね。それ をあんなに良いく全く努力もせずにいや 違う。努力じゃないね。ロベルトはただ 楽しんで気に触れていた。そういえばじい ちゃんが言ってたある。 努力をするのは当然だから努力を楽しめる やは何より強いって。ふ、そういえば私も ちっちゃい頃は修行が楽しかった気がする な。やるたびに新しいことができるように なったよ。全く修行を楽しめなくなったの はいつからだったかもう覚えてない。ある 。やれやれ。1から修行のやり直しか。 今度はせぜいっぱい楽しむとするね。何を ブツブツ言っているのだろう。タオは俺を 見て悟ったような顔をしている。一体どう したのだろうか。まあいいや。水形等魔術 水融合と土系統魔術土融合。お脳の液体と 個体を融合させ、新たな物質を作り出す 魔術である。それを二重で発動させれば あらゆる物体の調合が可能。小瓶に入れた 油と溶けた銀が混ざり合っていく。 黄色かった油は銀がかかりキラキラとした 液体になった。ロイド様こりゃ熱役じゃ ねえですかい?うん。よく似ているな。 月銀薬とは魔術師ギルドで売っている薬品 だ。魔法陣を描いたり、使い間を呼び出す 媒介としたり用途は様々。非常に効果だが 、それ以上に数が少なく、普通の魔術師が 購入するのはほぼ不可能。どうやって作っ ているのかと思ったが、なるほどこうして 作っていたのか。20章は理論上さえ合え ば2人の魔術師で行使。ただ水融合も 土融合もかなり高レベルの魔術だし、 非戦闘系である合成系等魔術の持ち主は 少ないだろうからな。それほどの使い手が 2人も揃わなければ作れない時点でそりゃ 数も出回らないだろう。こんなところで レシピを発見するとは運がいいな。何かに 使えるかもしれないし、ある程度は ストックしておこう。さて、あとはこいつ に赤を加えれば完成だな。月銀薬に赤を サラサラと入れていく。銀がかかった油に 落ちた粉が染み渡り、赤い煙が水中を彩る 。ぐるぐるとか書き混ぜるとほとんど まずい駅と変わらないものができた。おお 、すげえですよ、ロイド様。見事です。見 た目はな、実際に使ってみないと効果の ほどは不明だよ。かと言って俺の探検は もう不要済みだし、武器として使う機会も ほとんどないんだよな。不要失敗の可能性 もあるので、その辺に飾ってある武器で 試すわけにはいかない。 どこかに大量に武器が余ってないものか 使ってくれる人がいればなおよし。あ、 そうだ。考え込んでいるといい考えを 思いつく。そのためにはアルベルトの ところに行ってみるか。上中を探すと アルベルトは馬術の訓練中だった。俺を 見つけると馬を止め降りてきてくれた。 おはようございます。アルベルト兄さん。 やあ。おはよう。ロイドから会いに来て くれるなんて嬉しいよ。ファワー、もしか して何かお願い事でもあるのかい?無事 魔獣狩りは成功した。みんなのおかげだ。 感謝する。おお。アルベルトの言葉にこの 絵たちがもろテをあげて換気の声をあげる 。うん。せっかく城から外に出たのにもう 終わりか。結局魔獣とは戦えなかったし物 足りないな。はもう沈みかけている。今日 はここで止まっては明日にしよう。気づけ ばもう夕暮れである。夕日がコメに反射し てとても綺麗だ。夜になったら抜け出して 魔術の練習でもできないかななんて考えて いると。ロイド様、私たちのテントが用意 できましたよ。テントの設営を終えた シルファが俺に微笑耳。かなり小さな テントだ。こんなところで2人で寝るのか 。こっそり抜け出そうとしたら確実に目を 覚ますだろうな。シルファだし間違いない 。わあ、残念だけど今回の外出はこれで 終わりか。俺も魔獣を借りたかったな。 さあ、私は夕食の準備をしてきます。 ロイド様はこちらでお待ちを。おおんと シルファの声と重なるように低い音が 聞こえる。犬の吠え声。いや、これは狼 でしょうか?いや、それにしては少し声が 太いような気がする。普通の狼はもっと か高い声で吠える。遠すぎて聞き取り づらいがベアウルフのそれによく似ていた 。おおんおん。遠え徐々に近くなっていく 。しかも1つではない。周りの森中から 聞こえてくるようだ。ここまで来るとこの 絵も違和感を感じたのか騒ぎ始めるな。 なんだこの方向は?どんどん近づいてくる ぞ。休んでいる奴ら全員出てこい。テント で休んでいた者たちもゾろぞろと出てきた 。皆緊張したお持ちで武器を構えている。 ロイドこっちへ来い。アルベルトの元へ 小走で行くとこの絵たちが俺たちを中心に してエンジンを組む。辺りをピリピリした 空気が漂。うう。もうすぐそこで唸り声が 聞こえる。ガサりガサリと草むが揺れ、 そこから巨大な狼が顔を出した。やはり ベアウルフだというわけで千備品の確認だ な。その夜夕食を終えた俺は早々に部屋へ 戻りカを広げた。ダンジョンから持ち帰っ た三石、ストーンスライムのかけら、宝箱 の切れ端、魔術が付与された探検をベッド に転がす。ロイド様なんですか?そりゃ ダンジョンから持ち帰ったのさ。通りで 遅いと思ったらダンジョンを攻略してきた んですかい?たにため息を吐くも。だから 悪かったって。まず手に取ったのは三師。 タオの言っていた通り、ダンジョンから 出したことで光を失っているようだ。 ちょっと削ってみるか。水形トマ術水場 にて三石をゴリゴリと削っていく。硬い ものを削る場合質量のない風場よりは質量 のある水場の方がやりやすい。削り出して みたが石の内部には特に気になる点は 見受けられない。どこにでもあるごく普通 の石だな。俺の仮説と合わせて考えると ダンジョンの核は様々なものを取り込んで 成長する。おそらくこういった石や土を 取り込みながらダンジョンを作ったん だろうな。ということはダンジョンで採取 したものはその場を離れると元の物体に 戻るのだろう。こっちの宝箱の破片はダめ だ。全く魔力を感じない。核というのは おそらく魔法生物とでもいう存在。切断し た時に死んでしまったのだろう。ちなみに ストーンスライムのかけらもただの土くれ に戻っている。ダンジョンから離れたので 元の土に戻ったのか。だがリッチは自分の ダンジョンから離れても平気そうだったな 。高レベルの魔物ともなればまた違うのか もしれない。いや、ダンジョンが1匹の 巨大な魔物と考えるとどうだ?強力な魔物 には単独で活動できるよう核があると聞い たことがあるし、ま、仮説の息を出ないか 。ロイドディサルームただいま参りました 。ある日俺は呼ばれて玉座の間へと赴いた 。呼び出し主はサルームの王であり、我が 父であるチャールズディサルーム。欲座に 座った大柄の老人チャールズは満面の笑ミ で俺を迎える。おお、よくぞ。まった ロイドよ。久しぶりだな。3年ぶりくらい 可能のは7歳の誕生日ぶりでございます。 7歳までに病気や怪我で亡くなる子供は 多いため、その誕生日は特別な意味を持つ のだ。その時ばかりは忙しいチャールズも 俺のために会いに来てくれた。まあ、その 時もらった言葉がお前は年の離れた7だ から王族争いには関係ない。清わずに好き なことをやりなさいというものだったのだ が、やはり国王だけあって色々と忙しいの だろう。たまに廊下を歩くのを遠めに見る くらいだ。なのに今されに何のようだろう 。緊張するな。頭を下げたままの俺に チャールズはつまらなさそうに言う。ふむ 。そういえばお前は前に会った時もそうで あったな。堅苦しいというか子供らしく ないというか久しぶりに会った父親に 抱きついてきてもいいのじゃぞ。おは群れ 。とてもそのような真似はできません。 ふむ。まあ良い。それだけ礼儀作法を学ん でいる証だろうからな。これ少し違うよれ 。は、とりあえず機嫌は悪くなさそうだし 、怒られる雰囲気ではないか。俺は 立ち上がり、言われるがママに行く。 チャールズは俺の顔をじっと見つめ ゆっくりと頷いた。ほう、いい顔つきに なったではないか。ありがとうございます 。シルファやアルベルトに聞いたぞ。堅術 に魔術にとかなり頑張っているようじゃ ないか。いえ、教縮です。シャールズの 言葉に俺は慌てて頭を下げた。なんだか 生かい視線を向けられた気がする。く、 使い間に手を噛まれるとはこのことだ。私 は冒険者のタオというね、怪しいものじゃ ないよ。そんなことをやっている間にも タオはアルベルトに声をかけている。ふむ 。僕はアルベルトディサルーム。この国の 第2王子だよ。お王子様、これは飛んだ ゴブレイを許してください。あるよ。いい さ。知らなかったのだろう。僕は気にして いないよ。ありがとうございますね。 たどしい口調で頭を下げるタオ。他の国 ならともかく比較的平和なサルームでは 王族に少々ブレな口を聞いたからと言って 即刑罰なんてことはありえない。俺たち 自身国の方針で王規則だからとあまり存在 な態度は取らぬように言われているのだ。 おかげでうちの王族はフレンドリーという か民衆たちからも慕われており、魔獣狩り などで外へ赴いた時などは平民たちの家で 食事を振る舞われるなんてこともそう 珍しくはないのである。それより冒険者が こんなところで何をしていたんだい?この 先の湖で祠の修繕以来を受けてそれに 向かう途中よ。その道中白と見えたあなた の顔が少し知り合いに似ていてね。つい 追ってしまったよ。ペコリと頭を下げる タオだが上使いでアルベルトを見る目は どこかじゃに見える。怪しい。シルファが 無表情のまま馬から降りタオの前に 立ちふがる。怪しいですね、この女。気に なったなら堂々と声をかければいいのに。 なぜ気配を消して近づくのです?そもそも 喋り方からして怪しいではありませんか? なあ。 こ、この喋り方は単なる鉛りある。気配 だって別に消したわけじゃなく、そういう 呼吸が癖になってるだけよ。ああ、 なるほど。みんながタオの気配を感じ なかったのは木の呼吸のおかげか。俺だけ が感じ取れたのは同じく木が使えるから だろう。近づいた。今なら分かる。木の 呼吸を行うタオは体内の気を散らさず循環 させているため、あまり外へ漏れ出てい ないのだ。ほうでは先国からアルベルト様 に邪し戦を向けているのはただイケメンだ なと思っているだけよ。邪なし線なんて とんでもない。分かりやすく同揺するタオ にシルファは随いと詰め寄る。ないのか あるのかはっきりしなさい。シルファ辺に してあげなさい。えとタお君も楽にすると いい。アルベルトが声をかけるとシルファ は一瞬タオを睨んだ後すぐに後ろへ下がっ た。それでもいつでも動けるよう絵に指先 を当てている。タオは緊張が切れたのか 大きく息を吐いて腰を下ろした。 ありがとね、アルベルト様。助かったよ。 この人美人だけどとんでもなく怖いね。 ところでタオ、僕が知り合いに似ている らしいが、僕は君を見たことがないんだ。 人違いではないのかい?ふむ。確かに 私たしらしているのはロベルト。名前違う よ。それにアルベルト様とは少し雰囲気も 異なるね。げ、タオのやつ俺のことを探し てたのかよ。いきなり飛んで逃げたからな 。探していてもおかしくはないか。はまあ 姿を変えてたし気づくことはないだろう。 ちらりと視線を向けるとタオが俺を元けし ていた。むむ。あの子どこかロベルトと木 の雰囲気が似てるよ。でも明らかに姿が 違うね。思い過ごし 嫌でもタオは俺を見ながらうんうん唸って いる。さすがに分かりはしないだろうが 心臓に悪いな。なあグリモ。 あれって俺が前に体を貸しているようなもんか。こっちは完全にイド様なんで全然違いやすよ。言うなら自分は付属品のようなもんでさ。あっちはずの野郎が魔獣の身体を乗っ取ってっすな。魔人の身体は実態がないので他の生物の身体と一体化できるらしい。モが俺の右手に入っているようにパズも重の身体に入っているのだろう。 ただ向こうの主導権は完全に奴にあるよう だ。巨大ベアウルフパズが唸り声をあげ ながらこちらに歩み寄ってくる。さあ、 立ち上がる良い。我が眷属たちよ。パズの 言葉で今まで倒れふしていたベアウルフ たちに頑光が宿る。ゆっくりと立ち上がる ベアウルフたちの身体にはうっすらと黒い モヤのようなものがまとわりついていた。 あれはパズの魔力か。魔獣とは魔力を持っ た物質を食らい強く大きくなった獣だ。 そうして魔獣となった獣はより強くなる ために魔力を帯びたものを好んで処すよう になる。パズは自身の魔力を与えて傷を 負った魔獣を回復させているのだろう。 各か魔獣使いなどはそうして魔獣を操って いると書物で読んだことがある。ふむふむ 。実際に見てみるとよくわかるが、あれは ただの魔力ではないな。魔獣たちの身体が 受け入れやすいよう魔力の性質を変化させ ているように見える。各下に他人の魔力と いうのは簡単に受け入れられるようなもの ではない。ゆえにその性質を変化させ 受け入れやすくしているのだろう。強い 魔力を持つものが近くにいるとかなり気に なるしな。だから俺は普段は魔力を抑えて 活動しているのだが、これが結構疲れるん だよな。なるほど。魔力にはああいう使い 方もあるのか。面白い。ガルルグーうー。 唸り声をあげるベアウルフにこの絵たちは 後ずる。立ち上がったベアウルフたちの 身体の傷は見るみるふがり心なしが大きく なっているように見える。ば、バカな。 倒したはずなのに。ん、しばらくじっと見 てみると剣の真ん中に細い日が入った。 ピシピシとひび割れるような音が鳴り、剣 は真2つに折れてしまった。ありゃ、なん でだ?鉄よりは鋼の方が硬いはずなのに なぜ同じ不術をかけて壊したのだろう。首 をかしげているとグリモが口を開く。駅が 新品だったから不魔術の効果を偶然に伝え ちまったのかもしれませんね。ロイド様の 魔力は半端じゃねえですから、ただの鋼 じゃ耐えられねえですよ。あのまずい駅は 劣化してたってことか。しかしそんなこと よく知ってたね。エマー家事については 足しもそれなりの知識がありやすいぜ。 カジグリモワールといや甘いじゃちょっと は長売れてましてね。えへ。得意下に笑う グリもどうやらかなり家事としての知識が あるらしい。これなら不魔術の助けになる か。ありがとう。グリモを使い間にして よかったよ。古代魔術は古臭いだけで いまい使えなかったが、家事としての知恵 は助かる。俺自身魔術以外にはそこまで 詳しくないしな。うんうんと頷いていると グリモはポカンと口を開けていた。ん、 どうかしたのかい?い、いいえ。何でも ありませんぜ。あっに取られたような グリモだったが、小声で何かブツブツと つぶやき始める。こいつ魔人である俺様を 使い間にできてよかっただとけ。いい気に なっているのも今のうちだぜ。だがなぜだ 。不思議と気分は悪い気分じゃねえだと。 あ、くそ。調子が狂うぜ。なんだかわから んが情緒不安定はいつものことか。それ より不術の続きに取りかかるとするか。 結局色踊りじめしたが鋼の剣は強度増加を 二重が限度だった。他の武器も似たような もので普通の武器にはあまり何枚もの強化 術式をかけるのは難しいらしい。ちなみに 3割くらいは失敗してへしおった。てへ 残るはこれだな。最後に残ったのは赤い 等身の探検である。さやには綺麗な装飾が されており股また同様の紋用が刻まれて いる。術式が元から組み込まれているのか 。こいつは魔剣ですな。ああ、おそらく アルベルト兄さんのだろう。鋼の剣ばかり じゃ飽きると思って俺の練習ようにおまけ で入れてくれたのかな。ちなみに魔剣と いうのは付与した武器と違い剣を鍛える 段階から術式を組み込んだものである。鉄 を叩きながら術式を編み折り曲げてまた 術式を編む。それを何度も繰り返すことに より通常の付与とは比べ物にならないほど の術式を編み込んでいる。部屋に帰った俺 はベッドに寝転んでいた。頭の中は全国 試した20章魔術でいっぱいだ。なるほど 。あるほど2つの異なる影で魔術を発動さ せた場合、単純に1+1が2になるわけで はなく、全く別物となるのか。円列火球も 滝列水求もあのような先行爆発を 引き起こす要素はない。おそらく呪文が 重なり合うことで新たな現象を生み出した のだろう。そんな話を城の書物で読んだ ことがある。それは1人ではなく2人で 使う二重だったが、それにしても他の魔術 ではどんな反応が起こるのだろうか。色 踊りじめしてみたいよな。なあ、グリも 空間Y曲魔術とかで別次元に部屋とか作れ ないかなのできるわけねえっすよ。つか なんすかそれ聞いたこともねえですよ。 さすがに難しいか。空間系統の魔術はこれ にとっても難易度が高く1つ2つしか使え ない。魔術の実験ができるほどの巨大な 空間を制御するのはさすがに無理だ。うん 。実験場所が欲しいところだな。射撃場を 使うわけにもいかないしかと言って屋上も 今回の件で警備が厳重化したからな。城の 外でやればいいんじゃないっすかね。上外 か。確かに城の外には広大な大地が広がっ ている。試しには持ってこいだろう。 しかし城の外に勝手に出たことを知られる とかなり怒られそうだ。第7とはいえ一応 王子である。自由にしていいとは言われて いるがそこまでの勝手な行動は許されてい ない。え、こっそり抜け出せばいいんすよ 。どうせわかりゃしませんって。抜け出す だけならともかくそんな長時間の間バレず に住むのは無理だな。特に問題なのは 護衛権世話役であるシルファだ。毎日現術 ごっこに誘ってくるのだが、どこで隠れて 本を読んでいてもあっさり見つかって しまうのである。いや、待てよ。よく考え たら今はグリモがいるし、あれを使えば短 時間ならごまかせるかもしれないな。少し 試したいことがある。付き合ってくれるか い?グリももちろんでさ、試したいことと いうのは魔術による身代わりだ。俺は手を 広げると鏡を前にして自分の姿を見ながら 目の前に魔力を集めていく。中心に小さな 種が生まれ、それが目を出しぐんぐんと 空中に根を伸ばしていく。根は次第に人を 形づり始めた。タオは顔をあらめ、 くねくねと腰をよじっている。まさかまだ 気を失っていなかったとは。だが幸運な ことにちょっと勘違いしているようで正体 がバレたわけではなさそうだ。ていうかと いつの間に将来を誓い合ったのだろうか。 全く記憶にないんぞ。ふむ。魔人を倒すと は相当名が知えた冒険者だろう。今度探し て霊を言わなければな。いや、ロベルト なんて冒険者はいないんだが。まあいいや 。知らんをしておこう。おんおんと いきなり森の中から吠え声が聞こえてきた 。し身から飛び出してきたのは真っ白な 大型県たちだ。犬の群れは惚れにすり寄っ てくる。わ、なんだお前たち。ん、よく 見ればこの犬たち見た目はすっかり 可愛らしくなっているがさっきの ベアウルフだ。触れれば分かるが体内を 巡る魔力の流れが同じなのである。成長や 修行により魔力の方は変われどう1個体で あればこの流れのパターンが違うのは基本 的にありえない。一体なぜこんなことに なったんだろうか。魔獣は食らった魔力に より姿や性格が変化しやす。ロイド様の 魔力を浴びたからこいつらもこんな姿に なったんでしょう。 グリモの言葉を肯定するように犬が吠えた 。その1匹が俺の前でちょこんと座ると他 の犬たちもそれに習う。戦闘の犬は俺を キラキラした目で見上げ尻尾を振っている 。どうやらこいつパズが直接操っていた やつですな。ロイド様を主と認めたよう ですぜ。どうもそうみたいだな。とはいえ に連れ変わるわけにもいかないよな。 可愛いけど魔獣だし。俺はそう思い、 ちらりとシルファを見た。あらあら、この 犬ロイド様に随分抱いているようですね。 だがシルファは俺に抱いた犬を見て嬉し そうに微笑んでいる。あれ、絶対連れ帰っ ちゃダめですとか言うと思ったのになぜか 好感触だ。何を不思議そうな顔をしている のですか?ロイド様。犬は中義に熱く戦士 たちの良き相棒となる。それ 故えングリスケでも昔からたくさん買って おります。ロイド様にもいつか犬を勝って いただこう思っていましたが良い機会です 。この子は身体も丈夫そうだしよろしけれ ば買われてはいかがでしょうか?シルファ の言葉にアルベルトも頷く。そうだね。犬 は僕も好きだ。それに白い魔獣は演技が 良いと言われている。これほど抱いている ならきっとロイドの良きとなってくれる だろう。おんおん。そうしろと言わん ばかりに何度も吠える犬。2人がいいって 言うならいいか。魔獣に関しても色々研究 したいことはあったしね。あ、いや、別に グいことをするじゃないからな。ロイド、 その子に名前をつけてやるといい。名前 ですか?うん。じゃあ白で。おん。白い からという安直な理由だけど、白は気に 入ったようだ。撫でロばかりに俺に頭を すり付けてくる。俺が撫でてやると白は 千ぎ連に尻尾を振って喜びを表現していた 。可愛い。燃える炎、前踊る炎、振り注ぐ 炎。等しく全てを滅ぼす炎よ。来たれ 来たれ来たれ。アルベルトが影唱を開始 する。あれは非系統も神魔術消熱炎の影だ な。各かアルベルトは上位魔術まで使え なかったはずだがいつの間に身につけたの だろうか。ただ呪文束を使っての高速影象 まではできないのかの影である。呪文が 紡がれる度アルベルトの周囲に魔法陣が 生まれていく。美しい模様が鮮やかに 浮かんでは消えていく。呪文族だとそう いうのも全て省略されるからちょっと味け ないんだよな。とは言え振るだとかなり 長かった記憶がある。A賞完了までの その間タオとシルファがパズを抑え込むと いう手はずなのだろう。はあ。いやあ、 2人の攻撃はまともに通ってない。いや、 多少の傷は与えているのだが、すぐに言え てしまっている。どうやら半分精神体で ある魔人には物理的なダメージは通り にくいようだ。ロイド様、いくら最上今術 だろうが魔人であるやには聞きませんぜ。 そういや、以前にそんなこと言ってたな。 その割にすぐ参ってたけど、そりゃあんな もん食らったらね。 結局どっちなんだよと内心突っ込む。まあ いいや。それよりグリモは魔力の性質変化 って得意な方か。ってまだその話続いて タスカ。まだとはなんだ?まだとは最優先 事項だろうが。わあ、そりゃ魔人は魔力の 性質変化は得意すからね。やり方くらいは 分かりやすがさすがにあの人たちを放置し て教えるのはまずいんじゃないっすかね。 グリモが戦闘中のアルベルトラに視線を 送る。大丈夫だよ。少し前から血魔術を かけているからな。向こうが回復するなら こっちもだ。みんなには全国魔力国印を 飛ばしてつけておいたのだ。これは魔術を 自動で当てるマーキングのようなもので 1度つけておけばわざわざ狙い直す必要も なく魔術の対象とできる。普通に考えて これだけの動物を買い鳴らすなんて常人に は無理だろう。俺と同じ血を引いてるし、 魔術師としての才能が発言していても おかしくはない。生まれつき知筋や才能に 優れたものの中には無意識に魔力を扱う ものも珍しくないのだ。塔にたどり着いた 俺は正面にある大きな扉をノックする。 姉さん、アリーゼさんいますか?ロイド です。 少し待っていると中から黒髪メイドが出て きた。か名前はエリスだっけ?覚えて いただけて光栄です。ロイド様、お久し ぶりでございます。うん。久しぶり。 アリーゼさんに会いたいんだけど かしこまりました。少々お待ちください ませ。ペコリと頭を下げ塔へと戻るメド。 さらにしばらく待っていると扉が開いた。 ロイドガバといきなり抱きしめられた。 ワプふカフカの柔らかな感触をぎゅっと 押し付けられる。苦しい ロイドロイドロイド。もう久しぶりね。 あなたから会いに来てくれるなんて姉さん とっても嬉しいわ。さらにグリグリと頭も 撫でてくる。痛い。アリーゼ様、おやめ ください。ロイド様が苦しがっておられ ます。え?あら、本当ごめんなさいね。 アリーゼは謝ると俺を抱きしめる腕を緩め た。ふう。苦しかった。だからあまり来 たくなかったんだよな。アリーゼは昔から 俺を見つけては抱きついたりキスしたりと おもちゃにしていたのである。咳込み ながら顔をあげる俺の目の前にいたのは 薄べに色の長い髪をふわふわとさせた女性 。髪だけではなくドレスにもファーや ポンポンがついており全体的にふわふわだ 。ちなみに胸もふごめんねロイド姉さん 嬉しくなっちゃってそれで一体何のよう かしら。アリーゼはそう言ってにっこりと 微笑むのだった。うん。遠くからではよく わからないな。だが単独行動はできないし 、機会があれば行ってみるか。アルベルト 様、湖が見えてきました。先行していた この絵が声をあげる。目を凝らせば木々の 隙間から面が太陽の光に反射してキラキラ 光るのが見えた。よし、ここらで休憩する としよう。アルベルトの号例で俺たちは 湖近に陣を取りしばし身体を休めることに した。ふう。馬ってちょっと疲れるんだよ な。走ったり飛んだりした方が圧倒的に 早いし楽だ。俺が石に座って身体を休めて いるとシルファがお湯の立つTカップを 差し出してきた。どうぞロイド様 ありがとう。ふーふーと息を吹きかけて 冷ましちびっと飲む。若もし爽やかな香り が疲れた身体に染み渡るようだ。ふう。 シルファの入れるお茶は相変わらず 美味しいね。お褒めに預かり光栄です。 うやうやしく霊をして下がるシルファ。 この絵たちは半分はテントを設営し、もう 半分は弓矢を手に夕食用の獣を仮に赴いて いた。隣いい言いかい?もちろんです。 指示を出し終えたアルベルトが俺の横に腰 を下ろした。シルファにも紅茶をくれ。は 、ただいま用意いたします。アルベルトは シルファにそう命じるとこっそりと俺に顔 を近づける。ロイド、なかなかやるじゃ ないか。え、な、何のことですか? とぼけるなよ。 このタって子さ、お前のことが気になっていたようだったぞ。はあ。一体何を言い出すんですか?アルベルトの言葉にお茶を吹き出して。母は照れなくていいと思。する 弟が女性に行為を寄せられているのを見るのは僕は嬉しいよ。いやいや、 ありえないでしょう。俺はですよ。いいや、さ。 少なくともただの子供を見る目ではなかっ たな。もちろん今すぐどうこうという つもりはないだろうが、将来的にはて感じ の目だったぞ。気づいてないかもしれない が、最近シルファがロイドを見る目も少し 変わってきているんだぜ。シルファやタオ が俺に行為を持っているだとありえなさ すぎるだろう。いきなり何を言い出すんだ 。く。俺の冷たい視線を意にも返さず、 アルベルトはうんうんと頷いている。何が 恐縮なものか。息子たちに現術を叩き込ん だシルファはお前の現術の際は歴代王子で 1番、国1番の剣士になるなどと対鼓を 押しておる。城でも屈の魔術師である アルベルトもお前の才能に嫉妬しておった よ。自分があの年頃だった時はまともに 火球など飛ばせなかった。それを見事に 制御しておるとな。若き実力者であるあの 2人にそこまでしめるとは大したものだよ 。シャールズは腕組をしたまま嬉しそうに うんうんと頷いている。うは2人とも そんなことを言ってたのかよ。俺なりに 実力は隠してたつもりだったが、まだ 甘かったようだ。やはり城の中で魔術を 使うのは危険だな。あまり俺の評価が 上がると大い継承に巻き込まれる可能性も ありそうだし、そうなったら面倒だ。少し は自調しなければ。でも俺の性格上魔術の 研究は止められないしな。お前には大いに 期待しておる。これからも励むのじゃぞ。 えっと、そうですね。返事を濁す俺を見て チャールズは顔を曇もらせる。だがの いくらお前が優秀だからとて今からお前を 大い継承候補に加えるのは難しいのじゃ。 すでにアルベルトラを含む上位の王子たち にはそのための教育をさせておるからな。 お前がそう考えて頑張っておるなら 心苦しい。先に言っておこうと思いこうし て呼び出したのじゃよ。あ、そういうこと か。つまりチャールズは俺が大いを継承権 すべく頑張っていると勘違いしているのだ 。もちろん俺にそんなつもりはみ人もない のでほっと胸を撫で下ろした。お気に なさらないでください。父上 私は言われた通り好きなことをしている だけです。多い継承権などに最初から興味 はございません。俺の言葉にチャールズは 目を丸くした。そして気は真ったかのよう に目を細める。うむうむ。わしの言葉に 腐るでもなくよくぞ申した。できた息子を モてて嬉しいぞ。しかもちょっと涙んで いるようだ。本心なんだけどな。完激して いるチャールズを見ながら俺はポリポリと 本を書いた。安心せロイドよ。その努力が 無駄になることは決してないだろうからの 。だからその調子で埋進するのじゃぞ。は わあ。うむ。では下がって良い。なんだか わからないが、とりあえず今までの生活は 維持できそうで安心だ。俺はアンドの息を 吐きながらチャールズに背を向ける。それ にしても大いにも興味を示さず、ただ ひたすらに努力を積み重ねるか。霊わずか 10にして大したものよ。いやはや真の 大たるもの。どれくらい出なくてはいかん のかもしれんな。これは大い継承候補に ついて考え直さねばならんのかもしれぬ。 チャールズは何かブツブツ言ってるが あまりよく聞こえない。まあ多分政治に ついてだろうな。悪いけど興味なしだ。 それより早く帰って本を読みたい。俺は 足早に玉座の間を後にするのだった。無事 魔十は成功した。みんなのおかげだ。感謝 する。おお。アルベルトの言葉にこの絵 たちがもろテをあげて換気の声をあげる。 うん。せっかく城から外に出たのにもう 終わりか。結局魔獣とは戦えなかったし物 足りないな。日はもう沈みかけている。 今日はここで止まっては明日にしよう。 気づけばもう夕暮れである。夕日がコメに 反射してとても綺麗だ。夜になったら 抜け出して魔術の練習でもできないかな なんて考えていると。ロイド様、私たちの テントが用意できましたよ。テントの設営 を終えたシルファが俺に微笑耳。かなり 小さなテントだ。こんなところで2人で 寝るのか。こっそり抜け出そうとしたら 確実に目を覚ますだろうな。シルファだし 間違いない。わあ、残念だけど今回の外出 はこれで終わりか。俺も魔獣を借りたかっ たな。さあ、私は夕食の準備をしてきます 。ロイド様はこちらでお待ちを。おおんと シルファの声と重なるように低い音が 聞こえる。犬の吠え声。いや、これは狼 でしょうか?いや、それにしては少し声が 太いような気がする。 普通の狼はもっとか高かい声で吠える。遠すぎて聞き取りづらいがベアウルフのそれによく似ていた。おんおん。 遠覚えは徐々に近くなっていく。しかも 1 つではない。周りの森中から聞こえてくるようだ。ここまで来るとこの絵も違和感を感じたのか騒ぎ始めるな。なんだこの方向は。どんどん近づいてくるぞ。 休んでいる奴ら全員出てこい。テントで 休んでいた者たちもゾろぞろと出てきた。 皆緊張したお持ちで武器を構えている。 ロイドこっちへ来い。アルベルトの元へ 小走で行くとこの絵たちが俺たちを中心に してエンジンを組む。辺りをピリピリした 空気が漂。うー。もうすぐそこで唸り声が 聞こえる。ガサり。ガサリと草むが揺れ、 そこから巨大な狼が顔を出した。やはり ベアウルフだ。じゃあ行くとするか。 アルベルトについて城の裏側にある広場に 向かう。入り口を管理している兵に挨拶を して中に入ると一面の芝フが広がっていた 。ここが射撃場。簡単に言えば魔術の まと当てができる場所だ。大がかりな魔術 の実験をする場としても使われるため 危ないので子供の俺は1人では入れないの だ。はあ。いつ来ても広いですね。城の 魔術師たちも的を狙って炎や水の魔力級を 飛ばしている。魔術を使用する感覚は人に よって異なる。で言えば同じ火球を放つ 場合でも全身から集めた魔力をいつに集め て放つ流れのスムーズさ、速さなど連度は 1人1人異なる。それを見ているだけでも 結構楽しいのだ。魔術師たちに興味心々な 俺を見てアルベルトは微笑む。母はロイド は本当に魔術が好きだな。ええ、大好き です。そう、素直に喜んでくれると連れて きた会があるというものだよ。 さて、それじゃあ僕たちもやるかい。はい 。アルベルトは頷くと兵士たちに命じて敵 を用意させる。100mほど離れた場所に 1から9までの数字が刻まれた代償様々な 敵が並んだ。人のを見るのも楽しいが もちろん自分でやるのが1番だ。中踊りじ で大っぴらに魔術を使う機会はないからな 。こうしているうちに敵の配置は終わった ようだ。ではロイドからやるといい。 分かりました。敵当ては説明するまでも ないような簡単な競技だ。先手とご手に 分れて10回ずつ魔術級を放ち、大きな 数字の書かれた的を多く倒した方が勝ち。 それだけである。もちろん数字の大きな的 ほどサイズが小さく当てにくくなっている 。的を前にして俺は魔力を指先に集めて 火球を作り出した。もちろんただのでは ない。現在研究中である回転運動を 取り入れた改造魔術だ。魔術を構成する 術式を持てり、魔力級の核に回転力を持た せることでただまっすぐ飛ばすだけでなく 様々な方向への変化が可能となる。 もちろんそんなことをしなくても普通に 動きを制御して中央無人に動かすことも 可能だが、そんなことをして当てても 面白くない。せっかく実験できる機会なの だから色踊りじてみたいもんな。少女を 取り囲むのは豚顔の巨体。あれは確か多く だっけ城にあった魔物図鑑で見たことが ある。せや少女が気合いと共に小属を 叩き込むと多くが吹き飛ばされた。倒され た多くは口から泡を吐きビクンビクンと 痙攣している。よく見れば周りには何体も 多くが倒れふしている。各か多くはかなり 強い魔物だと書いてた気がする。それを あれだけの数1人で倒すなんてあの子結構 すごいな。ひんだ多くたちを少女は鋭い 頑光でじろりと睨みつけた。ぷギギプギー プギー。すると多くたちは悲鳴をあげて 逃げ出してしまった。ああ、もっと見 たかったのに残念だ。そこにいるのは誰ね ?そんなことを考えていると少女が声を あげた。俺のことだろうか。そう思い顔を 出してみると少女はこちらに視線を向けて いた。そう遠離れていたのに勘づくとは 武術の達人は離れているものの気配を 察するというし、ここは観念して出ていく か。俺は両手を上げ敵体の意思なしと アピールしながら岩影から出てくる。 えっと、こんにちは。怪しいものじゃない よ。 俺を見た少女が一瞬驚いたように目を丸く した。 まさか知り合い?いやいや、そんなはずは ないか。この姿今俺が作ったんだし。少女 は長い沈黙の後ボそりとつく。何者かお前 ?名前か?そういえば考えてなかったな。 えと、俺はロベルト 冒険者なんだけど仲間とはぐれちゃって。 あまり怪しまえても面倒だし、冒険者と いうことにしておこう。俺の言葉に少女は 少し考えて言葉を発する。あ、はオ。冒険 者階級はB。ジョブは見ての通り部島かね 。なるほど。タオさんは1人なの? 弱っちい奴らとなれ合う趣味はないだけよ 。俺の問いにタオと名乗った少女はつまら なそうに返してきた。あまりよく知らない 人間との接触は良くない。時間も無限に あるわけじゃないしな。ここは適当に ずらかるべきか。俺はこっそりとタオに背 を向ける。ああ、じゃあ俺はこの辺で待つ ね。合死と肩を掴まれた。いててすごい力 だ。ここは魔物の出る危険なこや。お前よ は争田し町へ帰るまでに食べられるよ。私 も今から帰るとこだし街まで送るね。 いやいや、俺も冒険者。ちゃんと1人でも 戦えるから大丈夫だよ。だめね。ここで 見捨てたら女が廃るよ。うむを言わさぬ その鋭い目。この迫力なんとなくシルファ を思い出させる。あまり人の親切を無に するのも良くないか。冒険者と魔物の戦い を間近で観察できるチャンスだし。分かっ たよ。お願いします。うん。任せるね。 ため息を吐く俺を見てタオは満面の笑を 浮かべる。そして俺に背を向け歩き始めた 。来た。とんでもないイケメンある。私の 好みドストライクね。ここで音を売って おけば感謝の壁丼くらいは期待できるね。 ふひふひ。なんだろう?すごく邪悪な顔を している気がする。まあいいか。何かあっ たらダッシュで逃げよう。夫が開けるな。 その前に片付けてから帰るとするか。 しかしショこは俺がグリモールと遊んでい たことで少々散かっていた。やらかじめ 結界を張ってあったので損傷などの被害は ほとんどないが本棚やちょうど品に少々の 乱えがある。手伝いましょうかい?ロイド 様それには及ばないさよ。俺が術式を展開 すると散らばっていた本や魔道具がふわり と浮き上がり元あった場所へと帰っていく 。これは俺の編み上げたオリジナル術式。 物体そのものの記憶をたどり力を与えて 自ら元あった場所へと戻すというもので ある。その効果は物体であればチ理でも 誇りでも全てに有効で俺が消滅させた グリモワールの本も元通りだ。ただし外観 だけであるがおこりゃすごい魔術ですな。 魔術というほどのものではないけどね。で も探し物や片付けなどには便利だよ。 ちなみに魔力を込んだものを術式、それを 束ねて特定以上の効果を発揮させるものを 魔術という。このくらいでは魔術とは呼ば ないのである。ところでグリモはワール。 お前その姿じゃ目立つよな。小さくなっ たり姿を消したりはできないのか?でき なくはないっすが。言葉を濁すグリモは ある。姿を変える魔術はかなり高レベルだ からな。それに使い勝手の悪さから使い手 を選ぶ魔術だ。使えなくても仕方ないか。 じゃあ俺の身体に住むといい。右手を 貸そう。俺が右手を差し出すとグリモ ワールは信じられないと言った顔になる。 はい、いいんですかい?その方が目立た ないだろ。グリモール戸惑った様子だった が、俺から顔を背け口元をけさせる。不ひ 、こいつありえねえぜ。使い間をその身に 宿すなんてのはよほどの信頼関係がなけれ ば常に命を狙われる覚悟をせねばならない 。そんなことも知らねえのかよ。あま ちゃん目。腕1本も使わせてくれるんなら 本体を殺すのは用意。眠っている時にでも ぶち殺して身体を乗ってやるぜ。おい、 何物言ってるんだよ。早く来い。えい。 ただ今わあわあさすがに疲れてきたな。 もう何十回気候団を打っただろうか。魔術 ならともかく木に関しては初心者だ。呼吸 にも気を使うし精神的疲労が溜まっていた 。でも大分慣れてきたぞ。最初の時と 比べると明らかに気を寝る速度が上がって いる。速度だけではない。飛距離も威力も やればやるほど上達を感じられてすごく 楽しい。魔獣たちとの戦いもいい感じで き行してるしこの戦いもっと長引かないか な。そんなことを考えていると隣にいた アルベルトが息を荒らげているのに気づく 。魔獣どもの数が一向に減らない。この絵 たちもシルファも顔には出さないが動きが かなり鈍くなっている。それにロイドも かなり息が上がっているな。あの年齢で あれだけの魔術を使っているのだ。無理も ないかなんて人のことを気にしている余裕 はないな。僕の方もそろそろきつくなって きた。だが兄として情けない姿を見せる わけにはいかない。笑え笑うんだ アルベルト。こういう時こそ不に何か ブツブツ言いながらアルベルトは口元に笑 を浮かべている。おっさすがアルベルト。 まだまだ余裕だな。イド、頑張れるか?はい。まだまだいくらでも行けますよ。いい子だ。さて、ここからが踏ん張りどころだぞ。魔剣を古い演列球を放つ。本来なら猛くに魔力切れを起こしてもかなのに。 あんな顔をしているということは魔剣に より威力が上がっているのが嬉しいん だろう。やはり攻撃魔術は威力という 分かりやすい指標があるからやる気が維持 しやすいもんだ。うんうん。俺も負けて られない。何か特別な要素。例えば スケットでも来なければき行状態は続く だろうし、その間はずっと木の練習をして ほったと考えていると規制と共に小柄な 一影タオが飛び込んでくる。飛び蹴り一戦 、それを食らったベアウルフは湖にまで 吹っ飛んでいった。くるりと空中で回転し 着地したタオはビシッとポーズを決めた。 俺の言葉にエリスとグリモが驚いている。 ナリーゼは顔をパーっと明るくして俺の手 を取りブンブンと振った。え、そうよ ロイド愛なのよ。愛かどうかはともかくと してアリーゼから漏れる魔力を見ていて 分かったことがある。アリーゼはリルに 命令を与える時自身とリルの頭を魔力で つげているのだ。そうやって自分の思考を 読み取らせているのだろう。無意識に魔力 の性質変化をしているのだろうが、 なるほど盲点だった。あの方法ならリアル タイムで自分の思考をイメージで伝え られる。命じるのでなく共有するのだ。 そしてイメージなら得意である。白俺は 同じように魔力を伸ばして白の頭につげる 。そして俺は白にそうして欲しいよう念 ねじる。白はははっと目を丸くすると 駆け出した。そして俺たちの周りを大きく 回り始める。1週、2週、そして3週回り 。オンと元気よく吠えた。俺の思った通り にである。よし、俺の目み通りだ。う、嘘 でしょう。あのアリーゼ王の説明で理解し たのですか?エリスが目を丸くしている。 うん。うん。すごいわ、ロイド。さすが私 の可愛い弟。あいね。いえ、絶対違うと 思いますよ。違いませんよ。う2人はまた いい争いを始めてた。仲がいいことである 。まあ、もうよは済んだし長いは無だ。 行くとするか。それじゃあアリーゼさん ありがとうございました。え、もう行っ ちゃうの?せっかく出しお茶を飲んでいき なさいな。いえ、今は喉が乾いていないの で。あんロイド。俺は手を振り、アリーゼ に別れを告げる。涙アリーゼの横でエリス が何やらブツブツ言っている。翌日大量の 剣と共にアルベルトが俺の部屋を訪れた。 100本以上はあるだろうか。 るを引く従車もとても重にしている。アルベルトはいつも通り爽やかな笑を向けてきた。や、おはよう。 約束通りこの絵たちの剣を集めてきたよ。これはすごいですね。昨日のことをみんなに話したら今朝こんなにたくさんの件を持ってきてね。 1人で30 本持ってきたものもくらいだよ。 よほど不魔術をかけて欲しいらしいね。 多分違うな。アルベルトが俺のことを話し たからその点数稼ぎとして剣を持ってきた のだろう。主人が剣を集めよと言えばそれ に使える騎士たちなら剣の10本や20本 集めてくるよな。そこまで考えてなかった が嬉しい誤参だ。ロイドが不魔術を使う ようを見てみたかったがこれから経済の 授業でね。とても残念だがこれで失礼する よ。ありがとうございます。アルベルト 兄さん。アルベルトは俺にウインクを1つ して扉を閉めた。良かったですね、ロイド 様。これだけありゃアイクラでも不魔術を 試せますぜ。そうだな。不魔術は武器に かなりの負担をかけるし、失敗の可能性も 高い。数はあるに越したことはない。魔術 に使用するまずい液だが、あまり強力な 術式を編み込むと武器を汚染する。それは 金属のつがりを蝕み、その結果簡単に へし折れてしまうかと言って術式を弱めれ ば貴重な液を使った効果が薄い。濃すぎて もダめ、薄すぎてもダめ。その見極めが とても難しいのだ。しかも同じ武器でも 金属疲労などにより同じ術式でも負荷に なる可能性もある。その辺りは身体で 覚える必要があるため不術は大量の練習が 不可欠なのだ。さて始めるか。安そうな 武器から扱っていこう。とはいえどれも 良いものばかりだな。神物の鉄を焼いて 強くした鋼の武器が主だが、中にはかなり 高華そうな件もある。魔剣か?これ。 アルベルトに差し出す武器だし。安物と いうわけにもいかないか。まあいいや。 遠慮なく使わせてもらおう。まず手に取っ たのは1番数のある鋼の剣。この辺りから 試してみるか。鋼の剣用にまずい液を 小分けにして術式を編み込んでいく。 とりあえず強度増加を30+男性増加 くらいでやってみるか。あの鉄の探検と 同じくらいの容量はあるだろう。術式を 編み込んだまずい液を1本目の鋼の剣に 塗りかけて乾かす。血子供だから呼吸量が 少なくそれで効いていないのかならば直接 食らうがいい。パズは大きく息を吸い込む と真っ黒な煙を勢いよく吐き出してきた。 黙々と黒園が俺を包み込む。はむじ パタパタと手を振って払う。くなもん吹き かけやがってびっくりするじゃないか。 しかもなんか変な匂いがするし歯を磨いて ないんじゃないか。俺が咳込みながら煙を 抜けるとその先ではパズが驚愕の表情を 浮かべていた。なんだと?なんだとじゃ ないよ。いきなり何するんだお前。ためを 吐く俺を見てパズは息を飲んでいる。ひ、 貴様、我が魔力を食らって何ともないのか 。ん、別にどうもないけど。さっきから何 を驚いているのだろう。もしかして何か 攻撃でもしてたのだろうか。そういえば 何か甘い香りがするような。首をかしげて いるとグリモがグパッと口を開けた。はあ 。てめのくなんて聞かないとよ。俺の 手のひグリモを見たパズは驚いたのか目を 丸くした。ぬ。お前は魔人か。なぜ人間の 手のひにいる?う、うるせえな。てめえ にゃ関係ねえだろ。こっちにゃこっちの 都合があるんだよ。ふむ。そうかなるほど 。お前はその人間の使い間となっているの か。大型復活の際に好きでも使えて強制的 に獣魔契約を強いられたのであろうが人間 ごときに使い間にされるなど魔人の風情に もおけん全くもって投げかわしい。同じ 魔人として恥ずかしいぞ。へえ、そうなの か。各かに閉じ込められていたのだから グリモも本調子じゃなかったんだろうな。 だが我はそのような油断はせぬ。万全を 騎士復活し、晩弱の備えで動いているのだ 。見たであろう我が軍勢を。ん、隣にいる のは誰だろう?アルベルトの横にバンダナ をした黒髪の男がいた。かなり鍛えている ようで細いがマッチョである。年は アルベルトと同じくらいだろうか。鋭い 目つきで俺をじっと見ている。白は随分 お前の言うことを聞くようになったみたい だね。はい、アリーゼさんにご教授 いただきました。アリーゼによ、よくあの 説明で理解できたね。あは少し難易度は 高かったですけれど、負傷する俺を見て アルベルトは口元に手を当てる。ふむ。 まさかアリーゼのまとを魔力の動きを読み 魔獣を操る技を推り習得した。いやいや、 いくらロイドでもさすがにそんなことは できないだろう。単に魔獣がロイドになれ ただけだろうな。うん。ない。アルベルト は日汗を浮かべながら首を振っている。 なんだか顔色が悪い気がするけど大丈夫 だろうか。追いる兄物言ってんだよ。男が しびれを切らしたように声をあげると アルベルトは思い出したように咳払いを1 つした。夫すまない。紹介するよ、ロイド 。彼はディアン。お前の兄だ。え、兄さん ですか?おお、久々だな、ロイド。でも俺 はお前が小さい頃から隣国バートラムに 行ってたからな。覚えてないか?でっかく なったじゃないか。今帰ったぜ。 ディアンリサルーム。大王子で俺が3歳 くらいの頃アルベルトと一緒に俺を見に来 たんだっけ?顔にちょっとだけおかげが ある。目つきが悪い辺りとかリアンは俺と 同じくらいの年の頃から優れた火事技術を 持つ隣国バートラムに留学に行っていた。 多分政治的な理由だろう。有効の証とか 王子の見ながら国のために勉強に行くとは 立派だと思った記憶がある。そんな ディアンをなぜアルベルトは俺の元へ連れ てきたのだろうか。アルニー、なんで俺を ロイドのところへ連れてきたんだ? 顔合わせならいつでもいいだろ。どうやら 向こうも同じことを思ったようだ。 アルベルトはにやりと笑う。実は ナディアンこのロイドこそが霊の不与術師 なのだよな。嘘だろ。アル兄。こんなちび がこの魔剣に不要を施したってのか。 リアンは以前俺がアルベルトに付与した 魔剣を指びさして驚いている。そして俺の 目の前にしゃがみ込むと顎に手を 当てなめ回すように見つめてきた。ヌー 信じられんがアルニーが嘘を言うとも思え ん。よしロイドお前を試す。こっち来い。 そう言うとディアンは俺を脇に抱え 走り出した。え ?おいディアン。待て。どこへ行くんだ? 悪りなある。ちょっと借りるぜ。リアンは アルベルトに手を振るとそのまま駆け出し た。手間のかかり具合も全く違うので かなり効果らしく俺も見るのは初めてだ。 こんなもんをポンと不用に差し出せるとは この国は豊かなんですな。全くもってその 通りである。俺がこうして気まに魔術で 遊べるのも国が豊かなおかげだな。父 チャールズには感謝しかない。それじゃあ 魔剣への不与試してみるか。魔剣は すでに式が編み込まれているためそれに 付与を加えるのはかなり何度が高いとされ ている。相性の悪い付与だと術式が総裁し 事態が破壊されてしまうのだ。慎重に行か ないとな。俺は魔剣に手を触れ意識を集中 。術式を読み取っていく。ふむ。剣に 編み込まれているのは魔術増幅の術式だな 。魔剣には2つのタイプがあり、1つは それ自体に魔術が込められたもの。もう1 つは魔術を増幅するものでこれは校舎だ。 アルベルトも魔術師だし間違いある前。 増幅なら術式を書き換えて売化にしてみる か。見たところ増幅倍率は2割増しといっ たところか。これを2倍マしにすれば格段 に効果は向上する。ただ一部とはいえ術式 を書き換えるのもまた結構なリスクを伴う んだよな。下手したら粉なごなになって しまう。だったら付与するのは補強の術式 だな。つまり強度を上げるものである。 これを付すれば多分耐えられるだろう。 多分。まあ、あんずるよりうむが優しいと いうし、やってみるか。まずは術式の 書き換え。2割増しの術式を2倍増しへと 書き換えていく。書き換えが終わると剣 から白い煙が登り始める。ロイド様やべえ ですよ。何度か剣を破壊したから分かる。 これは壊れる兆候だ。早く補強の付与を 終わらせる。俺は呼吸を落ち着かせながら まずい液を塗布していく。すると煙が 収まる。術式が馴染んだのか安定してきた ようだ。ふう。危なかったな。危うく高価 な魔剣がへし折れるところだった。 ちょっぴり日々が入ってるがギリギリ政府 だとあれ多少の犠牲は出したものの無事 不与は終わったのである。視界がぼやける みたいが思うように動かない。一体何が 起きているのだろう。自分が自分ではない みたいだ。誰かの声が聞こえる。女性の声 だ。目を凝らすと顔が見える。美人だ。 そして胸を裸させているだが妙に大きい気 がする。女性は何か喋りながら俺に近づい てくる。身の危険を感じた俺は懸命に手を 動かし火を念じた。小さな炎を生み出す俺 が唯一使える攻撃魔術。弱い魔物を 追い払うことしかできないが威嚇にはなる はず。そのはずだ。だが何か妙だ。違和感 を感じた俺はとっさに女性から狙いを外し た。その直後ドゴン と爆音が響いた。見れば壁に巨大な穴が 開いていた。女性は驚いているが、それは 俺も同じだ。俺の過球でこんな威力が出る のはありえない。一体何がそう思った時目 の前にある姿鏡に自分の姿が映る。小さな 身体短い手足。クリッとした大きな目。 赤子だ。俺は赤子になっているのだ。そう いえば何かで聞いたことがある。したもの が記憶を許したまま生まれ変わることが あるといわゆる転生というやつだ。そう 考えれば今の火球にも納得がいく。魔術師 としての核は家柄と才能つまりほとんど 生まれた時に決まる。優秀な魔術師の家計 では幼少期から魔術を使えるものも そこそこいる。今の俺にそれほどの才能が あるなら、これだけの魔術を使えても 不思議ではない。だが待てよ。いくら何で も生まれた時からこんな魔術が使える なんて霊は聞いたことがないぞ。周りで 騒いでいる人たちも俺がやったとは認識し ていないようだしな。というかよく見れば 部屋がやたら広い気がする。部屋に置かれ ているちょうど品は美術館で見るような 高級品が並んでいるし、メイドらしき女性 も数人いる。こんな部屋そこらの貴族では ありえない。王規族や境泊、はたま股た 工爵とかそんなことを考えていると不立派 な装飾が施された紋章が目に止まる。その 紋章には見覚えがあった。俺の住んでいた サルーム王国その王家の紋章である。俺 もしかしてとんでもないところに生まれて しまったんじゃないだろうか。あれから1 週間が経った。基本的には俺の日々は ほとんど変わらず好きなことをやっていた 。少し変わった点といえばアルベルトが 頻繁に魔術の練習上へ誘ってくれるように なりシルファの堅術ごっこの頻度とその レベルが上がったくらいだろうか。 アルベルト様、今からロイド様は堅実の 稽古をなさるのです。それは先日もやった だろう。今日は魔術の練習をするのだよ。 何をおっしゃいます?現術です。いいや 魔術だね。2人は火花を散らし睨み合って いる。ただ時踊りじれを取り合っているの を見るので気が重い。しかもチャールズも 最近何かと俺を呼び出して近況を聞こうと するし、風の噂ではタオもロベルトについ て聞き回っているそうだ。モテモテっすな 。ロイド様グえ。この調子で周りの評価が 上がれば俺が身体を乗った時にうまい思い ができるぜ。おんグリモがニヤニヤ笑い白 が元気よく吠える。全く騒がしいことだ。 俺はただ魔術を極めたいだけなんだけどな 。この世界には未だ俺の見たことのない 魔術が存在する。それを全部見たい。覚え たい。モてたい。俺はまだ見ぬ魔術の新を 望み、真っさな空を見上げた。魔術師とし て大切なものはまずは家柄、次に才能、 そして最後に努力である。最後というのは 言葉通り努力を努力として受け止めるもの にとってであり、楽しんでそれを積み重ね られるものにとっては最後ではなく最大の 力となりる。え、それら全て持つものがい たらって、あは、それはぞっとしない話だ ね。少なくとも私は戦いたくはないな。 なんてあの野郎は言ってたっけか。グリモ がボソりとつく。どうかしたかグリモ。 いいえ。何でもあ、じゃんけんはシルファ の姉子が勝ったようですぜ。見ればいつの 間にか2人はじゃんけんをしていたようで 勝利したシルファがかけてくるのが見える 。ロイド様嬉しそうに僕を手に手を振って くるシルファ。俺はためを吐きながら中庭 へと向かうのだった。拾った三石はカに 詰め込んでおく。このカには空間系統魔術 領域拡大の魔術をかけている。袋や鞄など 密閉されたものにしかけることができない が、中の空間を自由に広げられるという ものだ。おかげでこの鞄には本来の何十倍 もの容量があると言っても空間系統魔術は これの他には1つ2つしか使えないんだ けどな。空間系統魔術は非常に難易度が 高く使いてもいないので分献も少ないのだ 。待たせて済まなかったね。早く先に 進もうか。鉱石は興味深いがそれだけに 時間を取られている暇もない。俺は ダンジョンを進んでいく。止まるね、 ロベルト魔物よ。いきなりタオが 立ち止まる。猫のような柔らかい動きで壁 の方を向くと一気に距離を詰める。そして 壁に手のひ底を叩き込んだ。一体何を俺が そう思った瞬間である。ピ埋めき声をあげ 壁が崩れ落ちてきた。見れば壁は泥のよう な姿になって溶けていく。なんだこりゃ。 ストーンスライムね。岩に隠れて冬打ちを 仕掛けてくるよ。あのまま進んでいたら 危なかったね。ええ、面白いな。辞体する 魔物か。しかもかなり出来が良かった。 タオの攻撃が当たった瞬間でも全然分から なかったしな。こいつの身体もちょっと 持って帰ろう。何かに使えるかもしれない し。俺は砕けちったストーンスライムの 破片をこっそりカに入れた。それにしても タオはすごいな。俺には岩にしか見え なかったよ。日の使い手は不思議な力を 持つというが今のがそうなのかい。ほう。 ベルトは気を知ってるのか?大陸でそれ 知ってる人あまりいないね。勉強家ね。本 を読むのが好きなんだ。実際見るのは 初めてだけどね。それとてもいいことよ。 知識は部と同じくらい力になるね。タオは にっこり笑うとまたダンジョンの奥へと 歩き始める。その後もゴブリンに多く様々 な魔物が出てきたがタオの敵ではなかった 。あんな細い腕なのにとんでもない威力が 出るんだもんな。気魔術に行かせるかも しれないな。タオの呼吸法はこんな感じ だっけか。方向を上げながら突っ込んで くるベアウルフ。この絵たちは剣を 構え迎え打つかだめ。ベアウルフは斬撃を 物ともせずこの絵たちを吹き飛ばした。 その勢いのままこちらへと向かってくる。 お2人ともお下がりください。シルファが スカートをひ返し、俺たちの前に立つ。 しらりと見えたスカートの裏側からは無数 の投げナイフが見えた。それを目にも 止まらぬ速さで抜き放ちベアウルフに到的 する。1本は額、2本は固め、もう1本は 大きく開けた口の中へと命中した。 円 苦しみ暴れるベアウルフにアルベルトが 巨大な炎の塊を放つ ズんと炎がベアウルフに命中し大毛を 焼き尽くしていく。しばらく暴れ回ってい たが、魔術の炎は消えず、そのうち力尽き てしまった。だがあ、ベアウルフは 埋めき声をあげ倒れした。動かなくなった ベアウルフを見てこの絵たちが完成を あげる。うお。さすがはアルベルト様だ。 素晴らしい魔術でございました。あっと いう間にアルベルトはこの絵たちに 取り囲まれてしまう。あげでもしそうな 勢いだけ。あれはロイド様の魔剣のおかげ ですぜ。奴自身の力じゃねえ。ドイツも こいつも見る目がねえっすな。グリモが それを見て毒づいている。なんだか苛立っ ている様子だ。何を起こってるんだ? そりゃ怒りやすぜ。評価されるべきは ロイド用なのになんであいつが言いかけて グリモは口をつむな。何を言ってんだ、俺 様は。こいつがみんなに評価されたら後で 利用しにくくなるじゃねえか。むしろ 高都合のはずなのに。クそわけが分から ねえだが。なんだこの苛立ちは。そして またいつものようにブツブツ言い始めた。 相変わらずよくわからんやだ。ロイド、 この絵たちの中からアルベルトが声を 張り上げた。お前が付与してくれた魔剣の おかげだぞ。 そう言ってブンブンと手を振ってくる。俺 は愛そ笑いをしながら同じようにして返し た。とりあえず付与した魔剣はうまく作用 しているようだな。うんうん。演列火球。 極大の炎を指先に集めグリモール目がけて 放つ。ぬわー。炎が命中し、グリモールは 悲鳴をあげた。あれ?なんで魔力消壁で 防御しなかったのだろうか?お、 おいぐりモール 大丈夫か?慌てて声をかけると炎の中で影 が揺らめいた。見ればグリモワールの身体 には火傷1つついていない。く、驚かせ やがって。だが魔人である俺様を魔術で 倒すことはできねえよ。残念だったな。え 、そうなのか。あ、そうさ。 新刊どもが使う神聖魔術なら少々の ダメージは受けるがよ。高が魔術ごきが俺 様を倒す術はね。残念だったなロイド。俺 様を復活させた時点では積んでたのサブ。 今度は滝列水求をぶつける。滝のような 水撃を食らいながらもグリモワールは確か にダメージを受けているように見えないわ 。話を聞きやがれ無駄だと言っている だろうが。 すごいな。本当に聞いてないのか?私列球 を放ちながらつく。岩石に押しつされ ながらもグリモワールは平気そうである。 これは驚きだ。魔人って本当に魔術が効か ないのか?一体どこまで効かないんだろう ?知りたい、試したい。おいててめえ。 なんキラキラした目を向けて来やがる。 ちょ、やめろって。おいこら。俺は 思いつく限りの魔術をグリモワールに ぶつけるのだった。すみませんでした。俺 の目の前でグリモワールが両手を地面に ついた。おいおい、いきなりどうしたんだ よ。土下座なんかしてさ。許してくだせえ 、ロイド様。もう悪さはしねえ。だからな 。頼むよ。涙を流しながら訴えてくる グリモール。ちょっと攻撃魔術を数百回 ぶつけただけなのだがよくわからん。何で もいいが早く続きをやろう。俺はもっと 古代魔術が知りたいんだ。ひギーま、待っ てくれ。もう身体が持たねえよ。え、そう なのか。でもまだ全然物足りないんだが。 俺の言葉にグリモワールはなぜか青ざめる とざざっと後ろに下がり地面に頭を 埋め込むほどの勢いで頭を下げた。この グリモールロイド様に精神誠意尽くすこと を誓います。使い間でも何でもなります。 だからお願いだ。もう勘弁してくだせ。 使いまかよくわからないがそこまで言う なら今日はこの辺でやめてもいいかな。間 になってくれるなら魔術の実験はいくらで もできるし。うん。悪くない。俺は にっこり笑うとグリモールに手を差し伸べ た。分かったよ。じゃあ俺と契約するか。 えい。俺の差し出した手にグリモールは すがりつく。暗い光が俺たちを包み契約が 完了した。クそ。このグリモール様が人間 の使い間になるとはなんたる屈辱だが こいつの実力は半端じゃねえ。十分な信頼 を得た後にうまくそのかして利用してやれ ば俺が世界を影からぎじることだって可能 。くひ、その時までの辛抱だぜ。ん?何物 言ってるんだ?い、いいえ。なんでも何で もありませんぜ。ロイド様皇帝 2グリモはある。 なんだか情緒不安定なやつだな。まあいい かともあれこうしてグリモワールは俺の 使い間になったのである。 攻撃を防がれ困惑していたリッチだったが 気を取り直したのか再度視認を飛ばしてき た。だが無駄だ。すでに展開していた魔力 衝壁がそれを防いだ。黒い歯は衝壁に 当たると共にへし折れ粉肉だけ無惨して いく。今一体何をしたあるか?魔術だよ。 言い忘れてたけど、俺は魔術師なんだ。 ダンジョンに入ってからずっと戦闘はタオ に任せきりだったからな。隠していたわけ ではないが、木の練習に集中してたし、 見せる機会がなかったのだ。声泣き声を あげながら黒い歯を連発してくるリッチ。 ふむ闇系統魔術家魔物の使う魔術という ことで嫌いされているから魔術書が ほとんど存在しないんだよな。せっかくだ から調べさせてもらうとしよう。えっと、 そのためには魔力消壁の強度を下げて 代わりに男性を目いっぱい上昇と よしオッケー。ドンと来い。ズンと鈍い音 を立て、黒い歯が衝壁に突き刺さる。歯は 衝壁を貫くことはなく勢いを殺され完全に 停止した。攻撃力を失った黒い刃を手に 取りを調べる。ピリピリしたしびれを 感じる。これは毒か。A魔力を毒に変化さ せて飛ばしているのか。毒というのも ちょっと語弊があるか。実際にある毒物を 使うものよりは魔術な側面が強いので精神 的な毒つまり呪いを固めて飛ばしていると いうのが1番近い表現かな。肉体よりも その内部生命力に作用する攻撃。まともに 食らえば生命力を直接削られるため見た目 よりも攻撃力は高そうだ。それでも術式と しての考え方は火水などとそこまで変わら ないので魔力消壁で問題なく防御可能で ある。俺に軽くされたのに驚いたのか は慌てて魔力を練り始める。両手に 集まった魔力は戦国とは比べ物にならない 。リッチは両手に集めた魔力の塊を鋭く 尖らせ、獣の牙のように上下に広げる。 ロベルトそれはやばい。ある。避けるね。 あれは闇系場今術シか。似たような構造だ が市人とは比べ物にならないほど強い魔力 が込められている。それとも他にも何か 追加効果があるのかな?気になる。動かぬ 俺を見てにやりと笑うとは黒い刃を 上下から繰り出してきた。高速で迫りくる 歯が魔力消壁に激突するが突破することは 叶わない。 勢いを殺され、転がった歯を拾い上げる。 それは人の骨。骸骨な黒いボロボロの フードをかぶり、魔術師のような格好をし ている。あ、あれはリッチある。おお、 リッチと言うとかなり高レベルの魔物じゃ なかったか。タオは無言で頷く。魔物図鑑 によるとリッチとは魔術を使うアンデッド 系の魔物らしい。覇が気を感じ取れなかっ たのはそれが原因だろう。俺は魔力で 感じ取ったから気づいただけだ。先国から 感じていた妙な魔力こいつだったのか。 かなり高レベルで注意すべき魔物の一種だ とか抱えていた気がする。だがそんな魔物 がなぜこんなところにおそらくあのリッチ はぐれね。それがここに迷いついてねじろ にしたよ。最悪タオは肉踊り自しげにつく はぐれとは理由あってもいたダンジョンを 出た魔物のことだ。ダンジョン消滅かは たまた自らの意思かともあれそういった 魔物は地上で生活したりまた他の ダンジョンに潜ったりする。だがここまで レベル差がある魔物がいることは滅多に ないらしく遭遇した場合はパーティー全滅 の危機だとかここは私に任せて逃げるね。 私の身のこなしなら奴の魔術もある程度 買わせる。ロベルトが逃げる時間くらいは 稼げるはずよ。タオはどうするつもりだ? 心配無用。私はな何とかして逃げるね。だ から早く。言が早いかタオはリッチに 向かって駆け出す。おそうだ。逃げたふり して感染しよう。俺は物影に隠れ戦いの 様子を見守ることにした。黒い刃を避け ながら気候団を放つ。だがリッチは魔力 消壁を展開しそれを防ぐし下打ちをし ながらもタオは魔力消壁へと突っ込んで いく。呼吸は深く踏み込む足で地面が揺れ た。津眼とてつもない衝撃音がなり響く。 見れば魔力衝壁にヒが入っていた。気を 込めた手のひ底だな。あのレベルの魔力 消壁に素で傷をつけるなんて大したもんだ 。どうした?何を戸惑って嫌がるよ。 どうせやと数年で破れる封印だ。てめえも 魔術師なら見れば分かるだろう。どうせ 全員ぶっ殺すところを今壊してくれれば命 だけは助けてやろうって言うんだ。悪い話 じゃねえはずだが。グリモールは俺を見て ニヤニヤ笑っている。まさか俺が首を盾に 振ると思っているのだろうか。俺の答えは もちろん決まっている。断るな。驚く グリモールに言葉を続ける。国を滅ぼそう とするような悪いやをの話にするわけが ないだろう。封印は俺がし直しておくよ。 もう1000年くらいは壊れないようにね 。ままままま待ってくれ。俺が本に 触れようとするのをグリモワールは慌てて 止める。悪かったよ。久しぶりに人と話し たからおかしなテンションになっちまった んだ。すまねえ。謝る。この鳥だ。よく 考えたら俺様を封じたのは何百年も前の 人間だもんな。この国の人間たちに恨みは ね。もちろん殺すわけがねえ。心妙な顔で 言うグリモワールを俺はじっと見つめる。 本当に?ああ、だからよ。封印は解いて くれればお前さんの願いは何でも叶えて やるぜ。そうだ。ロイド、お前さんを 大金持ちにしてやるよ。俺は黄金を 生み出せるんだ。そう言ってグリモワール が手を開くとそこから金の粒が溢れ出す。 ええ、生成系統の魔術か。どうだい? ロイドが欲しいだけでもくれてやるぜ。俺 は金の粒を積み上げるとふむと頷き指で 潰した。かけているのは系ト魔術、回復 呼吸、呼吸の深さに応じて少しずつ傷を 癒すというというものである。長い間 じわじわと回復するため魔力刻印と相性が 良い。後れがやったと映えにくいし、地 系統の魔術は全てかなり上位の魔術なので バレると面倒だ。傷つき倒れていた者たち もしばらくすると傷が治り立ち上がる。 うん。これならそう簡単には倒されない だろう。てなわけで話の続きだ。わあ、 分かりやす本。魔力の性質変化とは術式で はなく魔力を生み出す際に行うんですよ。 ただ魔力を出すだけでなく手を加えれば 性質も変化させられるんです。ええ、それ は考えたこともなかったな。魔力を 生み出すのなんてただ万全とやっていた。 思えばグリ物使ってた古代魔術が色を変え たり、魔力並みの形状を変えたりしていた のは術式ではなく性質を変化させていたの か。無意味だと思ってたが、やっぱり魔術 は奥が深い。まずは色の変化から始めるの が基本です。やってみますかい?もちろん 魔力の性質変化はイメージが大事でさ、色 のついた魔力を強く想像するんですとは いえ、一丁一隻でできるもんではイメージ ね。姿を変える魔術模者姿みたいなものか だったら得意だぞ。イメージと俺は青色を 強くイメージし、手のひから魔力を 生み出していく。すると淡いの魔力が 溢れ出してきた。おお、これが魔力の性質 変化ってやつか。赤、白、緑、思うように 色を変えていく魔力。こりゃ面白い。俺 がしいでいるとグリモは驚愕の表情を 浮かべている。なき聞いただけであっさり と動かしたりとかもできるな。あまり意味 はなさそうだけど。出した魔力に動けと イメージを送るとグねぐねと色を変え ながら動いていく。グリモは俺が事在に 動かしているのを見てあんぐりと口を開け ていた。なるほど。パズはこれに匂いや味 を加え、魔獣好みにしているんだな。炎 をいて全てを噛み砕く牙となれ。消熱 なんてことをしているとアルベルトの影が 終わったようだ。すぐ気づいたシルファと タオがパズから距離を取る。直後萌える 無数の炎がパズづらへと振り注いだか。 後範囲に渡る炎が周囲を焼き尽くし、ベア ウルフラは悲鳴をあげながら次々と倒れて いく。アルベルト様獲物を取ってまいり ました。私もです。私たちは鹿。しばらく すると続々とこの絵たちが獲物を捉えて 帰ってきた。ウさギに蛇、鳥に魚、鹿や イノシシまでである。その大量ぶりに アルベルトは驚いている。こりゃあなた 随分捕まえたもんだ。大して時間も経って いないのにどうしたんだ?いえいえ、 アルベルト様、この森トでもなくたくさん の動物がいるんです。しかもどれもこれも 警戒心が薄い鳥放題ですよ。後で狩などし てはいかがでしょう?この絵たちは興奮し た様子で語っている。まあ、あれだけ 取れれば楽しいだろうな。アルベルトは 並べられた獲物を見てふむと考え込む。 ふむだな。獣は村の貴重な資源。いくら 簡単に取れるからと言ってやりすぎるのは 良くないだろう。僕たちは標準の食事が できれば十分。これ以上の狩は不要だ。他 の者たちにもよく言っておくように。は。 アルベルトに注意され、この絵たちは慌て て経をした。ともあれ、食事の用意が 始まる。獣をさき、血を抜き、下処理をし た肉がシルファの前に運ばれていく。 チルファはそれを切って似て焼いて テーブルの上に並べていく。その手際の良 さにこの絵たちは簡単の声をあげていた。 皆様お待たせいたしました。どうぞお 召し上がりくださいませ。調理が終わり 合成な食事がテーブルの上に並んだ。 肉たるステーキや脳のスープ、鳥の串焼き に賛菜のさや。どれも微味そうだ。この絵 が幸せそうに食べているのを見るとこっち までお腹が空いてきた。お二方もどうぞ。 ああ、ありがとう。シルファ。いただき ます。手を合わせ綺麗に盛り付けられた 料理に手をつけていく。まずはお肉を もぐもぐ。おお、これはうまい。野生の獣 の肉というのはこんなにうまいものなのか 。ぬー。パズの放った魔力派が雨荒られと 振り注ぐがその全てをかわしパズの足元に たどり着いた。それまでに貯めていた力を 解放し切り上げる。ラングリス竜タ剣術 登り交流3と厳選が湖を新2つに割った。 その勢いのまま点を貫き雲もついでにパズ の身体も切り裂いていた。関係1本なので 劣化コピーだが威力は十分。ちゃんと性質 変化はできたようだな。グぐ。バカな。 我が肉体を切り裂くとは貴様も我と同じ技 が使えるというのか。いや、今初めて使っ たんだけどな。どうやらダメージを受けて 驚いているようだ。そういえば魔人は魔術 は効かないって言ってたっけ。普通の魔術 は術式で魔力を形ある力に変化させている ので、半分精神体である魔人には効果が 薄いのだろう。その点、魔力の性質変化は 単純に魔力の質を上げて直接殴るような ものである。だから精神体である魔族にも 効果があるんだろうな。いいですぜ、 ロイド様。ボコボコにやっちまってくだせ 。そうだな。もう少し試してみるか。今の は出力が大きすぎた。もっと小さく鋭い方 が理力を効率的に与えられるはずだ。 イメージにより探検を大魔力は小さくより 鋭くなっていく。ラングリス流タ剣術 下り煙 高速でパズの背後へ飛消した俺は探検を 逆手に持って落下しながらの連撃を 叩き込む。無数の斬撃が切り裂いたパズの 左半神を消し飛ばした。うん。いい感じに 力が調節できているな。だがもっともっと 鋭くできるはずだ。己れ かとら顎残った方の反撃を避けながら2 連撃にてパズを3つに分断する。パズは 頭部のみを残し消滅してしまったが、その 代償として俺の手にしていた探検が 粉ご々なに砕け散る。 魔力で覆っているとはいえ、獲物に全く 負担がかからないわけではないか。砕けた 剣を見てパズはにやりと笑う。笑いながら 身体を復言していく。くふ。なかなか驚き ましたが、そのような魔力量に何の変哲も ない探検が耐えられるはずがありません。 もちろんあなたの身体もね。パズの言葉で 俺は自身の自覚する。足が震える。力が 入らない。力を使いすぎたのだろう。もう 動けないようだな。ど、どうしたんですか い?ロイド様。す、しまった。凍るグリモ に俺はくぐもった声で返す。まったな筋肉 痛になっちまったな。あまりレベルが高い とは言えない生成魔術だね。切界を 無理やり金にしたのかい。 順度が低すぎるし、中身もスカスカスカだ 。これじゃあ駆け出しの商人も騙せないよ 。そもそも魔術での金の生成は禁じられて いる。というか俺は王子だし金には困って ないんだよな。むぐた。だったら不老不だ 。お前さんを不老師にしてやるよ。悪いが 自分の身体に他人の術式を施されるのは 好きじゃない。特に不労士なんて強い術式 を人体に編み込むなんてどんなリスクが あるか分かったものじゃないよ。魔術と いうものは万能ではない。低レベルの魔術 なら魔力の消費だけでなんとかなるが あまりに高レベルな魔術は術者や比術者に も負荷がかかる。不労士なんてのは相当 うまく術式を編み込んでもかなり重い リスクをしうはずだ。で言えば重度の神経 麻痺や肉体の欠損とかとてもそんな術式を おそれとは受けられない。壺だったのか グリモワールは顔を歪めている。やはり もう一度封印させてもらうよ。君は危険 そうだしね。ま、待て。待ってくれ。頼む から。俺は全然危険じゃねえ。良い魔人な んだ。封印されたのだって。ちょっと いたずらしただけなんだよ。うん。でも嘘言ってるかもしれないしな。やはり封印。俺が本に触れようとした時であるな。なら術はどうだ?魔人がポツりと呟やいた。何百年も前の古代魔術だ。お前さんも術師なら興味あるんじゃねえのか。そいつを教えてやる。 どうだ?ロイドしばし考え込んで俺は頷く 。面白い。今更言うまでもなく俺は魔術が 好きだ。古代の魔術か。伝説によると大地 を揺がし洪水を起こし、海を割るなんての も聞いたことがある。実物はどれほどの ものだろうか。是非見てみたい。俺の言葉 にグリモワールはパッと表情を明るくした 。 連れて行かれた先は城の隅にあるレガを 積み重ねて丸型のドームにした建物。上部 からは煙突が生え、近くには井戸がある。 昔この建物は何だろうと中を覗いてみたが 中は物置きになっていたっけ。一体こんな 場所に何のようだろうか。お、ここだ、 ここだ。懐かしいな。リアンはそう言い ながら扉を明に入る。中は以前見た時とは 全く違った。部屋の中央には巨大な路が 置かれ、金とにハンマー、ペンチ、のみ、 不様々な役品、様々な家事道具が並んでい た。ここは俺がガキの頃に使っていた工房 だよ。留学の際に道具を持って行ってたん だが、帰るってことで1先に送り返して おいたのさ。今日から向こうで学んだ家事 仕事ができるってもんだぜ。花歌を歌い ながら道具を触るディアン。その顔は子供 のようにキラキラしていた。ディアン 兄さんは家事が好きなんですか?おお。だ から向こうで色々学んできたんだ。向こう はすごいぜ。不魔術や魔剣政策の技術が 進んでいてよ。このままじゃ行けないと 思ってアルニーに相談したら優秀な不与術 師を紹介してくれるって言うから期待した んだが、まさかロイドとはな。 わあと従々しいため息を吐いてリアンは俺 を睨みつけた。ロイド悪いがアルニーの 言うことを鵜呑みにはできねえ。お前が 本当に不与術師として優秀なのかどうか まずは試させてもらうぜ。わあ。くん。 なんだか厄介なことになってきたな。つい てきた城が不安げに俺を見上げている。 この液体が何か分かるか?リアンは水瓶の 中に入ったキめく液体を差し示しす。 まずい液ですね。付与の際に術式と共に 塗布する液体です。向こう基本は知って いるようだな。だがこれはどうだ?うおな 。なんだ?いきなり身体を揺さぶられ美と なる。振り向くとタオが口をパクパクさせ ていた。だが音が聞こえない。 そういえば音声遮談を使っていたんだった 。解除するとタオの声が聞こえてきた。 ロベルトやっと返事したよ。ああ、ごめん 、ごめん。集中しててさ。もう私がグレー ウルフ倒したところ全然見てなかったね。 タオは怒っているのかを膨らませている。 ちょっと悪いことをしちゃったな。でも おかげでダンジョンの結界については色々 調べられた。まずこのボスのいる部屋が ダンジョンの心臓とも言える部分だ。 もっと言えばボスを倒した先にあるお宝の ある部屋がそうである。ボスを生み出し たり結界を張ったりそれらの出力源は全て そこからだった。その眼油魔力量は半端で はなく術式などに頼る必要もなさそうだ。 単純に大量の魔力だけで結界や魔物の生成 を行っているように感じられた。おそらく その栄養はダンジョンで死んだ魔物や人間 、動物だろう。魔物は死ぬとダンジョンに 帰っていくからな。効率は死ぬほど悪いが 単純な魔力の送量が多いからできることだ 。まだまだ分からないことはたくさんある が、そんなところかな。もういいね。 さっさとお宝を拝みに行くよ。 そうだな。ボスを倒した先にはお宝がある らしい。クもダンジョンの心臓部と同じな んだな。ということはお宝が核なのか。 いや、それもおかしいはず。止まれタオ。 突如濃い魔力を感じ取った俺はタオの手を 引く。アンギーいきなりどうしたね、 ロベルト?いくらなんでもこんなところ じゃ。何か言いかけたタオの元全を黒い歯 が通りすぎる。あれは闇系統魔術市家 各か魔物が好んで使う魔術だっけ?え、 ボスは倒したのにどうしてある?どうやら まだ何か残っているようだな。注意深く目 を凝らすと芝を打ってきた敵の姿が暗闇み に浮かび上がる。やったね。すごい威力よ 。さすがはアルベルト様です。 これなら奴も立ち上がっては来ない でしょう。2人は喜びの声をあげる。反対 にアルベルトの表情は曇っている。そうだ といいがな。かりと膝をつくアルベルト。 呼吸は乱れ全身に力が入らないのか ガクガクと震えていた。ま、力切れの症状 だ。顔色が青くなっている。アルベルト様 あるか?歯は全ての力を出し尽くして しまったな。魔力が限界だよ。これで生き ていたらもうどうしようもないね。力なく 笑うアルベルトを支えるタオもシルファも すでに疲労後輩といった具合だ。地の魔術 では数は癒せても魔力や疲労までは癒せ ないからな。当然この絵たちも立っている のがやっとの様子である。全員が祈るよう な顔で炎を見据える中心 と地面が揺れた。炎の中でゆらりと巨大な 影が揺らめく 人間にしてはやるではありませんか。炎を かき分け現れたのは傷1つないパズだ。 後ろにはよめきながらも立ち上がりつつ あるベアウルフたちもいる。その姿を見た 全員の顔が絶望に染まる。ば、バカな。 氷学の顔を浮かべるアルベルトを見てパズ は兄と広格をあげる。甘いですね。我は 魔人。人間の魔術など聞かないのですよ。 パズが笑うと黒い吐息が吐き出される。 気づけばそれは辺りを包み込んでいた。う ぐ。この絵たちが埋めき声をもらし倒れて いく。タオもシルファもだ。みんな バタバタと倒れしていく。くわは。我が 魔力を吸い続けたものは何者であろうと 自我を失い、操り人形となるのですよ。 人間にしては持った方ですが、それもここ まで。安心しなさい。これからは我が下木 として使ってあげましょう。大笑いしてい たパズだが、すぐにその顔が怖る。視線は まっすぐお礼へと注がえていた。バカな。 なぜ我が魔力を吸い込んで意識があるのだ ?え?さあ、ローバイエルパズに俺は首を かしげて返した。表海が地面を貫き、稲妻 が空をかけ、竜巻きが巻き起こる。 すごまじい破壊音と衝撃波が吹きやれるの を見ながら俺はふむと頷く。なるほど。 やはり20重症魔術は元となった魔術を 掛け合わせた形になるのか。魔術というの はイメージが強く影響する。火球なら火の 玉を強くイメージしなければ発動しない。 水は水の玉、土球は土の玉も同様だ。上位 魔術となるとイメージだけでは足りないの で呪文の影や術式、媒体の使用などでそれ を補強するのだ。なので20重章は元と なる2つの魔術を掛け合わせたイメージの 通りに発動する。霊えば火と土で溶岩水と 土で氷、火と風で雷、風と土で砂とそんな 具合だ。まあ、これは想定ないというか、 実はこれらの組み合わせは本で読んでて 知っていた。滅多に見られるものではない が、二重自体は昔から存在している。 振り物のような技を持つものや息のあった 魔術師2人であれば行使可能だからな。 実際試すとどうなるかという確認だったの である。それよりも他に試したい 組み合わせはあるんだよな。まずはこれ 幻想系等魔術模者姿。これは魔力の膜で 自分の身体を覆い別人の姿に変えるという ものだ。特にイメージが重要な魔術でよく 知った姿でないと返信できないというもの だがこれを20章で発動させればどうなる か。俺の想像通り事が運べばものは試しと ばかりに模者姿を二重 発動と共に俺の身体が光に包まれていく。 えっと鏡鏡とおいい感じだな。鏡の前に 移るのは少しだけ背を高くし、少しだけ髪 の色素を薄くし、結構イケメン化した俺の 姿。そう、模者姿を二重し、片方を自分、 もう片方をアルベルトにて発動させたのだ 。俺とアルベルトの姿のイメージが混じり 、ちょうど中間ぐらいの用姿になったので ある。この姿漫画違いで俺の姿を見られて も正体を知られることはない。ついでに アルベルトにも迷惑をかけないしな。て いうかさっき上位魔術を打ちまくったし誰 か近寄ってくるかもしれないか。一旦場所 を移した方がいいだろう。何せ目の前は 凄まじい破壊の嵐が吹き荒れた後である。 こんなものの近くにいては知らぬ存ぬも 無理がある。そうと決まれば秘少にて俺は その場を後にする。岩山と岩山の間を 文字通り支障し、宣の場所から大分離れた 辺りだろうか。うん。あれは眼かを見れば 何者たちかが争っているのが見える。どう やら人間と魔物の群れが戦っているようだ 。おお、魔物って見たことがなかったんだ よな。よし、隠れて観察するとしよう。俺 は岩山の影に降りるとそこから戦いの様子 を覗く。魔物と戦っているのは年若い少女 だった。艶のある黒髪を両サイドで括くり お団子にしてそこから垂らすようにして 伸ばしている。剣方服とでも言うのだろう か。動きやすそうな服の胸源は涼し毛に 開き、背にはぶっという文字が刻まれてい た。長女は軽やかな足取りで魔物を翻弄し つつ拳1つで戦っている。あれは多分冒険 者だな。冒険者というのは便利屋のような もので金を稼ぐために魔物を買ったり素材 なんかを集めたりする連中だ。強さによっ て階級分けがさえておりからAまでランク があるんだっけか。正直あまり興味が なかったしよくわからないんだよな。俺に 背を向け何かブツブツ言っている。なん だろう?やっぱり剣を折りすぎて怒って いるのかな?ロイドは 思わずピンと背筋を伸ばしてしまう。俺の 想像に反して振り返ったアルベルトは 微笑みを浮かべていた。ありがとう。これ だけ武器があればこの絵たちも喜ぶだろう 。ところで実は父上から魔獣の討伐を 申しけられているんだがよかったらロイド も来ないか。魔獣狩りですか?魔獣とは 魔力を持つ巨大な獣のことだ。とても知能 が高く人の言葉を理解するものもいる。 基本的には人になつくことはなく群れも 作らず単独で生活しており水路や畑を 荒らしたり時には小さな村を滅ぼすことも ある厄介な獣だ。前世で1度見たことが あるが、その時は身の竹5mほどはある 巨大なイノシシで町の壁を破壊して建物を いくつも東壊させていた。その時は警備の 兵士10人係かりでなんとか追い払えたん だっけ?ちなみに王子になって知ったこと だが、庶民にとっては危険な魔獣も一部の 貴族たちにとっては狩の対象である。 シャールズやアルベルトラ兄王子たちから 魔獣狩りの話は何度か聞いていた。1 度行ってみたいと思ってたんだよな。ああ、父上から使っていてね。明後日の絵たちを連れて大児に行くんだよ。どうだい?行く。行きます。 2 つ返事で承諾する。大ぴらに外へ出られるし、この絵が戦うなら魔術の効果も実際に見るいだ。それに魔獣と戦うのであれば試したい魔術もある。 断る理由は1つもない。お話中失礼します 。アルベルト様、私も同行してよろしい でしょうか?シルファが半保前に出て うやうやしく頭を下げる。ああ、君は ロイドの護衛権世話係かりだからね。当然 ついてくるといい。ありがとうございます 。そしてまた霊をして下がる。よし、 決まりだ。それでは明後日の朝2人で僕の 部屋に来るように。分かったね。はい。俺 は元気よく答えアルベルトの部屋を後にし た。上期限で廊下を歩く俺の後ろを シルファは音を立てずついてくる。そう いえばシルファは魔獣って見たことある? ええ、何度か父の魔獣狩りについて行き ました。騎士団の者たちで追い立てるの ですか?すごく楽しいですよ。きっと ロイド様も気にいると思いますよ。うん。 楽しみ。満面のエミを返す俺を見て シルファはやや顔を背ける。初めての 魔獣狩り。日々の堅術ごっこでロイド様の 腕はかなりのものになりましたし、ここら で1度実践というのも悪くはないかもしれ ませんね。やはり実際に剣を使って戦って みなければ現術というものは分からない ですから。ロイド様も剣士としての自覚を 持たれるちょうどいい機会ですね。それに もしかしたらロイド様の全力を見る機会も あるかもしれません。ふっ楽しみになって きましたね。何をブツブツ言ってるの だろうか。えへ、皆様方ロイド様に興味 心身なんですよ。そうか。地味な七尾に そこまで注目もするはずがないだろう。 まあいいや。とにかく明後日が楽しみだ。 負けたもの使いとはその名の通り魔獣と 契約使い間として操る者たちの総称でその 期限は使い間を愛する魔術師たちがより 刺益する能力に特化させていく過程で 生まれたらしい。彼らは使い間を操るのに も術式は使わずに魔力を利用して念じる だけで支配するらしく、俺はそれを試して いるのだが。白と呼んでみたが、白は俺の 次の命令をキラキラした目で待つのみだ。 恋と念じてみたのだが、どうやら伝わら ないようだ。白はとても頭が良く俺の言葉 をほとんど理解しているので、声に出せば 大抵のことは伝わる。ただし、お手、伏、 ま、お変わり、ちんちん、取ってこいなど の簡単な命令はともかく、例えば3週回っ てワンとけのような複雑なものでは話が 変わってくる。どれくらいの速さでどこを 回ってどう泣くのか。そこまでの意味を 込めるのはその一言では無理だ。念じる だけで言うことを聞かせられるならその 辺りもなんとかなりそうなんだがな。 ロイド様、術式を使って命令はできないん ですかい?術式は世界に効率よく干渉す べく特殊な魔術言語で書かれたものだから な。それを理解できない城には通じないよ 。ていうか、術式を理解してモテれる魔術 師はかなり少ないしな。俺でも現状は単語 を組み換えるのが限界だ。そういう観点 から見ても日々の読書で理解力を鍛えるの は大事なのである。結局は言葉を魔力に 乗せて伝えるのが1番早いのだ。お座り恩 というわけで俺は魔力と言葉を同時に出し 反復訓練にて地道に覚えさせていた。うん 。だがこれは時間がかかる上に柔軟性が ないしな。細かいニュアンスは伝わらない し、何かもっといい方法はないだろうか。 考えていた俺は太ある人物を思い出す。 そうだ。アリーゼさんならサルーム王国第 6王女アリーゼディサルーム。俺の3つ上 の姉で俺と同じように大い継承権もなく 好きなことをして暮らしている。その対象 はもっぱら動物。犬猫はもちろん中類に 鳥類。果ては魔獣まで飼育している奇粋の 動物好きである。俺が白を買っても何も 言われなかったのはアリーゼという前例が あるからというのも大きいだろう。あまり 気は進まないけど会いに行ってみるか。お 、俺の言葉に白は元気よく答えるのだった 。向かった先は城の離れにある大きな塔。 その周りにある広い庭にはリスやウサギ などの小動物が俺たちを興味深ぶかげに見 ており、木々の上では色取り取りの鳥たち が咲えずっていた。 わあ、こいつら全部ロイド様の姉が買っ てるんですかい?こんな風に話しにされて て逃げないもんすかね。うん。アリーゼ姉 さんは昔から動物に好かれやすくてね。今 思えば魔力によるものなのかもと考えたん だ。や、悲鳴。そして倒れる音。よし、 当たりね。小作がポーズをするタオ。すぐ に岩影からゾろぞろと小さな人影が出てき た。土色の身体にのような体育。 小さな角に大きく不気味な赤い目。手には 棒やら錆びたナイフやらを持っている。 あれは確かゴブリンだっけか 最弱クラスの魔物だ。しかしそれは単体で の評価を組むとかなりやばいとも書いて あった。姿を表したね。2度もかかって くるある。一速にてゴブリンたちの懐は 勢いのまま飛び蹴りを放つ。ゴブリンは 吹き飛び眼璧に叩きつけられメリコンだ。 タオの攻撃はそれだけで終わらない。一瞬 だけ着地すると老倍エルゴブリンたちに 回し蹴りを食らわせた。勝査なキリスが ゴブリンたちの脳点をこごとく捉え、一体 また一体と倒れしていく。 やあ。着地したタオにゴブリンが反撃 しようとコ棒を振り下ろすがタオはすでに そこにはない。残像を残して消えたタオは ゴブリンの背後に回り込んでいた。遅いよ 。ズンと拳がめり込みゴブリンはぐらりと 崩れ落ちた。呼吸を整えるタオを見ながら もえんだゴブリンたちは動くことができ ない。強い。素であんな威力が出るはずだ ない。そういえばタオの髪や瞳の色、 顔立ちは遠くにある異国のものだな。異国 には気を使い、それをまとわせた素で戦う という話を何かの書物で見たことがある。 呼吸で体内に気を巡らせ練り込むことで 凄まじい力を発揮することができるとか 眉つだったがこうして実際に見ると信じ ざるをない。 そういえばいいつも独特の呼吸をしていたな。あれがそうなのだろうか。あ、ギャーギャー。後ろから聞こえるに振り返ると目の前には 2 匹のゴブリンがいた。うおびっくりした。タオの戦闘に夢中になりすぎたようだ。もちろん魔力消壁を張ってあるので問題はないが。 ほっち まるで滑るように移動してきたタオが ゴブリンに引きのどてっぱにそれぞれ小速 を叩き込んだ。衝撃で天かく飛んでいく ゴブリンたちはちょい対空時間を経て地面 に激突した。やあ。それを見て悲鳴を あげるゴブリンたち。タオの強さに恐れを なしたのか気づけばゴブリンたちはいなく なっていた。ありがとう。助かったよ。ふ 、霊は無用ある。タオは背を向けたまま 匂立ちをしている。どうしたのかな? さっきからずっとその体勢のままだ。 しかも物欲しそうにこっちをちラチラ見て いる。一体何だろう?さっき言ったお礼 以外の言葉を待っているような無逃げる ゴブリンたちを目で追っていると大きな穴 の中に逃げ込むのが見えた。あれはもしや ダンジョンか。ダンジョンとはたくさんの 魔物が存在する不思議な場所だ。奥にはお 宝もあり、貴重な魔道具や魔所なんかも あるらしい。こうしちゃいられない。俺は 矢も盾もたまらず走り出す。風景魔術失走 風をまとった身体は羽のように軽くなり 高速での移動が可能となる。地面を蹴ると 文字通り飛ぶようにかける。 ちょっとロベルトどこ行く?あ、への愛の 告白を忘れてるよ。後ろからタオが何か 叫びながらついてくるが風の音でよく 聞こえない。そんなことよりダンジョンだ 。俺は全力失踪でダンジョンへ向かうの だった。お、俺様の黒戦法を受けて向きず だと。ああ、魔力消壁くらい入れるから気 にしなくていいよ。じゃんじゃん見せて くれ。 驚くグリモワールに言葉を返す。やはり 攻撃魔術は実際に受けてみないと分から ないことも多いからな。うんうん。 クリモールもそれを理解しているから いきなり俺目がけて放ってきたのだろう。 少しびっくりしたがよく考えたら俺は常に 魔力消壁を複数待機発動させており、ある 程度以上の衝撃には自動で展開する要制御 してある。そこまで察していたのだろう。 さすがは魔人。よく分かっているな。 ぐっちぶだぞ、グリモワール。ぐぐぐふ、 ふざけやがって。こいつは俺が5年も修行 して身につけた魔術だぞ。だがグリモ ワールはなぜか拳を振わせをしている。 一体どうしたのだろうか。なあ、 グリモワール何をしてるんだい?早く次を 頼むよ。俺が忙すとグリモワールは髪を ぐしャぐしャとかきむった。そして 肉踊りじしげに俺を睨みつけてくる。俺 何かした?しくそ。いいぜ。そこまで言う なら見せてやる。俺様の最強の魔術をなあ 。グリモワールは声を荒らげると広げた 右手を俺の前にかざしてきた。見れば 手のひには1本の線が入っておりグねぐね とうめいている。 そして線が開いた。中から出てきたのは 赤い下と鋭い歯、つまり口である。20 A賞。そうつくとグリモワールは2つの口 で同時に違う魔術の影を始めた。おお、 魔人というのはあんなこともできるのか。 塗りつせ黒く黒く黒く貫きえぐれ我が。 ワクワクしながら影承管を待っていると グリモールの身体が暗く光り始める。 くばりやがれ。螺旋クロ戦法5と 吹き荒れる魔力の本流。その圧に押され俺 の身体がほんの少し後ろへ流された。放た れた二重の黒い魔力並が螺線を描きお礼と 迫る。街から派は俺の自動展開した魔力 衝壁と激突し、凄まじい衝撃を発した。 ぐグ 貫きやがれ。グリモールは何かすごく 利きんでいる。それにより少しずつ出力が 上がっているように思える。もちろん俺の 魔力消壁には傷1つ入らないが気合いで 威力が上がるってのは面白い。それにして も螺線なんとかだっけか。わざわざ螺線を 描く要制御しているのか。何か意味がある のかな?ただの魔力並にしか見えないが うん。魔力消壁越しじゃ分かりにくい。 直接触れてみよう。俺は魔力消壁から指を 出し、魔力並にそっと触れてみた。バチン と爆ゼル音がして衝撃波が吹きやれる。や 、アロイド何をしているんだい?いつもの ように読書をいると爽やかな青年の声が 聞こえた。振り向くと金髪のすらりと背の 高いイケメンが立っている。俺のここの 都上の兄アルベルトだ。サルーム国の第2 王子で大い継承権も第2位。だが分部とも に非常に優秀で事業王との噂も立っている ほどである。アルベルトは俺が魔術書を 読んでいるのを見てニコりと微笑む。魔術 書を読んでいるんだね。僕も一緒しても いいかな?もちろん構いませんよ。 アルベルト兄さんありがとう。では失礼し て。アルベルトはテーブルを挟んで俺の 正面に腰かける。手にしていたのは政治 関係の本だった。俺がテーブルに積んで いる魔術書の山を一別し、自分も読書に 没頭し始める。他の兄たちは俺をあまり気 にしていないようだが、アルベルトはなぜ か俺をよく気にかけてくれる。多分普通に いい人なんだろうな。それにシルファと 違って俺にあ、あ、白ロコしろと言ってこ ないのもいい。俺はアルベルトから本に 視線を戻し、また読書に没頭し始めた。 どれくらい経っただろうか。パタンという 音がしてアルベルトが本を置く。ふう。 ロイドの集中力はすごいね。こん負けだよ 。本当に魔術が好きなんだね。アルベルト が立ち上がり腕を持ち上げるとバキバキと 音が鳴った。首を傾けるとまたボキボキと 。それを見た俺は思わず苦傷する。お疲れ 様です。アルベルト兄さん。僕は気分転換 に少し身体を動かしてくるとしよう。 よかったらロイドも来るかい?射撃場です か?ああ、好きだろう。はい。俺は アルベルトの誘いに即頭する。俺は身体を 動かすのは好きではないが、アルベルトの 誘いは別だと言っても好感度がどうとか いう話ではない。者として期待されている アルベルトには様々な施設の使用権があり 、今から気分転換に行く射撃場は魔術の 練習に持ってこいなのだ。各かに庶民で ある俺の家は貴族たちに比べると貧しい。 入学金も自分で働いてようやく払い、教材 も基礎の魔術書1冊しか買えなかった。だ がそれ1冊でもやれることはかなり多く 毎日新たな発見があった。魔術でも術式の 組み合わせ、職媒の組み合わせだけでも 無数の減少が起こせるほど魔術ってのは奥 が深い。そのために実験やら材料の調達 やらやることが多すぎて人のことに気を 取られている暇など全くなかったのである 。そう。彼に言ったら月行しながら俺に 血闘を申し込んできた。俺は戦いは嫌いだ 。だからすぐに断ろうとしてふと思い とまった。彼ら貴族の使う魔術とは一体 どのようなものだろうと。庶民の俺と貴族 である彼らとでは資本も才能も全く違う。 俺が見たこともないような魔術を見せて もらえるのではないかと考えた。考えたら どうしてもそれが見たくなってしまい、 ついを受けてしまったのだ。少し痛い思い をするかもしれないが、負けても命まで 取られるわけではないだろう。そんな甘い 考えで結論から言えば彼らの魔術は 素晴らしかった。あれが上位魔術という ものだろうか。巨大な炎が渦を巻き、氷嵐 が吹きすぶ。俺はその光景にただただ 見惚れた。見惚れて無防美にそれを受けん だ。お前は夢中になると周りが見えなく なるから気をつけろなんてよく注意されて いたが、まさかこんな結末を迎えることに なるなんて。自分のまま抜けさが情けない 。だが最後に考えていたのはま、抜けな 自分を呪うことでも血闘を仕掛けてきた 貴族を恨むことでも自分を育て学園に入れ てくれた両親への感謝でもなかった。それ は俺を殺傷せしめた魔術への考察。どう いう術式だったのか。その理屈はそもそも あれほどの出力を1人で生み出せるものな のか。だとすると必要な魔力量は術式は あるいは何か特殊な発動条件があるとか もしくは職媒を使用したかはたまた他人数 で魔術を使ったのかなどなど 考えれば考えるほど止まり行くはずの心臓 が高なるのを感じていた。ああ、本当に 無念だ。世界にはまだ俺の知らない魔術が たくさんあるだろうにその全てを知らぬ まま死んでしまうなんて。願わくば全ての 魔術を知りたかった。理解し、習得し、 極めたかった。もっと魔術の親に溺れ たかった。そんなことを考えながら俺の 意識は遠いていった。キュンキュキュン。 そして鼻を鳴らしながらすり寄ってくる。 ちをブんブン振りながら青向けになり腹を 見せているものもいた。10数匹いた ベアウルフたちは皆俺の周りでじれついて きていたな。何?おい貴様何をしている? 早くそやつを殺すのだ。ブーパズが命令 するがベラウルフたちは俺のそばから 離れようとはしない。それどころかテキに 満ちた目でパズを睨んでいた。ふむ。 こんな感じかな。俺は手のひから魔力を 生み出しながらつやく。俺の周囲を白い煙 のような魔力が包んでいた。ロイド様一体 何をしたんですかい?さっきからやってい た魔力の性質変化だよ。昼に食べた肉の味 や匂いを強くイメージして発動させたんだ 。さっきのシルファの料理微味ったもんな 。思い出しただけでよだれが出てくる。 ベアウルフたちも気に入ったようで 心地よさそうな顔で浴びていた。ゴアー。 パズが入っていたベアウルフも題始めた。 どうやら俺の放つ魔力を吸い込んだようで ある。おおおい貴様までふざけるなよ。 やめろ。吐き出すな。くお。ベアウルフは よだれをボタボタ垂らしながら口から黒い モヤを吐き出していく。モヤは新潟に 固まりパズとなった。おお、あれが本体か 。パズを吐き出し終えたベアウルフは俺の 元へ駆け寄ってきた。くんくん。そして 尻尾を振りながら俺の周りをくるくると 回っている。可愛い。わあわ。バカな子。 こんなはずでは残されたパズは雲の表情を 浮かべ息を荒らげている。許さん、許さん ぞ。おお。このクソガきが我が魔獣帝国の 邪魔をしようってズタズタにしてくれる。 辺りを漂っていた黒いモヤがパズへと 集まりその身体を包み込む。空気が震え、 俺にくっついていたベアウルフたちが警戒 心を剥き出しにした。モヤを取り込んだ パズの魔力がぐんぐん上がり、魔力も どんどん増していく。パズは銀の毛と漆黒 の翼を持つを持つ巨大な猿へと変貌した。 決まった実態を持たないが故えの変貌。 全ての力を出し尽くした真の姿とでも言う べきか。最初とは内放する魔力量が断違い だ。殺す。巨大化したパズは短くそ呟いて 俺に飛びかかってきた。倒したはずの魔獣 の復活による同様。それを畳みかけるよう にパズが上げる。ぐお。それを川切りに ベアウルフたちが突っ込んできた。この絵 たちも防御を試みるがすでに気迫で負けて いる。その上さらなる巨体であるパズも いるのだ。誰も彼もお呼び越しである。 そんなことでパツが遠慮するはずもなく、 大きく振りかぶった一撃がこの絵数人を まとめて捉える。ぐわあ。1振りでこの絵 たちは投ぎ飛ばされてしまった。続いての 蹴りを受けようとしたこの絵の剣が へし折れ、地面に投げ出された。1人、 また1人とパずに倒されていくこの絵たち 。レアウルフと相対していた者たちもそれ を顔色を青くする。 す、強い。あれが魔人とられるわけがない 。圧倒的な戦力差にこの絵たちは繊維を 失いつつあった。戦は乱れ獣輪を待つのみ と思われたその時である。彼らの間に一人 の風が吹いた。借りますよ。リンとした声 と共に駆け抜けたのはシルファだ。その 両手にはそれぞれこの絵のさやから 抜き取ったでアロー剣が握られていた。 草剣が太陽の光に反射しらりと光る。 ラングリス流剣術登り送竜。構えた剣を地 にすらせながらシルファはパズに向かって 走る。2本の線を地面に描きながらパズの 足元にたどり着くと垂直に飛んだ。その 登り様に繰り出される牽線。両客からどう そして肩には剣筋の跡がはっきりと残され ていた。ぬぐ巨体を駆けのりながらの 凄まじい斬撃にパズは埋めき声をあげる。 トンとパズの肩を足場にシルファは空中で 反回転する。両手の剣は逆手に握られてい た。準備を終えて翌日俺たちは魔獣狩りに 向かうことにした。アルベルト 引き入いるの絵は馬に乗りの踊り地折れが付与したい。彼らに護衛されるようにベルトその隣に俺が少しをファがついてくる。そうは出るのは初めてだったね。どうだい?外の景色を見た感想は実はちょいちょい抜け出しるんだけどな。 もっと言うと前世で橋がない平民暮らし だったので外の景色なんてそう珍しくは ないものである。はい。いろんな人たちが たくさんいて見ていて飽きないですね。ま 、そんなこと言うはずないけど全力で喜ん でおけばまた連れてってもらえるしね。俺 の目ろみ通りアルベルトは満足そうに頷い ている。あら、アルベルト様よ。を組んで どこへ行くかしら?きっと魔獣狩りよ。あ 、こっち見たわ。ひゃあ。アルベルト様。 街中を歩いていると裏たちがアルベルトを 見て黄色い声をあげている。モテモテだな 。確かにアルベルトはどこから見ても完璧 な王子様。世の女性たちがキャーキャー 言うのも無理はあるまい。ところであの 小さい子は誰かしら?初めて見るわ。立派 な服を着ているし君なのかも。うん。 可愛らしい顔立ちではあるけどアルベルト 様と比べるとね。同時にお礼も視線が注が ているようだ。あまり興味もなさそうだ けれど。俺がそんなことを考えていると シルファが重もしくため息を吐いた。 そして女性たちをきっと睨みつける。女性 たちはきっと悲鳴をあげ、そ草さと群衆へ と紛れていった。ふう。世の女性たちは 分かっていませんね。確かにアルベルト様 は素晴らし方です。ですがロイド様も負け ず劣らず素晴らしい。いえ、将来性を神 すればアルベルト様をも超える逸罪なんと 見る目のない。同じ女として投げかわしい ことです。何をブツブツ言ってるのだろう か。さっきが漏れてて怖いんですけど。 少し離れよう。俺は馬の腹を蹴り前へと 進ませるのだった。上期限で花歌を歌い ながら俺たちの戦闘を行く。行先が同じだ からと同行を申し出アルベルトもそれを 許可したのだ。もちろんただついてくる わけではなく魔物が出てきたら戦闘も こなしている。動力はこの絵たちより2段 は上といったところか。というか以前あっ た時より技が生えている気がする。あれ から修行でも積んだのだろうか。1人で 魔物を半分くらいは倒している。その強さ と性格から最初は警戒していたこの絵たち もタオに心を許し始めていた。全く アルベルト様もあんな怪しげな少女に同行 を許すなんてどうかしています。ねえ、 ロイド様。あはそうだね。ただシルファは タオのことが気に入らないのか不機嫌そう だ。俺もタオとは目を合わさないようにし ているのだがちらこちらを見てくる。 まさか俺のこと気づいてないよな。じいつ の間にかタオが俺の近くにまで来てじっと 見つめていた。うお、びっくりするじゃ ないか。ねえ君私たちどこかで会ったこと ないか。さ、さあ、分からないな。 いきなりの質問につい視線が泳いでしまう 。ムう。なんだか怪しいね。でも会ってる はずがないのは私にも分かるなのに。何な のこの感じ。やばいな。この視線怪しまえ ている気がする。その原因は間違いなく木 の呼吸だ。ついさっきまで修行のために木 の呼吸をしていたからな。呼吸の仕方が ロベルトと似ているから怪しんでいるの だろう。しくじったとはいえいきなりやめ たら不自然だしここは知らぬゾで押し通す しかない。あの時姿を変えていたのは不幸 中の幸いだったな。ロイド様森の方を見て くだせ。あの娘が探しているという祠ら あれがそうじゃないんですかい?グリモの 声に従い森の方へ視線を向けると木々の 隙間から振ぼけた石の建物が見えた。 ナイスだりも追い払うチャンスである。 タおあれが君の向かおうとしている祠じゃ ないのかい?おお、まさしくあの祠よ。 ありがとね。兵士の皆さんにもお世話に なったね。それでは私はこれで失礼するよ 。タオは慌たしくを下げるとすごい速さで 走っていった。ふう。よかった。なんとか バレる前に追い払えたか。ありがとな グリモ。へ、気にしないでくだせ。ロイド 様の使い間として当然のことをしただ けっすよ。それにこの程度であんたの信頼 を変えるなら安易もんだぜ。くん。何か 言ったか?いえ、何もそ、それよりあの 祠らなんだか妙な感じがしますぜ。そうな のか。魔術師として大切なものはまずは 家柄、次に才能、そして最後に努力である 。魔術師の素ウィリアムボルド。魔術学園 の入学式学長の挨拶で1番最初に言われた 言葉だ。魔術師というのはまず家柄と血筋 が大事でそれから才能努力なんてものは ほとんど意味がないと続けられた。家柄は 言わずもがな、古くから続く有意正しい家 には非少な魔術書と唸るほどの材力が 受け継がれ、代々積み重ねられた血脈は 魔術師として有利になるようより濃く深く 洗練されていく。才能も当然大事だ。魔術 を扱うセンス、独力、再現力、理解力、 身体能力、才能に優れたものはしばしば 家柄の確保も量する。そして最後に努力だ が、これは努力が無駄というわけではない 。努力はただの前提。魔術師を心す以上 心身ともに鍛え上げ、日々の修行は欠かさ ず魔術書を読み込むなんてことはみんなが やっている。だから日々懸命に励みなさい 。挨拶はそう締めくられた。まあしかし そんなことはどうでも良かった。俺は庶民 の生まれで大した才能もないと言われてい たが、魔術がただ好きだった。何もない ところから炎や氷、雷が生まれる神秘、 術式によって様々な顔を見せる奇跡 が自分の手で行われるという私服。あっと いう間に魔術の取った俺にとってこの魔術 学園での生活は最高だった。だがそんな日 は終わりを迎えることとなる。ことの発端 はとある公爵家借難の魔術書が盗難された 事件。誇りある貴族が盗みなどするはずが ない。そう言って彼が疑いの目を向けたの は魔術学園唯一庶民の生まれである俺だっ た。時なんでわかるんだ?見かされたよう な口ごもる俺を見てアルベルトはおかし そうに笑う。はっは。ロイドは可愛いな。 いいよ。話してご覧。お兄ちゃんが聞いて あげよう。ありがとうございます。えっと 、そのですね、実は最近不魔術を勉強中 でして、試してみたいから大量の武器が 欲しいのです。よかったらアルベルト 兄さんのこの絵たちの武器を貸してもらえ ませんか?アルベルトのような上位王子に はこの踊り事10数人のこの絵がいる。 当然テレン彼らであれば数本の権所持して いるだろう。非踊り時訓練を行っている だろうから使用感も聞きやすいし アルベルトのこの絵だから話も漏れにくい 。不魔術か。かなり使い手が少ない魔術 らしいが、そんなものを使えるようになる とはさすが勉強家だな。まだ始めたばかり です。失敗するかもしれませんし、あまり 効果ではない武器で構わないのですが。 ふむ。なるほど。実験材料が欲しいという わけだね。ウインクをするアルベルトに 頷いて返す。察しが早くて助かります。母 はロイドの考えてることは全て分かるよ。 魔術不要した件はこの絵たちも欲しがって いたからね。ある程度なら武器を無駄にし ても文句は言うまい。分かった。話をつけ てこよう。ありがとうございます。 アルベルトに霊を言い俺はその場を鳩に するのだった。高速で迫りくるパズ。俺の そばにいたベアウルフたちが立ちふがる。 ガう。ぐるお。もしかして俺を守ろうとし てくれてるのか?でも危ないぞ。知りか せようとしたが間に合わない。邪魔をする な。パズが両腕を振うとベアウルフたちは 引き飛ばされた。ヒャイン。地面に 叩きつけられたベアウルフたち悲鳴をあげ た。こいつ自分の眷属をなんてやつだ。 数ずは倒れすベアウルフたちには目もくれ ず、俺目がけて体当たりをぶちかましてき た。どすんと自動発動した魔力消壁ごと俺 の身体は湖へと吹き飛ばされる。だが風景 魔術非秘傷発動。風をまとった俺はコ面の 上を滑り中央あたりで止まった。しゃあ。 翼を広げ地面を蹴り即座に追撃してくる パズ。振り下ろされた右手から放たれる 魔力派を魔力消壁で受け止めた。おい、 自分で育てた大事な眷属だろ。殴るなんて ひどいじゃないか。何を言っている?我に 逆らう愚かな犬などもや眷属でも何でも ないわ。貴様を殺した後に全て首り殺して くれる。ひどいな。モフモフ。帝国を作る んじゃなかったのかよ。魔獣帝国だ。青を 真っ赤にして俺を殴りつけてくるパズ ダメージは全くないがそれでも魔力消壁を きしませるほどの威力ただ殴っただけ邪高 はならないこれも魔力の性質変化か両手に 魔力を集めて皇室化攻撃力を上げるよう イメージしているんだな。面白そうだ。俺 もやってみるかとはいえ素ではあれだし。 そうだ。鞄の中に武器があったっけ。 以前不術で使った鉄の探検。あれを使えば 剣で同じことができるよな。っていうか 強くなりたかったのなら身体を鍛えるなら なんなりやり用はあったんじゃないか。 面倒な思いをしてまで部下を集めるより よほど効率的だろ。楽しいから雲なく続け られるのである。パズは戦闘スタイルから して肉段が得意なタイプ。部下を集めて 命令を出すより身体を鍛える方が賞にあっ てそうだしな。俺が寝ても冷めても魔術を やってられるのも純粋に楽しいからだ。 魔術の修行は俺様もやってきたがそう楽な もんじゃねえ。シドを吐き、地味な反復を し、努力を重ねて少しずつものにしていく もんだ。それをロイドはそりゃもう楽し そうにやりやがる。毎日常今までもこれ からもだろう。そんなやに努力だなんだと 言ってるやが勝てるわけがねえ。グリモが ブツブツ言っているが吹きさぶ風の音で よく聞こえない。俺の言葉にパズは苦笑い を浮かべる。くふ我の配は楽しめなかった ことか全く無茶を言ってくれる。そう 言い残しパズの身体は砂のようにサラサラ と消滅していく。夫とsirリとなって 冷えゆくパズへグリモが大きく口を開け 吸い込み始める。どうやらその魔力を食べ ているようだ。え、魔人の魔力ってのは やっぱうまいぜ。力がかなり戻ってき やがった。こいつのそばにいれば上質な 魔力の補充にはこかねえ。この調子で魔力 を増やし、そのうちこいつの身体を乗って やるぜ。ブツブツ言いながら北りもその力 はほんの少し増しているように見える。 どうやら魔力を食べて強くなるようだな。 どうでもいいけど腹壊すなよ。そりゃもう ええ。俺の言葉にグリモは慌てて返事を するのだった。ごく普通の庶民だった俺は 血闘で命を落とし、何の因果王族として 転生した。サルーム王国第7王子 ロイドディサルーム。それが俺の新しい名 だ。今では10歳この生活にも随分慣れて きたと思う。ちなみに国の景色や文化 雰囲気と照らし合わせてみると俺は死んだ 直後にこの身体に転生したようだ。俺が 学園に通っていた頃、新しい王子がもう すぐ誕生するらしいとか言ってたしな。 少し申し訳ない気もするが、なってしまっ たものは仕方ない。兄たちはすでに成人し ており、年も離れていた俺は大い継承争い ともほとんど関係ない。おまけに身体も 小さく用姿も平凡、それに政治にも全く 興味を示さなかったので期待されてない ようだった。だが兄たちが王になるために 毎日毎日マナーや学問武術をみっちり学ん でいるのを見るとそれで良かったなと思う 。おかげで俺は大好きな魔術を思う存分 勉強させてもらっているからだ。朝起きて 図書館に引きこもり魔術書を読みふける 日々。その増料はとんでもなく魔術書だけ でも数百冊はある。礎から始まり専門的な ものに至るまでその全てに目を通した。 前世で基礎をしっかりやっていたおかげか 難しい魔術書も理解はできた。もちろん 魔術の再現も今は色々と応用するための 術式を編み上げている。ちなみにあの時を 殺した魔術は高価な媒体を使用したご師で 今見ればそう大した魔術でもなかっただっ たようだ。ちょっと残念。なお魔術が好き なのは隠してないが実力というかあれだけ の威力が出せるのは隠している。あんな 魔術が使えると知られたら絶対面倒なこと になるだろうし。そうなったら魔術の研究 どころではないだろう。期待されて多いが どう言われても困るしな。ちょっと変わっ た魔術好きの王子。これが俺に対する周り の評価であるべきだ。ロイド様どちらです か?ロイド様続けてラングリス竜拳術安か 非長パズの背に突き立つ双剣 ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ と激しい斬撃を繰り出しながらシルファは 着地した。目にも止まらぬ見事な検査だ。 おお、すごい。これがシルファの本気か。 このチョコマかしをってだがダメージは ないのか着地したシルァを狙いパズの蹴り が放たれる。しかし遅い。捉えたのは シルファの残像だった。残った足の前には 双剣を十字に構えたシルファがいた。 ニトラ2個相が相画上下左右から繰り出さ れる4連撃により先結が吹き出す。 シルファの顔色が変わる。深く食い込んだ 一撃にて剣が折れていたのだ。即座に剣を 捨てて離脱すると地陣に戻りボりと つぶやく。硬いですね。どうか皆様の持つ 件私に預けていただけますか?おお。この 絵たちはコクコ頷くと余剰の剣を集めて 地面に突き刺す。その数12本。やや心 なさそうにそれを見るシルファだがすぐに 気を取り直し剣を抜くサルーム王国 旧事係り権術師難シルファラングリス 押してまるシルファの構えた双剣が冷たい 光を放っていたぬ女不勢がパズがシルファ に釘付け気けになっていたその時である 数い 呼吸音 足元には両手を交差させる小さな影があっ た。タオだ。腰を低く落とし、構えたを ひねるようにして打ち出す。は、ズんと 重点音が響く気を込めた一撃。衝撃波が パズの足に走り、その巨体がよめき倒れた 。深めなリアブレ動作が長くて当てにくい けど威力はピカイチね。タオはニット笑う と倒れたパズに向けて手のひを返し クイくイと手招きをした。百下兼108代 目見習いタオゆイファかかってくるある 2人の攻撃を見たこの絵たちの表情が 変わる。お、俺たちもやるぞ。そうだ。男 を見せる時だ。震える手に剣を握りしめ ベアウルフラに向き直った。どうやら気を 取り直したようである。それを見た アルベルトが覚悟を決めたように頷く。皆 もう少しだけ持ちえてもらえるか。そして パズを見据え言葉を続ける。最上位魔術を 使う。なるほど。なるほど。そんなこと より魔力の性質変化ってどうやるんだろう 。俺は興味心身にパズの放っている魔力を じっと見ていた。全くえたものか関心した ものか一応聞くが魔術書以外には興味は ないのかな?申し訳ありませんが。ふむ。 そうだろうな。やはり城でやることも そろそろ限界があるよな。アルベルトに ついていればたまに射場に連れて行って もらったりできるがそれでも大っぴらには 動けない。せめてもう少し上のレベルの 魔術書があればいいんだが。そういえば城 の地下にショ庫があったっけ。アルベルト がぽつりと漏らした言葉に俺の耳が反応 する。鹿子にはあまりの危険さ故えに 取り扱いを禁じられた魔所の類いが たくさん封印されていると聞く。その中に は金種も多数含まれており、昔この国を 滅亡寸前まで追い込んだ魔人が封印された ものもあるらしい。魔女とは本物に魔力を 込めた魔道具のようなもので誰が使っても 効果を発揮するのが特徴だ。ただその作成 にはかなり高度な魔術知識と時間が必要と されるためその貴重さは魔術書とは比べ物 にならない。初級魔術を封じたものでさえ なかなか市場には出回らず城にも数札しか ないので俺もじっくり見たことはない。 特に強大な魔術が込められたものはあまり の危険さ故えに禁止扱いされ国で厳重に 保管されておりの際にしか使われないと 聞く。以前どこかの対戦で近所が使われた らしいがそれを唱えると敵軍に雷が 振り注ぎ一瞬にして壊滅させたという。 ただし術者はその反動で50年以上年を 取ってしまったとか魔人を封じるなんて 魔術が込められた金書がどんなものかなど 全く想像もつかない。どんな術式を 浴み込んであるのだろう。すごく気になる 。小さい頃に随分脅されたものだ。悪い ことをする子は金に封じられた魔人に食べ られちゃいますよ。なんてな。はは。言わ れてみれば確かに城の地下には不自然に 強力な結界が展開されているのを感じてい た。きっと国の重要書物などが入っている のだろうとあまり興味を持たなかったが そういうことなら話は別だ。画然ワクワク してきたぞ。アルベルト兄さん、その話 もっと詳しく聞かせてくれませんか? おいおいロイド妙に目を輝かせているじゃ ないか。まさか入ろうとしてるんじゃない だろうな。いきなり釘を刺され同揺しつつ も何もなかった風を予想笑顔を返した。や だな。そんなことするはずがないでしょう 。アルベルト兄さん。その割には笑顔が 引きっているようだがも元踊りこんなもの ですよ。あはあは。なんとか受け答えする が同様の成果こちなくなってしまう。どう にも演技をするのは苦手だ。しばらく じっと俺を見ていたアルベルトだが、すぐ に口元を緩めた。まあそうだな。そもそも 城の地下には城の魔術師が住人係かりで 編み込んだ結界が張られている。人目を 盗んではいるなど不可能だ。僕でも入るに は許可が必要だしね。アルベルト兄さんは 入ったことがあるんですか?ああと言って も入り口だけだがね。 というかそれ以上は入れなかったんだ。奥 から発せられるわ踊りじしい魔力の渦。 思い出しただけでもおじけが出る。魔人が 封じられた金所があるという話も信じて しまうよ。ブルルと身体を振わせる アルベルト。演技ではない。少しだけ顔が 青ざめていた。どうやら本当のようである と。まあそんなわけだ。ロイド、お前は 少し変わっているが無茶をする子ではない 。まさか行くわけがないと思うが。はい。 行くわけがありませんとも。俺は アルベルトの問に頷いて返すのだった。 シャールズの言葉を俺は驚きの声をあげる 。そんなことになればアルベルトラに 混じって王になるための勉強をしなければ ならなくなるし、他の王子たちと大いを 競そって争わねばならない。俺は気ままに 魔術の研究をしたいのだ。時期多い継承権 なんて真っぴらごめである。おお。 アルベルトが立ち上がる。反対してくれる のだろう。助かった。

【異世界漫画】ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される。 1~49,2 【マンガ動画】
【異世界漫画】ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される。 1~49,2 【マンガ動画】
【異世界漫画】ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される。 1~49,2 【マンガ動画】
世界漫画のチャンネル
異世界漫画の物語は英雄、悪魔、魔術師、刀、魔法についてです…
主人公は異世界に転生
チャンネルyoutube公開異【異世界漫画】コミックとアニメ
異世界に転生
ーーー
#漫画異世界 #マンガ動画 #異世界漫画 #異世界漫画 #漫画異世界 #異世界アニメ #異世界漫画転生 #異世界漫画最強 #異世界漫画魔王 #マンガ動画 #ComicsOnline
#ぼちさん
#異世界漫画
異世界漫画最新話,
異世界漫画,
異世界コミック,
漫画 異世界,
異世界,
異世界転生漫画,
異世界漫画最新,
漫画,
異世界漫画最強,
異世界アニメ,
異世界 漫画,
#異世界漫画,漫画異世界,
異世界漫画転生,
転生漫画,
面白い 漫画,
異世界マンガ,
異世界漫画 最新,
#漫画異世界 ,
面白い漫画異世界,
異世界転生 ,
いせかいまんが,
異世界漫画最強転生,
マンガ,魔術師

Share.

Comments are closed.